
上司からのメール攻撃にストレス
(奈津美)
ここ最近はましになったのですが、上司からのメール攻撃にかなりストレスを感じていました。特に、夜間や休日にやたらと長いメールを送りつけられていたころは、本当に胃に穴が開きそうでした。
直接言われるよりも、メールのほうがストレスに感じるようです。多分、上司は面と向かって言うことができず、メールという手段を使って言いたいことを言っているのだと思いますね。実は、この上司から来たメールはすべて保存してあります。そのうち、セクハラとパワハラと人権侵害で訴えるぞ!なんてことを考えられるのも、気軽に保存しておけるメールならではかもしれませんよね。
顔が見えない分、より気を使う
(きらら。)
顔が見えない分、丁寧な言い回しを心掛けます。メールでのやり取りは最初は慎重に、仲良くなればくだけた感じでやっています。インターネットを利用しない人には、まったく理解ができないようです。文字だけの見知らぬ人との付き合い。感情の疎通などできるのかと……。
BBSやチャットなどには、同じ趣味の人ばかりが集まるので井戸端会議になりますが、雰囲気が読めない方、自分勝手な書き方の人はよくいますね。表情は見えませんが、文字の端々に感情は表れると思います。言葉足らずで相手に不快感を与えないように気を付けています。
メールでも人となりは伝わる
(とらきち・既婚・30代)
メールだけでも、その人の人となりはなんとなく伝わるものですよね。一方で、話してみるとそれほどでもないのだけれど、書き言葉になるときつく感じるという人がいるのも事実。そんな時、気持ちを伝えるのって難しいなと感じます。顔が見えないからこそ伝えやすいこともあるけれど、見えないことをいいことに、ついつい頼りすぎてしまうこともあるので、TPOをわきまえるように気を付けています。
手書きに比べて編集作業が楽だからこそ
(バナナ味)
わたしの場合、メールや掲示板への書き込みには、普段のおしゃべりよりもずっと神経を使います。手書きに比べて編集作業を楽に行える、という点が大きな強みですよね。だからこそ、書いては消し、を繰り返しては、読み手に心が伝わるように留意しています。
おしゃべりだと、ついカッとして、いらぬことを言ってしまうことがよくあります。キーボードに向かっていると、少しは冷静になれるので、インターネット経由で誰かと気まずくなったことはありません。
なかなか会えない友だちとの近況報告に利用
(tama212・東京・既婚・24歳)
お互い、仕事が忙しくてなかなか会えない友だちと、メッセンジャーやメールなどで、近況報告しあっています。悩みや、相談事があった時に、メールのほうが自分の素直な気持ちをまとめることができるし、友だちから逆に相談されたときに、考えて答えてあげることができるから、お互いの心が伝わっていると思います。
いつもよりもいい人に見せてしまうことも
(♪みみみん♪)
返信する内容によっては、いつもよりもいい人間に見られなくては、という心が出てくることもあります。オーバーリアクションみたいな……。いけませんね。
80歳のご婦人にメールを教えたら……(さくらのママ・東京・54歳)
メールや掲示板初心者のころは、書いた後に、言葉の持つきつさ、怖さを感じ、絵文字を入れて文章作りに気を付けました。80歳のご婦人がパソコンを覚えたいというのでご指導したのですが、その方は、ご自分の主治医の方とメールのやり取りもするようになりました。わたしに送信してくれる時も、携帯で撮影した季節の写真をちょこっと載せて、俳句を添えて雰囲気を作っていて、読む時にホッとさせられています。教えたほうが学んでいます。
どんなときでも等身大(天愛)
わたし自身、どんなときでも等身大でいますし、ネットをバーチャルなものだと思わず、便利グッズだと考えています。
「NO」を言うのには言いやすい(okochi)
悪い意味のほうの気持ちはよく伝わるとも思います。なぜなら、悪い返事をする場合、面と向かって、日本人ははっきり「NO」と言うのが苦手ですが(言い訳するのがとても苦手なんだと思う)、インターネットというかメールの場合には返事を2度とくれなくなったりするからです。
最近、意識して手紙を書く機会を増やした(ありる)
伝わると思います。ですが、非常に個人的な感想ですが、正直「easy come, easy go」を最近痛切に実感しているのです。空き時間を見つけてのメールのやりとりやネットでの返答に、助けられたり、心を動かされたりすることはとても多いし、それはいいこと、ありがたいことだと思っています。
心の伝わるデジタルなやり取りができるよう、心掛けてもいます。けれど、それらは案外「残る」ものが少ない気がしているのです。かえって、一通あたりの情報量も、年間やりとりしている分量もはるかに少ないはずなのに、「自分で書くために便せんを選んで買い、封筒を用意し、切手を買い、ペンを選び、考え考え書いて、誤字や脱字を見つけては書き直し、宛先を書いて何度も読み返して封筒を閉め、切手を貼り、持ち歩いてポストを見つけて、また投函するか一瞬悩み、やっぱり投函して返事をひたすら待ち、やっと来た返事をじっくり読み、持ち歩いてはまた繰り返し読み」した内容は、強烈に心に残っている。
プリントアウトやDBに残っていなくても、自分が書いた内容も、返ってきた内容も忘れない。相手の字体がイメージとして言葉とともに頭に焼きついてしまうほどです。IT関係を職業にしながら、「デジタル=命あるものとは異質であること」の限界を感じています。メールは、手紙と同じようでいて、けっして同じではない。その便利さゆえに、失ってしまっている機能があると感じます。最近、意識して手紙を書く機会を増やしました。
伝わらない失敗から学んで(marc)
メールは仕事でもプライベートでも利用しています。仕事の相手でなければ、ひらがなや句読点を活用するなどいろいろと伝える工夫ができるのですが、仕事の相手に使えるのは、やはりほんのごくわずかの工夫だけです。とはいえ、「様」を「さま」と書いたり、謙譲語や尊敬語の表現を柔らかくしたりなどしています。工夫さえ怠らなければ、メールは電話やFAXを超える、心を伝えられるコミュニケーションツールだと思います。
パートナーの親と会えない分をカバー(マース・既婚・30代)
主人の親とメールのやり取りをして、普段あまり行けない分をカバーしています。電話だとつい口が滑ったと思うときもありますが、メールだと何回も読み返して、言葉を選べるので、とても便利です。
メールだと素直に伝えられる(gontan)
「ネット人格」だと言われればそれまでなのですが、メールだと普段はプライドが邪魔して言えないようなことも、相手に伝えられるようなところがあります。これは手紙でも同じことを言えるのですが、投函までに時間があるため、われに返ってしまって、手紙を書き直してしまうんです。メールだとその点、特殊なテンションを保ったまま、送信ができてしまうんですよね。
相手や状況に合わせて、チャンネルをうまくチョイス(紘子・22歳)
ネット歴は16歳からですのでもう随分長いものです。みなさんはインターネットで一番使われているツールはeメールのようですね。一口にeメールといっても、いろいろなeメールが存在するように思います。PC同士でのeメール・携帯からのeメール。いろいろなチャンネルを使えるのが、インターネットですよね。
相手や状況に合わせて、そのチャンネルをうまくチョイスして、その上で私的でも公的でも言葉を重ねることができれば1対1・1対大勢でも心は通じると思います。一番難しいポイントだとは思いますが。これから、絵文字や文字の配置・文字変換のスタイルなどのビジュアルでのコミュニケーションがますます増えていくと思います。
メールでのやりとりが誤解を招いて(ジョゼフィーヌ)
メールのやりとりの中のある言葉が誤解を招いて友人を1人、失ったことがあります。最後には捨てゼリフのようなメールがきて、それっきりでした。その最後の言葉を思い出すだけで嫌なな気分になり、電話も掛ける気がせず、もう1年以上そのままに。メールの恐さを思い知った出来事でしたが、しかしメールのことがなくとも、遅かれ早かれその程度の付き合いだったのかも、という気はしてます。メールは気持ちを伝える手段の一つであって、「メールでは気持ちは伝わらない」ということはないでしょう。