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今週のテーマ
会議番号:2797
泡瀬干潟の埋め立てに賛成ですか?
投票結果
3
97
10票
385票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2009年09月07日より
2009年09月11日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
マエキタミヤコ サステナ代表
すごい! 98%反対だ。全体では5位だけど。 ちょっと驚きました。 コメントも「なんで埋め立てるの、わけ……
議長コメントを全文読む
1日目までに届いている投稿から...
反対です (あらうそほんと・長崎県・パートナー無・46歳)
諫早に住んでいます。有明海の諫早沿岸は、ここ何十年も国の予算をつぎ込んで埋め立てをしましたが、成果が不明瞭です。大掛かりな工事で周囲の光景が激変しました。植物や動物を一切排除しているような堤防のみです。周辺の住民にとって、風水害の影響はなくなってよかったように思えます。しかし滅んでしまった生き物をよみがえらせることはできません。ムツゴロウの元気な姿を見ることも、いまはほとんどありません。
野鳥の住処を守るために (りん1979・千葉県・パートナー有・30歳)
私の家の近くに谷津干潟があり、たまに野鳥を見に行きます。これまで見たことがない野鳥がたくさんいて、羽を伸ばして他種の野鳥とくつろいでいる姿を見ると、人が守ってあげないといけない、人のエゴだけで棲み処をうばってはいけないと考えさせられます。野鳥だけではなく、絶滅しそうな貝や虫もたくさんいます。干潟をなくしたために生きていくことができなくなった野鳥や虫たちがいることで、食物連鎖をはじめとした関係が崩れていくことを考えて欲しいと思います。
誰かにとっての甘い蜜 (Lafayette・東京都・パートナー無・34歳)
反対の理由は、建設される商業施設の採算性が非常に低く、干潟を埋め立ててまで建てる価値があるものではないということです。地元の人にとってメリットがあり、合意がなされたうえでの建設であれば止むを得ないのでしょうが、どうやら「埋め立てから建物の出来上がり」に携わる人にしか実質的なメリット(金銭)がないように思われます。雇用が生まれたとしても、将来性がないのであれば、いずれその雇用も失われます。ニュースでも、芸能報道よりこういった問題をもっと取り上げて欲しいと思います。
泡瀬干潟は国民の財産 (soo_007・茨城県・パートナー有・43歳)
たまに観光客として沖縄に行くだけですが、泡瀬干潟の埋め立ては気になっていました。那覇から近くてあんなに自然が残されている貴重な干潟は国民の財産です。今からでも遅くはないと思います。なんとか泡瀬干潟の自然を守っていけないかと思っています。
埋め立てる理由 (くみお・岡山県・パートナー有・39歳)
埋め立てを推進する立場の方に、その理由を尋ねてみたいです。言及されている商業施設は、埋立地でないとダメなのでしょうか。参考URLの写真をパパッと見ただけですが、こんなきれいな海を埋めてしまおうと思いついたのには、それなりの理由があるのではないでしょうか? 背に腹は変えられない事情は何なのかと問いたいです。
地元の人にもっと理解と知識を! (mattun-jun・東京都・パートナー無・34歳)
反対です。以前、沖縄に住んでいました。その頃から、県民の方の多くが、地元の自然環境にあまり興味がないことが気になっていました。家庭教師先で、沖縄の海の素晴らしさを伝えたら、子どもたちは「自分が褒められたようで嬉しい」と言ってくれました。学校や家庭で、そのように言われることがなかったようです。まず、地元の皆さんに沖縄の自然の素晴らしさをより理解いただき、その環境とともに上手く成り立つビジネスモデルを地元の方が作っていく必要があると思います。
知らなかった! (ricosmile・埼玉県・パートナー有・33歳)
こんなに豊かな自然が残っているとは知りませんでした。イマドキ商業施設なんて時代錯誤、みすみす作っては取り返しの付かないことになると感じます。どうせ作るなら、流行のエコツーリズムを取り入れた形で自然をそのまま残して欲しいです。
土木依存体質からの脱却が必要 (くろねこやまねこ・大阪府・パートナー無・40歳)
環境破壊が危惧される中で進める目的は何なのでしょうか? 泡瀬干潟の問題は事実関係に詳しくないので、一般論的な見解になりますが、地域経済を守るという御旗の下に、相変わらず土木工事に税金が投入されている事を懸念します。土木業界を潤わす程度しか期待できない工事に税を投入するよりも、将来の地域経済を支える新産業を孵化させるために税金を投入してもらいたいと思います。
もう土地を広げないで (佳華・広島県・パートナー無・47歳)
人口が減少に転じたのであるから、もう土地を無理して広げる必要はない。政権交代したのだから、有明海の干拓も即刻元に戻して欲しい。何よりもそこにしか生息していない種を絶やすわがままは、我々にはないはずだ。
客観的に見てもNOですね (靖・東京都・パートナー無・37歳)
過激な自然保護団体の埋立反対論かどうかを、インターネットで一応調べましたが、そうではないようですね。司法の場でも事業主の県と市の敗訴という結論になっていたのですね。開発による経済効果も期待できないようだし、逆に自然を残す形の方が利点が大きいと私は判断しました。今、丁度国の政権交代があった中で、民主党の鳩山代表などはどう考えているのか、聞いてみたいです。トップダウンで建設の中止を行うしかないような気がします。
2日目の円卓会議の議論は...
自然をくずす工事は、失業対策になるのかな。
すごい! 98%反対だ。全体では5位だけど。
ちょっと驚きました。
コメントも「なんで埋め立てるの、わけわかんない」というものが多かったので沖縄で現地の事情をよく知る人に聞いてみました。
ひとことで言うと、失業対策(土木工事をする人の賃金になる)。
Lafayetteさんのコメントに「雇用が生まれたとしても、将来性がないのであれば、いずれその雇用も失われます」とあります。本当にそう! いただき! これはウィズダムワードです。私たちも含めて。ダマされないためには、「いまは雇用になると思っても、倒産しちゃったら、モトのモクアミ、だよ」と、「ふたことめには、いわなくちゃ」。ありがとう、Lafayetteさん。
(近ごろ「毎度すかさず入れるカワイイ反撃合い言葉を決めてみんなで一斉に使う」という作戦がお気に入り。特に、混んでる電車の中での友だちとの立ち話、と、社内エレベーターの中でのおしゃべりが効果的。周りの人の耳が立つのがわかります。)
mattun-junさんのコメントにも感銘を受けました。沖縄で家庭教師をしていて、生徒である子どもに海を褒めたら「自分が褒められたようで嬉しい」といわれた、地元の人はあまり自然に興味がない、という話。これは、私も聞いています。
豊かすぎて、わからなくなっちゃう、というこの罠に、私たちは落ちないように常に気をつけなければならないのですね。
失ってから大切さを知るのは、失恋だけで、結構。
なので、今日みなさんに求めたい知恵は
「自然環境にあまり興味がない(という意見の多い)沖縄の県民のみなさんに、どう言ったら、泡瀬干潟を埋め立てないでもらえるか」。
ちなみに民主党のマニフェストには泡瀬干潟は見直し。でも現地で今回の衆院選で当選した民主党議員の玉城デニーさんの発言は、まだどちらとも取れるもの。soo_007さんのコメントにも「貴重な干潟は国民の財産です」とありますが、大手マスコミはびっくりするほど、こういう問題に鈍感。不勉強。優先順位が低い。記者不足。取材力不足。報道力不足。だから多分、政治家も、そうなのでしょう。なので、
それを私たちが補わなくちゃ。
みなさんの知恵、ください。待ってます。
そして、これが、私の沖縄の大切な友人が一気に書いてくれた「埋め立てる理由」。さっき私が「ひとことでいうと失業対策」と言った、もとの原稿です。ぜひ読んで参考にしてください。
* * * * *
泡瀬干潟を埋め立てる理由は「海に開かれたマリンシティー」というコンドミニアムやホテル、人工ビーチやマリーナを中心とした国際交流リゾート拠点を作って、6,000人の雇用を見込もう、泡瀬干潟のある沖縄市の経済を活性化して、失業を減らそうという計画が、かつてあったから、です。
ところがこの計画は80年代バブル期のもの。埋め立て工事は大きいので、一期・二期と二つにわけてあり、いま一期工事が行なわれています。しかしバブルは崩壊。このリゾート計画には無理がある(採算が取れない)ことが明らかだったため、国予算がつかず、埋め立て手続きも進みませんでした。
ところが、泡瀬干潟に近い中城湾(なかぐすくわん)新港地区の港湾整備に伴うしゅんせつ土砂の捨て場として、泡瀬埋め立て事業を利用すればいいじゃないか、となり、国・沖縄県の埋め立て事業が始まりました。当時の沖縄市や沖縄県の、なんとか工事がしたい、埋めてリゾートを作りたい、というもくろみと、国の土砂捨て場が必要というニーズが結びついてしまったわけです。その後、一度も見直しのない土地利用計画や市民グループの調査活動によって泡瀬干潟やそれに続く浅海が多様な生物の暮らす類まれで貴重な環境であることが明らかになり、埋め立ての中止を求める声が大きくなってきたのです。
06年には泡瀬埋め立て事業は「市民の声を聞いて判断する」と主張した市長が当選。一期工事は進める、二期工事は困難という判断をしました。
また、埋め立てに反対する市民が起こした訴訟では、「土地利用の主体となる沖縄市が、二期工事は困難としたのだから、この事業全体の経済的な合理性はなくなったわけですね」ということで、沖縄市と県に対して公金支出を禁じる判決が下りました。しかし、市と県はこの判決を不服として「控訴(こうそ)」しています。埋め立てを推進しているグループは、時代にあった土地利用に見直すことは必要だけど、埋め立てそのものは必要だと主張しています。この事業の一連の経緯を見ますと、埋め立ててそこで何をするのかよりも、工事をして仕事を増やそう、ということが目的となっ ていると思えます。
マエキタミヤコ
サステナ代表
「あなたは世界を変える情報の担い手ですか?」
マエキタさんが議長を務めた2009年3月の円卓会議
「話題の広告クリエイターに学ぶ「大事なメッセージを伝える方法」」
マエキタ議長が参加した、国際女性ビジネス会議 分科会
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