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今週のテーマ
会議番号:2709
お産の「産科医療補償制度」、知っていましたか?
投票結果
26
74
138票
395票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2009年04月20日より
2009年04月24日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
油井香代子 医療ジャーナリスト
この制度、思ったより知られていませんね。やはり、当事者にならないと、詳しい中身まで知る機会がないのか……
議長コメントを全文読む
1日目までに届いている投稿から...
1月出産し、適用を受けました。 (シルバ・神奈川県・パートナー有・36歳)
本制度がスタートした1月、加入医療機関で第二子を出産しました。制度の説明は一応受けましたが、お産は何が起こるかわからないのに、(緊急事態で)非加入の分娩機関に転院した場合などは補償の対象とならないことなど、重要な説明が無くやや不満を感じました。補償対象が脳性麻痺だけであるわりには30500円という高額な“掛け捨て”保険的なものであるわけなので、制度の周知と現場の運用に改善の余地があるように思います。
厚生労働省の天下り機関 (cookiex2009・東京都・パートナー無・40歳)
趣旨には賛成ですが、資金の用途が不明だというのが問題。また、この制度でカバーしきれない病気の赤ちゃんも出てくるということなので、不完全さが否めない。資金の用途については、徴収した金額と、実際に重度の障害等で給付金を受ける赤ちゃんにかかる経費を試算すると、かなりの額が余剰金になるというので、結局、この余剰金が厚生労働省の天下り機関のこの団体に無駄に使われてしまうのではないかと危惧する。使途を明確に公開するなどして透明性を確保してほしい。
診断時期で明暗がわかれる? (maimom・埼玉県・パートナー有・35歳)
先日、産科で制度の説明書を渡され、署名を求められました。それによると、脳性まひの診断時期が産後6ヶ月以降だと認められない可能性有と書かれていました。相手は小さな赤ちゃん、そんなに早く診断できるのでしょうか?医師か助産士から直接の説明頂きたかったですが、結局受付で署名しました。署名してよかったのか、少々心配です。また、費用についての説明がなく、こちらから訊ねてはじめて「通常の分娩料金に3万円加算するが保険で相殺される」と……。正直よくわかりませんでした。
拠出すべきは誰? (Pyonko・東京都・パートナー有・37歳)
システムについて聞いたことはあり、一定水準の産科医療を維持するためには必要だろうと思っていました。ただ、掛け金が医療機関ではなく、健保等の患者側から拠出されていることには驚きました。このほうが加入率も上がり、システムを維持しやすいのだとは思いますが、本当に拠出すべきなのは誰(どこ)なのか?という疑問が残ります。
出産とは未知なるもの (まりこんぐ・東京都・パートナー無・31歳)
二人の子どもの母です。出産を経験して、命を授かることというのは自分の力の及ばないこともあるのだということがわかりました。赤ちゃんに何かあったときに、医師がどんなに力を尽くしてもすべてうまくいくというわけでもないと思います。昔と違い今は、お産は安全なものという認識の方も多いかと思います。しかし、どんなに医療が進歩したとしても人の力の及ばない点はあると思うので、訴訟により医師を裁判などで責めるのではなく、こうした制度によって補償するというのも一つの方法だと思います。
子どもを産んだことないので (dokinchn・東京都・パートナー無・39歳)
産科医療補償制度って知りませんでした。日本は正常に生まれてきて当り前で、少しでもトラブルが発生すると医者の所為になって訴訟問題になる。だから産婦人科になりたがらないって聞いたことがあります。こういう制度はありがたいと思います。
本当にいい制度か? (ぴょこん・神奈川県・パートナー無・37歳)
脳性麻痺は2000人に1人の罹患率だそうですが、先天性の心疾患の方が1000人に3〜4人ということで目立って多い数ではないと思いました。本当のところ、国としては、「訴訟」が多いために、産科医の負担を減らすために、「産科医療補償制度」を立ち上げたのだと思います。結局は患者側が支払ったお金で「保険」に入ったような形になるのは、如何なものかと思います。過酷な労働から、過労で倒れ退職された産科医をみているので、根本の救済にはならないと思います。
産科医不足の解消 (Coco Bennie・広島県・パートナー無・40歳)
私は未婚で子どもなしですが、産婦人科医の不足については身近に話し合う仲間がいて、よく話題となります。友人に医師が多いため、かつて教え子だった若い人の相談に乗ることがあります。医大生が産婦人科になることをためらう大きな理由として、他の診療科に比べて、訴訟が非常に多いことを挙げます。若いお母さんの中には、出産や育児に対する意識が不十分で必ずしも医師の側だけに非があるとは思えないことも多いですが、私は、この制度で訴訟が減り、産婦人科医不足解消に期待します。
妊産婦さんが安心できるように (いんこいんこ・大阪府・パートナー有・46歳)
わが子が誕生した際、心身ともに健康であることが一番の望みです。医学が進んでも、お産のリスクはゼロにはならないので、制度ができたのは進歩だと思います。まずは産科医不足を解消し、妊産婦さんが安心してお産に臨める体制つくりが何よりです。
医療従事者も人間 (ポーチュラカ・福島県・パートナー無・41歳)
産科医療補償制度については今回はじめて知りました。結婚や出産という世界に疎い私は、まったく知識がありません。医療サービスにつきものなのが医療ミスです。産科医の不足などがとりざたされるこのごろですから、この制度は産科医療の従事者を守る意味では良い制度かもしれないと思います。
2日目の円卓会議の議論は...
予想以上に知られていない産科医療制度。保険額は妥当?
この制度、思ったより知られていませんね。やはり、当事者にならないと、詳しい中身まで知る機会がないのかもしれません。
とはいえ、
知らないまでも、あった方がいいという声が多かった
のは、産科医療が社会問題になっているからでしょうか。知らないと答えたdokinchnさん、Coco Bennieさん、いんこいんこさん、ポーチュラカさんともに、この制度に肯定的で、特に「産科医不足解消に役立つのでは」というご意見でした。確かに、
制度の第一の目的は脳性まひの赤ちゃんの補償ですが、その裏には産科医不足解消という狙いがある
のも事実です。
一方、知っていたという人からは、制度の不備や問題点を指摘する声が多く寄せられました。シルバさんは実際に出産を体験して説明を受けたということですが、
説明が不十分で中身が正しく知らされていない
ということでした。Maimomさんも助産師や医師からの説明がなく「正直よくわからなかった」ということでした。お二人の体験から、説明不足で制度に不信感を抱いている妊婦さんが、他にもたくさんいるのかもしれません。こういった声、とても参考になります。
まりこんぐさんが出産は何があるか分からないので、制度による補償が必要というご意見、cookiex2009さんやPyonkoさん、ぴょこんなどが制度の疑問点を指摘くださいました。私も、制度ができたことはよかったと思いますが、掛け金や補償対象の見直しなど、改善すべき点もあると思います。
そこで、
次回は皆さんの疑問で多かった掛け金について考えてみたい
と思います。脳性まひの赤ちゃんは原因不明のものも含めて、1,000人に2人といわれ、年間500〜600人程度、最大でも800人程度といわれています。週数などに細かい規定があり、このうち全てが補償の対象になるわけではなく、200〜300人程度と推測されています。また、cookiex2009さんが指摘する
余剰金
の可能性に加え、保険会社は民間の6社と共同契約していますが、公の健康保険からの資金で民間の保険会社が利益を上げる仕組みはいかがなものか、という声もあります。
1分娩あたり30,000円という掛け金が妥当なのか、民間保険でいいのか、国保や健保からの拠出でいいのかなど、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。保険の制度に強い人のご意見もお待ちしています。
油井香代子
医療ジャーナリスト
「例えば日本の産婦人科の選び方がそもそも間違っているんです」
佐々木かをり対談 win-win > 第47回 伊藤隼也さん
「医療事故は刑事事件にすべきだと思いますか?」
医療事故を「警察」が捜査すべきなのかどうか
「産科医、小児科医の不足を実感していますか?」
産科・小児科医などの医師不足が、女性医師の負担をより重くしている
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