
一人一人の事情(内田 ちえ子・東京・パートナー無・45歳)
私自身がシングルマザーです。親としては、自分で撒いた種なので、OK、じゃなくても、それはそれで仕方が無い。諦める事は出来ます。でもOKの世の中にならないと子どもがかわいそうだと思うので、そう思える社会を作っていきたいと思っています。その為に何が出来るのかを日夜考えて、出来る事はしていく努力はしております。経済的にも、そして社会的な行動、言動でも。一人一人いろいろな事情でシングルマザーになったのだと思います。非婚でも離婚でも、死別でも。両親が揃っていなくてはという、良識は当然、でもダメでも致し方が無いという暖かな社会であって欲しいですね。どんな親の子どもでも見守って、社会で育てるというようになって欲しいなと思います。しかし、男女の賃金格差、そして小さな子どもが居る女性の再就職、厳しいですね。それらがどうにかならないと経済的に、現実はとっても厳しい生活を強いられているのがシングルマザーですよね。
それぞれの選択を前向きに(mikaka・東京・パートナー有・39歳)
戦争で片親だったからどうしても離婚したくなかったと母は私たち3人兄弟にことあるごとに言い、私はそれがいやでした。娘の友達を見ている限り、子どもはシングルマザーのほうがちゃんとしてる率が高い。それだけおかあさんたちが気を使ってるということかも。社会的にはけっしてOKでなくともそれぞれの条件の中でシングルを選び取って生きている前向きさが子どもによい影響を与えているのかもしれません。でも、友人としてみると大変そうで、もっとOKな社会になってほしいです。(シングルファザーも)
場所柄、業種柄(ミツチ・港区・パートナー無・43歳)
私はシングルワーキングマザーです!一度もそれでだめだとか、社会に受け入れられていないとか思ったことはありません。シングルマザーをいいという時代になったからなのか、堂々としているから社会が私に文句を言えないのか分かりませんが……。これは子供が赤ちゃんではないときにシングルになったことと、都心に生活しているからOKなのかもしれません。もし赤ちゃんを抱えて地方でシングルマザーをしていた場合、収入面や公共の支援などの点からはOKではないかもしれません。ただ、私の働く外資系の文化として、いかなる差別もしてはいけないことになっていて、会社も強制ではなくシングルマザーであることなどで人を差別しない風潮が確立しています。年配の男の人が悪気なく、世帯主・扶養者である女性社員に、男性にはする補償が適応されるという認識が抜け落ちることはあります。その辺は教育で頭の古いおじさんたちでも認識を変えてくれますよ。
何について「OK」か(やまさ・山梨・パートナー無・35歳)
何について「OK」なのかで答えが変わると思います。私自身シングルマザーで、お恥ずかしい話ですが実家の父母にパラサイトして母子共に生活しています。自分自身や、社会からの見られ方は「OK」と思いますが現実の生活では「NO」です。早く経済的に自立したいです。頑張ってます。
シングルに関わらず「子育てのノーマライゼーション」を(宮子・愛媛・パートナー有・38歳)
まず確認したいのですが、「シングルマザー」=「母子家庭」とひとくくりで考えていいのでしょうか?書き込まれているご意見では「離婚によるシングル」が前提となったもののようですが、「シングルマザー」の中には「死別」による本人が選択しない形での「シングル」もあります。また、シングルマザーでありながら「母子家庭とは呼ばないで欲しい」と言う知人もいます。「ふたつの言葉のあらわす事実は同じなのになぜなのか」と問うと「暗いイメージが有る」との答えでした。(そう聞いた私自身は母子家庭で育っています)。「自分達で選択した生き方」であるか否かは、「シングルマザー」という自分の生き方に影響するのではないでしょうか。社会の変化について言えば、自分が子どものころに比べれば格段に「シングル」が市民権を持ちつつあると思います。社会はすこしずつ「シングルでもOK」の方向に進んでいるのではないでしょうか。ただ、子育てについては「シングル」「夫婦もの」の区別があってはいけないと思います。専業主婦であろうと共働き夫婦であろうとシングルであろうと「子育てに関して使える制度は同じ」、「皆が使える満足できる制度」の整備が進み、親や家庭の状況に関わらず「子育てのノーマライゼーション」が進んでいけばと願います。
前進あるのみ!(monkeymam・大阪・パートナー無・39歳)
そう思えるようになってきた……ではなく、シングルマザーを選択すると決めた時からそう思ってやってきました。社会が自分の境遇にあっているかどうかを気にするのは、まるで社会にでる前の子どもみたいだと思ってしまいました。シングルマザー予備軍の方達が、「正しいか間違っているか、不幸か幸せか、」そう悩むことができるのは、余裕のある状態なんだと思います。仕事でもなんでも選択をするかしないか、やるかやらないか、それだけです。人生の大事な事だから時間をかけて考えればいいと思っているような、危機感があるようでない状態を想像しました。すると決めたら、それを実行する為には、どんな条件でどんな要素が必要でなどと考えていきますし、しないと決めたら、しない事を実行する為の条件や要素を見つければいい。シングルマザーが社会でどうであるかなど、気にする暇があったら、自分は何を実現したいのか、何を望むのか、何ができないのか、何が足りないのか、項目を箇条書きにしてる方がよいのではないでしょうか?