
親を早くに亡くしたため(ivory・大阪)
フォスター・プランに寄付をしています。ペアレントは現在していませんが、親が早くに亡くなり、金銭面で進学をあきらめたりとか、いろいろあったので、これから生まれくる子どもたちが良い人生を送る手助けになれるのならと思って。出生地や親は、自分では選べないですから。ウェブで援助内容のレポートを見ることができるのが助かります。最近はクレジットカードを利用した額に応じて、カード会社がNGOに寄付するタイプも増えているようなので、これにもちょっと興味があります。
子どもを守ってもらうために(Murasaki・岐阜・パートナー有・48歳)
「心の保険」代わりに寄付をしています。初めは、子どもが初めて親を離れてキャンプに参加したとき、心配だけれど何もしてやれなくて、でも気持ちよく送り出してやりたい、そんな気持ちを、ユニセフへの寄付に代えました。世界には不遇な子どもたちがたくさんいるのに、自分の子どもだけが楽しむことができる、その申し訳なさを寄付で埋め合わせる、その代わり子どもをお守りください、という祈るような気持ちです。
それ以来、楽しい冒険のときばかりでなく、全身麻酔で手術を受けるときや入試など、子どもたちの大事な試練のときにも必ず寄付をしています。すると、心が落ち着いて、余計な心配をしなくてすむのです。ですから、まったく自分自身のための寄付なのですが、それが役に立つならば一石二鳥と思っています。子どもたちに時々寄付をしていることは言いますが、その理由はまだ話していません。
物言わぬ盲導犬の目の訴えに(Kylin・大阪・パートナー有・45歳)
街角の路上の低い位置に、つぶらな瞳が並んでいるときがあります。物言わぬ彼らの目は、口以上に訴えるものがあります。そうなると、もういけません。わがパートナーは一目散に駆け寄りわずかばかりの寄付をして、撫でてやります。彼らとは盲導犬です。全国に、パートナーを待つ目の不自由な方々がいます。寄付を必要とする人々ほど、なかなか経済的に苦しいと聞きます。「自分のもできるささやかなこと」はどんどん実践していきたいと考えています。
子どもには「自分が作ったものを贈る」方法で(ゆかりっくす・神奈川・パートナー有・30歳)
わたしの子どもはまだ小さいので、教えるのもこれからですが、「寄付」という形は教えるのが難しそうだなと感じています。数年前に、「日本の絵本に、後進国の文字に訳した文章のシールを貼り付けて贈る」というボランティアに参加しましたが、こういう形からスタートすると、子どもにもわかりやすいのかなと思います。小・中学生のころに学校で後進国の子どもたちに物資を送るというのが時々ありましたが、ある年から「直さなくてもそのまま使えるもの。できれば汚れの目立たないものか新品」という指定が入ったのを思い出します。無意識のうちに「後進国なんだから、汚いものでも、もらえれば喜ぶだろう」という侮辱をしている人が多いのかもしれないですね。
自分の子どもだけでなく(美希・千葉・パートナー有・35歳)
ユニセフのマンスリーサポートプログラムに登録し、毎月、自分の口座から寄付が引き落とされるようにしています。きっかけは自分の子どもを出産してから、テレビや新聞で「子どもが亡くなった」というニュースを見ることに耐えられなくなったからです。これまでは、テレビに向かって、その国の政府や首相、大統領の悪口を言うだけでしたが、自分が何も行動していないのに文句だけを言って、あとは知らんぷりをするのは同罪だと思うようになりました。
今、戦争や飢えで亡くなる子どもがいる一方で、自分の子どもには、どんなおいしいものを食べさせようか、どんなかわいらしい洋服を着せようか、どんな絵本を買おうかと、毎日考えていることに後ろめたさを感じたのも事実です。仕事や育児をかかえた今、現地に飛んでいってボランティアをすることはできませんが、寄付という形でなら、今すぐ自分もできると思いました。2歳になる子どもがもう少し大きくなったら、「ママはこういうことをしているよ」と話したいと思います。ユニセフは写真付きの活動報告の冊子を送ってくれるので、それを一緒にめくりながらお話できると思います。

心が豊かになれる(うい・兵庫・パートナー有・30歳)
これを書いている今はNoになるのですが、もうすぐ寄付(フォスターペアレントという機関)の資料が届くので、小さい額からですが始めてみたいと思っています。自分たちの村に水道ができましたってうれしそうに話す子どもたちの写真を見て、わたしも微力だけれど協力できないかなと思ったからです。毎月支援をする人には、年に1回、現地の子どもさんからお手紙が届くそうなんですが、自分の小さな行動がちゃんと海の向こうに伝わっているんだと実感できたらうれしいですよね。少し心が豊かになれるような気がしています。
イー・ウーマンサーベイを機に考えよう(エイラ・福岡・パートナー有・31歳)
街で募金活動をしている時に募金する程度です。寄付をしたい団体が2つありますが、自分の生活で手一杯と言うのが現状です。“グラプラさん”がしていらっしゃるフォスターペアレントは、ずっとしたいと思っていながら、ペアレントとしてチャイルドが成人するまで責任を持てるかどうか不安で二の足を踏んでいます。このサーベイを機に、今一度真剣に考えてみようと思います。
まずは行動しないと!(有依・埼玉・パートナー有・26歳)
寄付したお金が何に使われているのか、良くわからないというのが理由ですが、実はそんなこと自分で調べるべきなんですよね。洋服を捨てるときに、着る服に困っている人もいるんだよなあという気持ちは沸きます。思ってばかりじゃなく、行動しなくてはいけませんね。
募金額の「目安」提示に疑問(aim↑・30歳)
自発的には街頭で募金箱に入れる程度、赤い羽根などの戸別募金が来ると募金していました。しかし、ある年「600円です」と、あらかじめ書かれた領収書を持って玄関先に。募金を強制しているように感じ、また金額提示を疑問に思い尋ねると、「あくまで目安です」とのことでしたが、どうも釈然とせず断りました。広報誌などに掲載される募金実績、配分結果まで見て納得してこそ、生きる募金だと思います。