

「専業主婦」と「無職」の違い(saji・東京・独身・32歳)
専業主婦は悪いことではないと思います。まだまだ男性を中心としている社会の中で、やむを得ず専業主婦、という人もたくさんいらっしゃると思います。仕事の向き、不向き同様、専業主婦にも向き不向きがあると思います。わたしは不向きなので専業主婦になりたくありませんが。本人がきちんと考えた上で、ポリシーを持って専業主婦という職業を選んだのなら、それはそれですばらしいことだと思います。ただ安易な理由で何となく専業主婦をしているのであれば、後ろめたくても当然だと思います。そういう方は「専業主婦」ではなく「無職」というべきでではないでしょうか。
価値観の違いだけ(Happy)
働きながら子育てしている30代女性は、周りを見回しても、わたし一人です。子育て世代は専業で主婦をすることが、当たり前のような感じです。再就職するまでは、わたしも専業主婦でしたが、いわゆるランチやお稽古事、子育てに関連するお付き合いは、専業主婦の特権という感じが強く、何だかついていけませんでした。家計が苦しい場合、節約をするよりも、自分で働いて穴埋めするという考えなので、家族のために家にいるという観念がありません。そのあたりの価値観の違いだけだと思います。
家庭に合った方法で暮らすのが一番(catty・東京・既婚・29歳)
夫の稼ぎがどんなによかったとしても、わたしは働くほうを選ぶと思います。自分の母親も2回産休をとっただけで、ずっとフルタイムで働いています。わたしが小学生の時は共働きの家はそう多くはありませんでしたが、今の時代、夫にもしものことがあって、わたしが一人あるいは子どもと残されてしまったら、保険金などあてにしてはいられない。だから自分が自分の生活を支えられるだけの稼ぎはあったほうがいいと思うのです。
好んで専業主婦になっている方もいると思います。ですが、男性だっていつ首を切られるかわからない現代、完全分業制は時代に合っていないとさえ感じてしまいます。また、専業主婦は世界が狭くなってしまい、社会との直接のつながりが極めて少ないようにも見えます。とはいえ、専業主婦は専業主夫だっていいわけですから、よい悪いというよりは、その家庭に合った方法で(家族が納得をして)幸せに暮らすのが一番いいと思います。
自分はどうしたいかが大切(Hannah・東京・既婚)
結婚と同時に夫の海外赴任で米国で暮らすことになり、そのために結婚退職して、同行しました。米国でのビザは、働けないものなので働きたくても働けません。そんなとき、仲良くなった米国人に「どうして仕事しないのか?」と言われました。結婚したら働かなくてもいいという考えが米国人には理解できないと言われたのです。彼女とはそのことについて滞在中何度も議論しました。
その中で「わたしは専業主婦をしたいわけではない」ということに気付きました。帰国後ブランクを埋めるため、派遣でしばらく働き、2000年には念願の企業に正社員として採用されました。回り道もしたけど、しばらくの間専業主婦をしたからこそ、本当にしたかいことがわかったように思います。家庭の事情で働けない人もいると思うし、一概に専業主婦だけを非難したくはありません。自分はどうしたいかが大切なのではないかと思います。

専業主婦の定義ってなに?(stardust)
主婦の仕事って、手を抜こうと思えばいくらでも手を抜けるし、逆に、手をかけようと思えばいくらでもかけられる。つまり、「これでよし」とする基準が人それぞれ大きく違うので、専業主婦に対する考え方もそれで大きく変わってくるのではないでしょうか。専業主婦はひまで時間を持て余しているという人もいれば、忙しくて大変だという人もいる。両極端な意見が出てくるのもそういうことだと思います。
専業主婦といっても株でもうけている人とか、土地や家を貸してもうけている人とか、家の店の手伝いをしている人とか、いろいろな人がいますよね。これは専業主婦とはいわないのでしょうか? 専業主婦の定義ってなに? 収入のあるなしですか?
わたしは派遣という働き方をしています。でも、この不景気で継続的に仕事をもらうことはできません。仕事がない時には主婦業に専念しています。わたしは働く主婦? 専業主婦? 働く主婦が正しくて、専業主婦が悪いとか(その逆も)、そんなこと考えてもしょうがないと思います。
老後の専業主婦生活のため、働く日々(どろまり・神奈川・50歳)
20歳で結婚し、40歳で離婚し、今までずっと生活のために働いています。子ども3人を引きとって離婚に踏み切れたのも働いていたおかげですが、理想は専業主婦です。人はわたしのことを仕事が好きでしていると思っていますが、思い切り家庭のことをしてみたいと思っています。料理がとても好きなので、産休の時は朝食のパンからデザートまで作っていました。家の仕事は際限がないし、家庭というテーマパークをプロデュースするのはとても楽しいものでした。反面、快適で楽しい専業主婦をするにはお金に余裕がないとできないことだと思います。普通の人にとって、お金も時間も十分という状態に恵まれることはなかなかありません。わたしの夢は、老後に気の合ったパートナーと二人、楽しく気ままな専業主夫と専業主婦になることです。子どもや孫たちがうらやむような。今はそのためにせっせと働いています。
専業主婦も楽しいし、現在も楽しい(くみboo・神奈川・既婚・39歳)
以前10年間ほど専業主婦でした。結婚してからも仕事を続けていましたが、夫の転勤を重ねるうちに専業主婦となりました。二人で働いている時は、余裕がなくてピリピリした生活でしたが、主婦になってからは夫を思いやることもできるようになり、いい関係を持てたと思います。最初は働かないことに罪悪感を持つこともしばしばありましたが、そのうちに専業主婦を楽しめるようになりました。今はアルバイト程度ですが、仕事を始めました。やはり自分で稼いだお金があるというのはうれしいことですね。わたしにとっては専業主婦も楽しかったし、今も楽しいです。
周りがとやかく言うものではない(コアントロー)
見事に「専業主婦にはなりたくない」という意見が集中しましたね。わたしは専業主婦です。「気楽でいい」「三色昼寝つき」「夫に食べさせてもらっている」「責任感がない」など、専業主婦を語るとき、このような枕詞が使われてきました。このような社会の声によって、専業主婦のわたしは委縮し続けてきました。仕事を持っている男女に比べ、自分が劣っている者のような気がして。本当にそうなのでしょうか? 専業主婦はただ飯食らいですか?
なにも「家事と育児をしている!」と声高に言うつもりはありません。しかし介護やPTAなどの地域活動に、専業主婦が駆り出されているのも事実です。専業主婦は何も、昼間テレビを見ながらおせんべいをかじっているわけではないのです。「専業主婦になると、社会から取り残されたようになる」などとんでもない。自分でアンテナを張り巡らせていれば、社会の動きにも敏感になります。肝心なのは個人の意識の持ち方です。専業主婦だろうが、職業を持っている女性だろうが、自己向上の意識が低ければ仕方がありません。自分の意志で専業主婦という生き方を選んだのなら、周りがとやかく言うものではないと思います。

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