

男女それぞれの特性が活かせる職場づくりを(Jane・東京・既婚・27歳)
仕事の適正に関してですが、現在の日本社会ではあると思います。会社によっても違うと思いますが、たとえば、女性に営業を第一線でバリバリやらせたとしても、体力的に男性と同じ活動はできないと思います。女性には女性のやり方があると思いますし。男性はわかりながらも、自分の身を守るために、そういったことを否定する人が多いと感じます。男性と同じように「遅くまで働きなさい」とか「朝早く来なさい」とか……。形式的なワークを重要視する人が多いと思います。
女性を本当に活躍させたい、育てたいのなら、出産した後も営業できるような環境を、整えていくべきではないでしょうか。少子化が問題視されていますが、第一線で働き、自己実現をしたい女性はたくさんいます。優秀な女性の活かし方を十分検討した上で、男女それぞれの特性が活かせるような職場づくりをしていかなければいけないと思います。その土壌ができてはじめて、男女が平等に働くことができるし、また今回のタイトルにある「男女それぞれの特性によって左右される仕事の適性」を議論できるような気がします。
体力的に差はあるが……(マース・既婚・32歳)
消防士をはじめ、人命救助などに携わる職業は、男性の体力が大いにに活かされると思います。しかし、事務職に関しては、男女の特性を感じるような仕事ではないと思います。体力的な面では男女の特性に適した職業があると思います。しかし、「女性独自の感性」などといった言葉を聞くと、感性の面に差はないのに、と思います。
自分よりも、相手の意識(nanachann・既婚)
性差による適性は、多少あるとは思います。でも、それより大きいのは個人の性格、個人の適性ではないかとも思います。性差による適性について考えさせられるのは、相手先の受け入れ方です。こちらは意識していないのですが、相手が意識していることが多くあります。仕事柄、病気を持った方々と接しているのでそう感じます。母のような人を求めてくるクライアントが多くいます。

「女性に使われたくない」と思っている男性が大半(okochi)
適性自体に差はないと思うが、仕事の上では「女性に使われたくない」と思っている男性が大半である。女性が男性より上のポジションにつくと、たしかに男性は、陰湿な嫌がらせをしたりするという事実もある。女性が管理職になったとしても、内部のコミュニケーションがうまく計れないなどの問題が起こったり、男性以上に孤独やストレスに耐えられないと、職務をまっとうするのが難しいどころか、自分の足を引っ張りかねないと思う。
職種によっては、適性もあるが(Rum・千葉・既婚・32歳)
以前勤めていた職場はまだ古い体質で、男性の上司ばかりでした。職種が変われば、女性が上司の会社なんてたくさんあるし、仕事の適性といっても、役職に関しては男女に差はないと思います。わたしは「役職=責任職」という意識を持っていますから。
ただ、職種によっては、適性もあると感じます。女性が不利ということではなくて、男女それぞれが、もともと持っている優れた点というものに、ある程度の違いがあると思うからです。しかし、それは個人によっても違うので、男女で差をつけることはできないのではないでしょうか。
「偏見による目」を育てていくことになるのでは(はるたいママ)
ある程度適性があったとしても、自らそれを認識することで克服できるのではないか、と思います。わたしは株のディーラーをやっていますが、いざという時に、女は度胸がなく、弱腰になったり、感情的になったりするのではないかという意識がある中で、そうならないように心掛けています。女性ならではの心遣いを活かせる職場や職種も、たしかにあるでしょう。しかしわたしの場合は、むしろ中性的に、「プロのディーラーとしてどうあるべきか」が大切で、女性という立場には、あまりこだわりません。たとえば、「女性の上司はいやだ」という、男性の感情的な面は否定できないと思います。でも、これだけたくさんいる人間を、男女という二つのカテゴリーの中でだけ論じるのは、了見が狭いと思います。それは、人種差別や、血液型で性格を決め付けたりするような、「偏見による目」を育てていくことになるのではないか、とも思います。
男女というより、どれだけ経験を積んできたか(miechan)
基本的にはなく、単純に個人差だと思います。男性でも、感情的になることもあれば、優柔不断な人もいます。また、自分自身を客観的に見つめることは、男女というより、そういった経験をどれだけ積んできたかによるのでは? たしかに、体格や体力は違いますが、そのことが適性として、決定的に作用する仕事は限られているように思えます。女性でも自分の意識によっては、体力の調整はある程度可能でしょう。たしかに30代も半ばを過ぎると、徹夜の連続など、女性のほうが無理がきかなくなることは認めますが。
サービスにおいては、男女差があるとは思えない(あるばーと・神奈川・既婚・36歳)
非常に難しいテーマです。サービス業の「適職」として考えれば、自分ではなく、サービスを受ける側の受け止め方次第ではないかと思います。例を挙げれば「看護婦」が「看護師」になり、「助産婦」ではなく「助産師」と呼び名が変わったにもかかわらず、依然としてその職に女性が多いということ。そこに不自然さを感じるか、納得するのかが、ポイントだと考えます。提供するサービスの質ということでは、ひょっとすると、従来の属性では見出せなかった意外な適性があるのかもしれません。しかし同じ人間である以上、サービスにおいては、男女に差があるとは思えません。

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