
とっさの判断力を身に付けることが先決(ぴっこりーの・神奈川・パートナー有・37歳)
過去に出た研修で、満足できるものなんて一つもありませんでした。今は主婦ですが、当時はやった「7つの法則」などまだ本棚にあります。研修でいつも感じるのは、主催してる側の人間の思惑通りに答えないと認められないというおかしな風潮です。言われたとおり、会社のマニュアルとおりに動く人間を育てないのでしょうか? 本当に必要なのは、判断力を育てることです。自分の頭でとっさに考えて、行動できる力を備えるものであってほしいのに、いつもいつも主催がわの思惑どおりに勧められ、嫌悪感を感じています。問題があった初期の段階で必ず個人の判断で物事はジャッジされます。研修、マニュアルなどそこには存在しないはずです。TPOに応じたとっさの判断力を身につける危機管理の習慣を身に付けるほうが先決と思えます。
本国での業務研修は有意義でした(Pururu・東京・パートナー有)
業務研修に関しては、外国の機関に勤務している身にとっては、本国での業務研修は有意義なものです。頭ではわかっているものの、いつもは海のかなたでかすみがかっていた、業務の意義、目的などがすっかりクリアーになり、その後の仕事に大いに役に立ちました。回数が少ないので満足とまでは行きませんが……。意識研修に関しては、これはOJTで学んでいくしかないと感じています。いろんな場面に遭遇して、いろんな人に会って、自分でよく考えて、ひとつひとつ答えを出すことによって、モチベーションがあがって行くのだと思います。過去に受けた社員研修で満足したものはありませんでした。天邪鬼なんでしょうかね。
中堅社員には、社外のセミナー等に参加する権利を(キョマリン・千葉・パートナー無・35歳)
中堅社員研修についてコメントさせて頂きます。新入社員とは異なり、中堅社員ともなると各人がそれまで会社で築いてきた経験・実績を土台に将来の目標を描いています。従って磨きたいスキル・能力も人それぞれ違うのはごく当然のことです。そうした中で、「社内研修」という形式にこだわり、最大公約数的・画一的な研修を中堅社員共通に課しても、物足りなさ、また的の外れた感を社員が持つのも不思議はないと思います。そこで、社内研修にこだわらず、各人が受けたい社外セミナー・講習等を社員が自由に選択し受講、会社は受講のための時間・費用の援助を行うという形はどうでしょうか? わが社でも、中堅社員・管理者向けの社内研修はありますが、受講者にとっては「研鑚の場」というよりもむしろ「拘束時間」という感がぬぐえないようです。それよりむしろ、社外で企画されるセミナー・研修等に参加する時間がほしい、という声が社内のあちこちから聞こえています。
小さな会社では外部研修を利用して(有依・埼玉・パートナー有・27歳)
非常に小さな会社で、新人研修さえありません。私は中途でしたが、同時入社の新卒の子がかわいそうでした。教えもせずに「できない」はないだろう、と当初は私から文句を言ったことさえありました。最近、同業者同士の組合に加盟することになり、そこで毎月行われているセミナーに参加しました。知っていなければいけなかったこともわからずに仕事をしてきていたんだと気づいた時、非常に恐ろしくなりました。小さい企業だと独自の研修を行うのは難しいかもしれません。そのような場合は、民営の研修制度などを利用してもいいと思います。私の場合は同業者が集まっていることで刺激にもなりました。中堅の研修は、知識をつけることよりも、気持ちをリフレッシュするために必要なことかもしれません。
日頃顔を合わせないメンバーと共に(Tajiko・大阪・パートナー有・44歳)
直近で受けた、といってももう5、6年ほども前になるのですが、MBO(目標による管理)の研修を受講しました。中途採用での入社でしたし、年齢も30代後半になっておりましたので、研修内容そのものについては「当たり前のこと」という感じで新鮮味はありませんでした。しかし通常は同一職種の近い年齢のグループごとに研修を行っていたのですが、私の参加した回だけが年齢も所属もバラバラでユニークなバラエティに富んだ面子だったため大いに触発され楽しめました。研修テーマがどうというよりも、日頃顔を合わせることがないメンバーで共通の課題やゴール、それぞれが抱える問題の解決に取り組むということならばとても意義がありますし、期待を超える成果を生み出す可能性も秘めていると思います。
教えるという土壌がない会社(なごん・大阪・パートナー無・26歳)
私の会社はとても小さい企業で新人研修はまったくありませんでした。私は中途採用だったので我慢もできますが、新卒の子は本当に気の毒です。電話の出方や敬語の使い方さえ研修が無く、本人の希望もあり、見かねた私が休み時間を利用して指導しています。専門性の高い仕事なので、別業種から転職した私には、ちんぷんかんぷんのことも多く、また質問しても、「自分で考えて」や「後で聞くから」の繰り返しで(もちろん後から聞きません)、挙句「今よろしいですか?」と聞いたら、「無理」と言われたので「後でよろしくお願いします」といったら、「質問のタイミング考えろ」と言われました。様子で分からないから、良いかどうかを聞いたうえに、無理といわれて引き下がって文句を言われては質問すらできません。また、必要なことを教えてもらえないので自分で学校に行き、資格取得も含めて努力していたら、「資格とって辞めるつもりか」と嫌味を言われる始末です。仕事の内容や給与、自分の仕事のポジションにも満足していますが、このような、人を育てない環境は何とかして欲しいです。まだ一年たっていない私は新人なのでもっと勉強の時間を割いてもいいのではないかと思います。ろくに研修も受けていない新人の仕事がお客様に届いているかと思うとゾッとします。問題が起きていないからいいというものではないです。また、もっと勉強させて欲しいというと、「君なら大丈夫だと信用している」などといわれた日には寒気がします。信頼は勉強と経験から生み出した仕事の結果で積み重ねるものです。そんなことをいって私が喜ぶとでも思っているのでしょうか。育てる気持ちを見せてくれないと、人として人材として大切にされているのか不安です。いまどき、新人だけでなく中堅からベテランまでが研修で勉強する世の中なのに。資格をそろえて予想通り出て行ってしまおうと計画中です。
研修に伴うタイトな人間関係が苦痛(Bise・東京・パートナー無・38歳)
社内研修というと、土日を使って合宿形式でやったりするアレを思い浮かべるのですが、私は大の苦手です。貴重な休日を、何で会社の人と過ごさなければいけないのか、もしキライな相手がいっしょでなくても、耐えられません。飲みニケーションも大嫌いです。私が社会人になって間もない頃は、そうして四六時中会社の人と過ごすようなイベントが多く、私のような者は「協調性がない」との烙印を押され、ダメ扱いされたものです。決してやる気がないわけでは何ないのに……。でも、バブル以降はそのような風習は減り、私と同じような考えの若い人たちも多いようで、ようやく気が楽になりました。確かにその分、社員間でうまくコミュニケーションを取るのが難しくなってきたかもしれません。だからと言って、タイトな関係復活……ではなく、ランチミーティングなどでスマートに行きたいものです。