

反論も言うしお礼も言う
(sfummy・東京・独身・29歳)
わたしはベンチャーで働いていますので、人数もそんなに多くありません。ですから、自分の部署以外の案件でも気付いたことがあったり、お客さまやユーザーから指摘があれば、連絡するようにしています。
また、一緒に取り組める内容であれば、わたしも参加して対応するようにしています。そして、自分の職務範囲に他部署からアドバイスや忠告などをいただくと助かることが多くあります。反論があれば意見しますし、納得したときはお礼を言います。自分の視野が狭まらず、プラスになっています。
真剣に受け止めてくれた相手を尊敬
(まるげりーな)
某エアラインから依頼を受けて、その予約発券システムの使い方をユーザーである旅行会社の方々に教えるパソコンインストラクターのような仕事をしていたころ、旅行会社の方々が必ずつまづく箇所や、誤解しやすい画面構成などを図解付きでWord文書にまとめて提出したことがありました。
その会社にとってはグループ会社の一つの一員でしかないわたしの意見を、担当者の方は真剣に読んでくださいました。その後、そのエアラインに立ち寄ることがあると、会ったことのない方でも、わたしの名前を知っていてくれた、ということもあり、わたしの文書を読んでくださった担当者の方をとても尊敬しました。
受け止め手が必要(ピンクダイヤモンド)
提案しています。でも、それを受けとめてくれる上司がいないと駄目ですね。去年は全然駄目でした。今年は新しい上司になり、わたしの提案が実現しつつあります。
自分の領域ではないからと提案しないというのは、本当に自分が勤めている会社のことを考えていないからではないでしょうか? 自分が働いている会社をよくするためにこうしたほうがいいと提案することは、当たり前のことだと思います。
ただし、会社の規模もあるかもしれません。わたしの勤めている所は中小企業なので全体が見られますけど、大企業ではどうなのでしょう。想像もつきません。
当事者でないから感じること(KAORU・千葉・未婚・38歳)
気が付いたことはどんなことでもなるべく言うようにしています。担当者には当事者じゃないから言えるんだよと言われますが、当事者でないからわかることがあるからです。その意見を採用するかしないかは、担当者の裁量。また逆に、わたしが意見を言われた時は、考える機会を与えてもらったと、喜んで取り上げることにしています。
組織で働く以上はその職場の一員(パレアナ・東京)
小規模な職場なので、必要性があれば、ほかの部署であっても提案し合うようにしています。もちろん、提案の仕方に関しては、後で感情的な問題に発展しないように気を配っています。田子みどりさんのおっしゃるように、「自分の持ち場以外の仕事には、まったく関係しない、というケースは少ない」といえます。組織で働く以上、自分には関係ないという態度は、誰にとってもマイナスです。全員が、「その職場の一員である」という意識をもって仕事に取り組んだ時、それは自分にとっても居心地のいい職場になっていると思いませんか?
控えめなかたちで提案(Pimlico・神奈川・既婚・40歳)
「これは提案ですが、●●というのは、いかがでしょうか?」というような控えめのかたちで提案してみます。ただし、そりの合わない部署の人とは全然うまくいきません。また、いくつかの会社を経て今の会社で感じることは、セクショナリズム。外のやつが首を突っ込むな……という感じのことが多いです。
意見を言わないと改善もない(hidy・神奈川・既婚・40代)
かつて勤務した複数の会社は、提案を受け入れてくれるところでした。今は、フリーランスなので、現在役員を引き受けている町内会と子どものPTAの組織について感じることがあります。町内会は世代がさまざま。組織も青年指導部、子ども会、婦人部、火災防止部など、数も多く、それぞれが活動を通して経験したことを伝えて意見を言わないと、理解し合うことも改善もないと思います。
ある提案をした方が「わたしら15年もこれでやっている」と返されたそうですが、「わたしは3年任期でやめますので、そういう人たちために改めてください」といった例があります。よどんでいる部分には、メスを入れることが必要ではないでしょうか?
一方、1,000名を越えるPTAの役員会の方は提案すれども、ほとんど却下されています。予算の見直しなしに会員の同意を得ない会費の値上げなど、驚くことばかりです。100年を越す私学の歴史と言ってしまえばそれまでですが、意見を言い続けることで、「今のやり方でなにか違っているのかもしれない」と上に立つ人たちが課題を感じてくれれば、改革・改善への一歩につながると思います。
基本的に人間一人が生きられる世界は、狭いと思います。意見を交換することは、違う世界の見方を知ることであり、時として混沌を生み出しますが、その中から組織が時代の中で進むべき方向を探せるのではないでしょうか。

提案力を身につける必要性
(あるばーと・神奈川・既婚・36歳)
できていませんね。「かくあるべき」ということは言えても、具体的な解決策まで踏み込んだような提案はしきれていないような気がします。提案しやすい風土はありますが、聞く耳を持って受け止めてくれるかは別問題。こうした状況をクリアするためには、俯瞰的かつ客観的、建設的な提案ができる力を身につける必要があると思います。
「お門違いのお株奪い」ととられてしまい……
(aim↑)
前の職場で提案をしたところ、提案自体はグループリーダーにより受け入れられたのですが、それが逆に女性のチームリーダーには「お門違いのお株奪い」ととられてしまいました。採用されなかったらよかったと心底思い、たんたんと自分の仕事だけすることにし、提案はもうやめました。
周囲からの期待が重荷に(nanachann)
以前は多く提案をしていましたが、今はトーンダウン、ほとんど物申さずにしています。いろんなアイデアを出して、検討、議論をするのはおもしろく、互いに切磋琢磨、レベルアップが図れるいい機会です。
静かになっている理由は、直属の上司が仕事をしなくなったため。気付いたら、管理職の役割まで上から下から求められるようになっていたから。ちょっと負担が大きく、疲れたのもありますが、周囲からの期待が過大になりすぎたのが重くなりました。ただ、持ち場以外の仕事に関するアンテナだけは高く張ってます。
はっきりとした部門分けがあると提案しづらい(omame)
わたしの場合、公共施設の受付・予約業務と、年間予約調整が主な仕事ですが、それ以外に境界線のはっきりしない仕事もあります。そういう仕事については、提案したりするようにしています。公務員はセクショナリズムにとらわれやすく、すぐ「わたしの仕事ではない」という押し付け合いが多くてうんざりします。そんなことを言っても、やらなければいけない仕事は目の前にあるので、あまりとらわれないように仕事をしようと意識しています。しかし、はっきり別の部門の仕事と分けられているのについては、提案しづらいのが現状です。
社内で進行中の仕事について秘密(さやたん)
社員のマナーについてはよく提案しますが、自分の周りの仕事以外は、ほかの人たちが現在何をしているのかも知り得ません。たとえ社内であっても進行中の仕事については秘密なのです。

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