
正しい判断と賛同(xxxmiyazixxx・東京・パートナー有・31歳)
うちの会社は社長が株を売って、とある会社のグループ傘下に入りました。正しい判断だと賛同できるタイミングでした。嫌なら会社をやめれば良いと思います。考え方が合わなかっただけのこと。実際辞めた人もいました。株式会社に勤めようと思った時に、覚悟しておいても良いことなのではないでしょうか?それが嫌なら、そうならない会社を自分で起こすのも手ですよね。
社員の気持ちは?(なみなみ・東京・パートナー無・37歳)
友人が勤めてた外資系銀行が買収され、一人は転職し、一人はそのまま残りました。私も、前の会社が他の会社に買収されそうになり、社員一同、反対していた、という経験をしました。そのため、M&Aは結構身近に感じています。M&A問題では、よく株主の方たちのことが重視されていますが、私はそれより社員だろう、と思っています。ライブドアの件にしても、会社と株主にとっての損得は議論されていますが、社員の意見ってどうなんだろう、と。堀江さんがやったことは違法ではないし、欧米ではよくあることなのかもしれませんが、だからと言ってそれがいいとは思いません。日本には日本のやり方があるでしょう。古い、ということではなく、日本(人)に適した方法があってもいいと思います。ライブドアがこのままニッポン放送の主導権をにぎったとしても、社員の同意が得られないのであれば、会社の質としてはいかがなものかと思うし、ネットワーク事業との連携も、うまく進行していかないのでは、と思います。社員あっての会社です。会社と株主の損得、そして社員の気持ちを考えて、M&Aは行われるべきと思います。
マネーゲームか企業戦略か?(A6M2・愛知・パートナー有・48歳)
上場企業でM&Aを拒否するのは論理矛盾だと思います。問題は,従業員や顧客を無視して、マネーゲーム的なM&Aが行われることです。ライブドア対ニッポン放送/フジテレビの件は、どっちもどっちだと思います。M&Aは、企業戦略の選択肢の一つだと思いますが、従業員と顧客の立場を無視したM&Aは結局失敗すると思います。米国の例が全てを物語っていると思います。買収企業を解体して金儲けするか、企業価値を高めて全てのステークホルダーに利益をもたらすか。後者の場合は、従業員と顧客の支持が不可欠です。会社は株主のものという単純な理屈で、全てが割り切れるものではないと思います。
弊害は大きい(イスタンブール・関東・30代・パートナー有)
取引先でM&Aを手がける会社数社とお付き合いをさせていただいていました。ここ最近は「企業の成長戦略としては当然」というイメージに変わってきているように思います。成功例をみると業界での地位や売り上げを上げ社会的なイメージも刷新し以前の姿が思い出せないほどになっていることも。その意味では確かに「成長戦略」のひとつなのだと思います。若手のビジネスパーソンの中には「M&Aはカッコイイ」という印象を持っている方も多いようです。でも実際には文化の違う企業がいっしょになることの弊害は大変なもの。当事者になるとリストラされる危険にもさらされ、泥沼化した状態を通り抜けなくてはならずその最中は大変なストレス下にさらされてしまいます。そのドロドロした部分に焦点をあてることも大切だと思います。