

外で働くことが性に合っている(まつげ・関東・パートナー有り・30代)
生活範囲だけでなく思考範囲や話題の範囲まで半径数百メートルに狭められてしまうのが苦痛で、脱専業主婦しました。子どもが幼く、一日中まともな日本語を話せないでいるのも苦痛でした。疲れて帰宅した夫に待ち構えていたように話すことも、「どこの誰がどうした」的などうでもいい話題が知らず知らずのうちに増え、夫の世界とのギャップが広がるのを感じ、これではいけないと思いました。養ってもらっている負い目がどこかにあり、意思決定も夫任せになりがちで、このままでは人間として無能力になるのではと思いました。
芸能人の話、うわさ話などの井戸端会議やランチにばかりうつつを抜かすお母さん方とのお付き合いにも神経を消耗しました。ボランティア活動というのも経験しましたが、結局報酬を得ない仕事はどこか中途半端で、能動的ではないように感じがしました。子どもを預けて働く覚悟をするまでに時間がかかりましたが、走り出してみたらうまく行っていることのほうが多く、また予想以上に外で働くことが性に合っていることを実感しました。子どもは来春保育園を卒園し、今度は学童保育の問題がありますが、どうにか乗り切ってこの先も仕事を続けたいと思っています。
慣れないことばかりでしんどかった(まりい)
わたしの場合、「戻りたくない」というのが現実に近いかな……。正社員の仕事を辞めて再就職のためのスキルアップを目指して学校に通っていたときに妊娠・出産したため、すべて中断。育児を始めたのと専業主婦になったのが同時だったので、慣れないことばかりでしんどかったです。家事も苦手なため、苦痛でしかありませんでした。育児ノイローゼ寸前まで追い込まれ、そこからカウンセリングを受け、いろんな勉強をして、再就職を果たしたのが5年前です。
子どもに手がかからなくなった今でも、専業主婦に戻りたいとは思いません。夫の会社だっていつどうなるかわからない、年老いた両親もいるので危機管理という意味でも仕事は続けねばなりませんし、それ以上にわたしは仕事で得るものが多いです。公的な仕事をしていますので、ここにいるからこそ出会える人たちや、手に入る情報もあります。そして、仕事をすることで得られる達成感や自然とできてきたネットワークがやはり魅力です。主体的に動ける・同僚上司が理解がある職場だからそう思えるのかもしれませんが。
「わたし」として認めてもらいたい(宮里砂智子・神奈川・既婚・31歳)
少なくともわたしの周囲では専業主婦ではない人たちばかりです。専業主婦、というよりも主婦という言葉に抵抗を感じてしまいます。●●ちゃんのお母さん、ではなく「わたし」として認めてもらいたいし、自分もそうありたいから。それで自分が自分らしく生き生きとしたライフスタイルで生活を送れるなら、素晴らしいと感じます。
仕事でいい結果を出すと気分爽快(JUN・既婚・37歳)
働く動機は人それぞれ多様な考えがあると思いますが、わたしの場合は「達成感を味わいたい!」です。専業主婦の時は、これが仕事と思い、一生懸命主婦業を極めようと邁進したけれど、家庭のことは会社のように合理的にばかり進められないし、サポート的なことが多い。天井もなく区切りがない。それに一人で頑張りすぎると家族の成長はないと思い、再び仕事に就きました。会社では思う存分個人プレーし(職種的にそうなります)いい結果を出すと気分爽快! 家に帰ってからは、やはり疲れているので子どもや主人に甘える事も間々あります。でも一人で頑張り過ぎるより、子どもも大人になっていくし、主人の理解も得られるように。仕事と家庭の2つの環境がある方が、わたしは精神的に安定します。
在宅という仕事形態は多くにとって朗報となるはず(gonzares)
仕事を得たのはちょうどこのewomanサイトが開設されたころ。わたしも働き始めて3年になりました。それまでの「主婦が性分に合わない」ともがき苦しんでいたころを懐かしいと思えるまでになりました。現在、在宅で仕事をしています。この仕事形態は、多くの方々にとって朗報となるはずです。いい結果を残し、後輩の方々の道筋となれるよう努力していきたいと思っています。小学生と幼稚園児の母でもあり、最近、「地域」の重要性を感じています。親がもっと学校や自分の子だけでない子育てに関わり、地域全体で子育てをしていた昔のようになったらいい。それを実現するためには、9時〜17時で働く人々ばかりでは無理です。
主婦がいて、働く人がいて、うまく時間を調整し合ってみなでかかわっていくことが大切です。そんなことを考えながら、女性が自身でどうありたいか、を選択できる社会作り、雰囲気作りがどうしたら実現できるのかを考えるようになりました。「主婦」vs「働く女性」はナンセンス。男性も同様、どう働きたいかを選択できるといいですよね。
社会性が衰えていくのを感じる(yoshimi)
現在、5歳と1歳の子を育てている専業主婦で、1年半後をめどに社会復帰を目指しています。一日中家にいると、表情やファッションセンス、社会性が衰えていくのを感じます。子どもや夫も家事を担うとことで生きる力を養うこと、父も母も能力を生かして働いていくことが理想です。
制度改革と同時に周囲の人の意識改革も必要(ごまたま)
大学卒業後就職して以来、結婚してからもずっとフルタイムで働いています。わたしの母も父の経営する会社で経理の仕事をしていて、60歳になるまでずっとフルタイムで働いていました。わたしにとって専業主婦になるという選択肢は今のところまったくありません。ただ、子どもがいたらどうしたかな?と思うと、今の会社では仕事との両立が難しく、また夫の協力も得られる見込みがなく、親も近くには住んでおらず、という状況なので、一時的に専業主婦になる可能性もあります。なりたくはないけど、ならざるを得ない状況の人って多いだろうな、と思います。制度改革と同時に周囲の人の意識改革も必要ですよね。
家族の事情で完全専業主婦に(ifumi・愛知・パートナー有り)
30歳で出産後、子どもを見ていてもらった母が過労でダウンしたため、10年間働いていた会社を退職しました。その後育児のため10年間完全なる専業主婦期間を過ごし、40歳からパートや派遣などをその後経験しましたが、短期のものが多く定着する仕事は見つかりませんでした。そうこうしているうちに母の痴呆が進み、80歳代の父では面倒をみることができなくなり母を週半分預かることにしました。現在完全専業主婦です。何を買うのにも夫の収入からで、自分の欲しいものを見つけても二の足を踏みます。わたし自身も呼吸器の疾患がありなかなか仕事もありません。46歳の誕生日を迎えた今、一生働けないかと思うと悲しいのですが、この状況の中で仕事を見つけるのは難しいです。

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