
わたしが発した客先での一言
(遠峰あかね)
客先で、いつまでも締め切りを守ってくれない設計者に「締め切りまでにできるようにするための相談をさせてください」と切り出したことがあります。派遣型勤務の長い自社の先輩社員からは「何を言い出すの」と怒られましたが、設計者からは「あのひとことは感動ものだった」と今でも言われます。
グチをこぼす友人への言葉
(mmariko)
わたしの友だちが、「生活のやりくりが大変」というようなことをこぼしていたので、彼女に「あなたは、日々の生活を快適に過ごすために心をくだいていると思う」と言ってあげたら、「快適」という言葉でふっ切れたと、言ってもらえました。
やる気のなさに幻滅
(マース)
初めて本社から支社に異動して、そこのトップの人に「そんなにガツガツ仕事しなくていいんだよ」と言われ、やる気のなさに幻滅しました。その方はどうやら支社ということにコンプレックスを感じていたらしく、本社からきたわたしが気に入らなかったようです。本社だろうが支社だろうが関係ないと思うのですが。
相手のための一言が自分のためにも
(まるげりーな)
自社の情報システムの使い方をお得意先の社員のみなさんに講義する、パソコンインストラクターのような仕事をして5年目のある日、入社1年目の後輩が、わたしの講習会のアシスタントとしてデビューすることになりました。それまで、彼女は、アシスタントになるための教育をきっちり受けてきているので、わたしは万全の信頼を寄せて講義を進めていたのですが、何かにつけてわたしに指示を仰ぎ、とても自信なさげでした。わたしは、彼女に、「自分の思うようにやりなさい。あとはわたしに任せて。そのために、わたしがいるのよ。あなたはできるってわかってるから」と言いました。その翌日、デビュー2日目ということもあってか、彼女は生き生きと、失敗を恐れず仕事をまっとうしてくれました。彼女のおかげで、わたしも、楽しく講習会を終えることができました。
何か気が付いたら一言、これが大切
(イスタンブール・未婚・30代)
上司から言われた印象的な言葉は「失敗しても死ぬわけじゃないから大丈夫よ」。新しい業務を担当することになり自信のなさから不安を感じていたときにいわれ気が楽になりました。女性の中には担当が替わったり仕事がかわることに強い抵抗を覚える人も多いと思います。「営業なんて絶対できない」「数字の仕事は向かない」など。食わず嫌いでしてチャンスを逃しているのかもしれません。
ほかには「君は熱いものをもってるから大丈夫だ」。企画の部署にいたときに部長から言われたのですが、雑務が多く先輩に比べてスキル不足も感じ悶々としていた時に、「君も向いてるよ」と後押ししてくれたのです。影の応援をもらってこれも気が楽になりました。周囲の人をみて何か気が付いたら一言声を掛けてあげることが大切なんだと思います。
単なる気休めだけに終わることも
(sara・東京・既婚・30代)
まだプロジェクトリーダー歴の浅かったころ。仕事をうまくメンバーにふれず、やるべきことが自分に集中してしまい、まさに「失敗プロジェクト」への道を転がり落ちようとしていました。そんなとき、プロジェクトマネジャーに「なぜわたしだけがこんなに忙しいのでしょう?」と相談すると、「わたしも経験あります。リーダーが忙しいのは当たり前。うまくいかなくても命まで失うわけではないし、開き直ると楽になりますよ」。問題解決のための具体策は一切なく、単なる気休めだけ。その言葉どおり、命は失いませんでしたが、お客さまの信頼を失う結果に。的確な状況判断やアドバイスはたしかに難しいものですが、精神論だけでうまくいくほどプロジェクトマネジメントは甘くはない。わたしにとっていい反面教師になりました。
「自信をもって言え」(aim↑)
仕事を引き継ぐ時に、ごう慢さを恐れて、淡々と引き継ぎつつも、時々「わたしもよくわかってないんだけどね」と言っていました。その時に上司に言われた「結果的に間違ったことであっても、自信をもって言え。自分が反対の立場だったらどうだ?」が印象に残っています。メンタルな部分まで気が回りませんでしたので考えさせられました。
「冬は必ず春となる」(ゆうこmama)
わたしが尊敬する方の言葉で「冬は必ず春となる」という言葉があります。人は悩みがある時、この状態が長い冬のように感じてしまうけど、それがずっと続くわけではない。いつしか必ず春がくるので負けずに頑張りなさい」という意味です。常日ごろからこの言葉を頭の中に入れておき、大きい小さいかかわらず、悩みにぶつかった時はこの言葉を思い出して乗り越えるようにしています。大きな支えとなっている言葉です。
聞かせたい人たちが山ほどいる(timtum)
残念ながら身近にはそういう方がいないので、代わりにというわけではないのですが、ビジネス系記事からメモをしたものを二つ。
まず、一つは、グローバルダイニング社長谷川社長の「自分が好きなことか、ルールが確立しているか、やればやっただけ報われるか、これがそろっていれば、楽しんでビジネスができ、才能ある人が会社に残ってくれます」という言葉。ちなみにわが職場には1つめの要素しかなかったので、わたしは去ることにしました。
そして、もう一つは、日本郵政公社生田総裁の「判断を遅らせるくらいならNOと言え」という言葉は、聞かせたい人たちが山ほど! 先送りして何になるんでしょう。
その一言で反省し前向きに(にゃんちゅー・既婚・32歳)
まだ、20代前半で関東に住んでいたころ、百貨店などにテナントで入っているショップで洋服の販売員をしていました。毎日、同じことの繰り返しで売り上げもなかなか上がらず、怒られてばかりでした。悩み、考えた末、上司に「わたしには、この仕事が向かないと思います」と退職を切り出したところ、「じゃあ、向いてる人ってどんな人かしら?」と質問されました。そうなんです。誰だって仕事のことを勉強し、どうしたらもっとよくなるかを考え、日々頑張っているのです。自分だけが損な役回りばっかり、とマイナスな考えでショップに立っていたことを反省しました。それからは、前向きに考え自分の役割を果たすように努めました。その上司はお母さんのように信頼できる人に変わりました。
怒りを覚えた(エリザベス)
わたしが怒りを覚えたのは、某住宅会社の社長がビジネス誌のインタビューで、「わたしは常日ごろ、社員に『売る、建てる、逃げる』と教えてきたが、今ごろになって顧客を大切にしなさいと言ったところで、社員がついてくるわけがありませんな(笑)」と語った言葉です。わが家はまさに、「売る、建てる、逃げる」と社員教育された時代に、その会社で建築しましたが、本当にアフターメンテナンスが「遅い、手抜き、いい加減」。現在も、担当営業に雨どいの修理を依頼してありますが、メンテナンス部門から一週間以上も連絡がありません。
理想の生き方に気付いた(パレアナ・東京)
ジョン・F・ケネディの「国があなたのために何ができるかではなく、あなたが国のために何ができるか問いかけてください」という一言。自分の利益だけを追求するのではなく、社会に目を向けて、みんなの幸せを求めていくことが理想だということに気付かせてくれた言葉です。