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日本の公的介護保険は、2000年に施行され、現在5年目。今年、初めての制度改正を迎えています。高齢化の進むこの社会で、一人一人の高齢者が介護を必要とする期間が長期化したり、介護を担う家族が高齢化していること、また、家族の介護に伴う負担が女性の就業機会を奪っていることなどから導入された介護保険制度。世界でもドイツに次いで日本が2番目の導入で、社会保障のあり方を抜本的に見直した、画期的な制度だといえます。
しかし、ハイスピードで進む高齢化によって早くも財政は困窮し、「老人ホームや保険施設などのサービスが充実していない」「軽度な人に対するケアが少ない」といった問題点も指摘されています。
皆さんは、この介護保険制度について、どのように感じていらっしゃいますか? 実際にご家族の介護などと向き合っている方、今後向き合うことになるかもしれない方々の期待、不安、経験談などを聞いてみたいと思います。
今月10日、介護保険法の改正案が衆議院を通過しました。親や自分自身の問題として介護について考えたとき、この制度をどうして見直していくべきなのか、1週間皆さんと考えてみたいと思います。