
尊敬するミュージシャン(ちゃぼ7・東京・パートナー無・25歳)
私のメンターはミュージシャンです。ボーカルです。人間的に尊敬しています。最初は歌や外見から入りました。でも私と価値観がにているというところから、性格がにているというところまで発見し、それなのに私がよくその時の状況から逃げがちなのに対し、きちんと状況と向かい合って闘っている、その姿を見てきて今は一番尊敬する人となっています。前は、自分とは違う世界の人にそういう風に頼ることに引け目を感じていましたが、実際その人に一番影響を受けているので、今は何かあるとその人の歌詞や言葉を思い出しながら毎日生きています。
職業人として、働く母親として(くらいはこわい・大阪・パートナー有・46歳)
私は大学卒業と同時に就職のために故郷を離れて親から自立しました。最初の職場(国立研究所)で出会ったIさんが私のメンターです。Iさんは当時は研究職の中堅として、2人の子どもの母親としてばりばりと仕事をしておられました。職場では効率よく仕事をこなし、時間的に制約のある中で場合によっては家に仕事を持ち帰って勉強をしたり、ということをごく自然にしておられました。私の私的な相談にも親身に応じてもくれました。いつしかIさんが私の目標の一つとなっていました。縁あって故郷の人と結婚することになった時、第2の職場(Iさんの最初の職場でもありました)への配置換えについてアドバイスしてくれたのもIさんです。職場が変わった後もIさんとは縁あって何年も一緒に仕事をすることになりました。私に子どもが生まれた時、「子どもが小さいうちは仕事を減速するのも仕方がない。子どもが大きくなって手を離れるようになったら、また仕事を頑張ればいい」とIさんはアドバイスしてくれました。Iさんはその後、最初の職場で女性初の部長となられました。2年前、私は前の職場をリストラされ、第3の職場である現在の職場に移りました。ここは地方公共団体で職種も研究職から検査技師と変わりました。現在大学の教官をされているIさんとは、残念ながら仕事で御一緒することはありません。でも、私にとって、職業人として自立していく上でも、働く母親としての理想像としても、大きな目標であり続けました。現在でもIさんは私の大きな目標です。本当によいメンターに出会えた、と感謝しています。
いつも支えてくれる存在(minpanda・千葉・パートナー有・40歳)
「メンター」の意味を理解しているか不安ですが、やはり一番の支えは、夫です。私のやりたい事を応援してくれたり、愚痴を聞いてくれるのは、彼ですから。出会えてよかったなと思っています。それから、今ライターになる勉強中ですが、そのきっかけを作ってくれた、元上司の存在も支えになっています。今は私が退職したので、たまにしかお会いできませんが、少しでも、この人の期待に恥ずかしくない能力をつけなければといつも思います。そして、私が勝手に尊敬しているだけですが、法隆寺大工の故西岡常一さんやそのお弟子さんの小川三夫さんのことばは、ピンチの時に思い出して支えになってます。あとは、いつも、夜帰りに「オリオン座」を見ると少し暖かい気持ちになりますね。実家でも今いる千葉でも見えるので。守られてる感じがなんだかします。自分は小さな存在だけど、ちゃんと誰かに見守られているような。頭の中で「見上げてごらん〜夜の星を〜」の曲が流れて、今日あったいやなことが後ろに去って行くようで、毎日毎日夜中まで働いた時も、なんとか乗り切れました。ただの勘違いとか思いこみも入ってるようでお恥ずかしいですが、いろんな人に支えられているなといつも思います。この存在のすべてが、メンターですか?
「ワクワク感」を持っている友人(airy・神奈川・パートナー有・40歳)
そういう存在を「メンター」と呼ぶとは、恥ずかしながら初めて知りました。「ワクワク感」を持っている友人が私にとっての「メンター」です。なかなか一緒に仕事をする機会はないけれど、時折会っておしゃべりしているうちに、それぞれにとても刺激されます。新たな興味も広がるし、いろんな発見もあります。日頃の生活の中でも、「これはあの人と話したい!」「あの人ならどう思うかしら?」と思うこともあって、何かしらのモチベーションアップに繋がっています。自分も常に「ワクワク・ドキドキ」していたいと思えるのも彼らの影響だと思います。そう考えるととっても大事な存在なんだと、このサーベイで認識できたことがうれしく思います。ありがとうございます。
人間関係がうまくいっていないからこそ(TAMAKI)
「あの人のことを思うと、やる気になる」という人は一人います。でも秋田さんが考えていらっしゃることとはだいぶ違います。私と人間関係がうまくいっていない営業の人。その人は、私たち開発側のことを「レベルが低いから、営業がとってきた仕事を出来るわけない」と思っていながら受注を大量に取ってきているのだとか。カチンときて「そういう考えなら何が何でも成功させてやる」と思うようになり、現在がんばっています。ある意味メンター。

みんな頑張っている(mikaka・東京・パートナー有・39歳)
そう呼べる方がほしくて、今、試行錯誤している最中です。子育て・介護・仕事と目の前の課題を片付け、自分の健康を維持するのが精一杯。人とゆっくり話をする、自分のために時間をとるということができていません。イー・ウーマンをこっそり見ては、みんながんばってる、とくじけそうになる自分を奮い立たせています。
「オヤジ」の生き方に惚れ込んで(いまいくん・埼玉・パートナー有・42歳)
メンターになりたいとは思いますが、その一方で私自身にメンターはいません。元々あまり悩まない性格であるのと、秋田さんの言われる歴史上の人物の「バーチャルメンター」がいるからでしょうか。バーチャルメンターの中でも一番は、本田宗一郎さんですね。ホンダイズムに身近に触れたこともあり、その生き方、考え方にほれ込んでいます。もちろん私自身は「オヤジ」の足元にも及びませんが……。
まずは、自分をしっかり持つこと(華華・静岡・パートナー無・33歳)
わりとすぐに人の意見に傾倒してしまいます。なので、強烈な意見の持ち主がメンター的な存在になると自分がつぶれてしまうことも。メンターを持つ前に、自分をしっかり持つことが大切なような気がします。