
地区ごとの予算化に疑問(21・長野・パートナー有・32歳)
赤い羽根・みどりの募金など、地区で集金に来るため寄付をしています。ただ、その集金袋には、「地区の目標が○○万円のため、一世帯あたり500円が目安」と印刷されていることに疑問を感じています。「目安」と印刷されていますが、実際には「500円でなければいけない」と言われます。いつもこういった募金については気持ちよく寄付ができません。地区ごとに予算化するのはなぜなのでしょうか? たくさん集まることで地区に見返りがあるからですか? 本当に嫌な気持ちです。県の共同募金協会に問い合わせをしましたが、回答がありません。誰も疑問に思わないのでしょうか。
子どもが親の姿を見て関心を示す(みのり・福岡・パートナー有・39歳)
交通遺児や自死遺児のための「あしながさん」に、毎月1000円の寄付。自動振り替えです。金額は少ないですが、ちりも積もれば……と思っています。そんな中、子どもが自然とユニセフに関心を持つようになりました。わたしは、自己満足かもしれないと、よく思うことがありますが、それでもいいじゃない、と思っています。大好きだった祖父が、街頭募金では、必ずお札を入れていました。代わりに入れに行くわたしは、うれしかった。募金を通り過ぎることができなかった祖父に、「もしかしたら、だまされているかもよ」と言ったこともありますが、「それでもいいよ」と言っていた祖父……。わたしも同じ気持ちでいます。
誰にとっても大事なお金(kiitos・東京)
寄付をするのは、地域の養護学校が主催するバザーへの物品提供や、交通基金への募金などです。これらはどのような使い方をされているのかがはっきりしているので,
協力させてもらっています。学生だったころ、赤い羽根募金の呼びかけをしていたとき、通行人から「あんた、お金がどう使われているかわかる? 説明しなさいよ。説明できなきゃたかりでしょ? あたしだって苦しいんだから!」と怒鳴られたことがありました。誰にとっても大事なお金、受け取った側は受け取ったお金でどのような変化が起きたのか明確にすることが大事だと思うようになりました。
「文化支援」という国際貢献に共鳴(パレアナ・東京・パートナー有)
貧者の一灯ではありますが、ユニセフや教会など、有効に活用してくれそうなところに寄付をしています。先日、画家の平山郁夫氏の「文化財赤十字について」という講演会を聴いた際、「早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター」の存在を知りました。ユネスコ親善大使でもある平山氏の国際貢献スピリットを精神的支柱とし、国内外における社会貢献活動を広く展開することを目的としているそうです。平山氏は、私財を投じて世界中に分散している日本の古美術品の修復に情熱を傾け、「お互いの文化を理解し合うことが平和への道」と説かれていました。人道支援以外にも、「文化支援」という国際貢献があることも知りました。こういう活動でしたら、進んで寄付をしたいという気持ちを持ちます。
家計簿の年間予算に計上(ゆん21・東京・パートナー有・27歳)
アフガニスタンに妙に親近感を覚え、組織にも好感が持てるので、自分の誕生日ごとに、ペシャワール会に寄付を続けています。日本の戦後復興にも、海外のささやかな寄付が使われたことでしょう。お返しというわけではないのですが、今、寄付に頼らず生活できるのだから、ささやかながらも、大変な国のことを考えたいと思います。そのほか災害援助もいろいろありますが、信頼できると思える組織で、少しでも役に立ちたいと思えたときには、物やお金を寄付します。そんなふうに気持ちが動いたときに寄付をする、という感じではありますが、家計簿の年間予算にも、あらかじめ寄付の予算を計上しています。