
超高層マンションが増えている(海がめ・東京・パートナー有・35歳)
購入したばかりのマンションはバリアフリーです。まったくつまずく事もなく、掃除もしやすく、重宝しています。バリアフリーとは関係ないかもしれませんが、最近思うのは、超高層マンションが多いということ。内装はバリアフリーだったりするのかもしれませんが、実際30階などからエレベーターで降りてこなくては外出できない……。これって、住みやすさを追求しているのでしょうか? 私なら面倒で、家にこもってしまいそうです。ちなみに我が家は二階で、猫の声、虫の声を聞けるのが安らぎです。
元気なうちにしておくべきは……(kemkem・岡山・パートナー有・45歳)
私ではなく両親の家ですが、母が人工関節の手術をして足が少し不自由だったため、勧められて段差をとり、手すりをつけてバリアフリーにしました。ところがその後再手術に失敗、足の状態が変わってしまった(歩行器と車いすの生活)ため、手すりは不要、トイレの高さも合わず、先のバリアフリーで役立ったのは段差をとったことくらいでしょうか。ここから私の得た教訓は以下のとおりです。人生何が起こるかはわからない。先を予想していろいろ設備をそろえてみても役に立つとは限らない。元気なときに考えるべきことは、何かあったときに対応できるよう、改造しやすい造りの家に住むこと。もしくはその際の状況に合った家に住み替えることができるようにしておくこと。このいずれかだと思います。
6カ月の時間をかけて設計(マリーゴールド・神奈川・パートナー有・69歳)
5年前に、一戸建ての注文住宅を建てたときに、バリアフリーの住宅にしました。部屋と廊下の間などはもちろん、トイレも風呂場もバリアフリーです。車椅子でもゆったりと、楽に、トイレにも風呂場にも入れます。風呂場は、シャワースペースを広くとりました。寝室と風呂場は、2階です。階段などにはもちろん手すりをつけました。ホームエレベーターは、200キロ搭載のものにしました。エレベーターがあると荷物の運搬などが便利です。私と家内が60歳を過ぎてからの共同設計なので、バリアフリーを意識した設計となったのでしょう。設計の打ち合わせは、週1回ずつで、約6カ月の時間をかけました。この我が家には、ふたりとも満足しています。
差し迫った理由がないと(みあい・愛知・パートナー無・27歳)
最近新築したばかりです。祖母が身体障害者になったので、バリアフリーにするために建てました。実際、そういう差し迫った理由がないと意識しないものだと思います。普段健康でいるとちょっとした段差などは気にならず暮らせますから。ただ公共の所がバリアフリーになっていくのを見るとだんだんとそういった方向から意識が浸透していくのかなと思います。

近いうちにバリアフリー住宅を建てたい(risara・三重・パートナー有・34歳)
今の住居はバリアフリーではありません。近いうちに家を建てたいと、そして建てるなら当然バリアフリーと考えていました。今回皆さんのご意見を読ませていただいて、とても勉強になりました。バリアフリーは家の中だけではないこと、適度な段差(この基準は難しそうですが)ならむしろ気にしすぎることはないということ、将来に備えてリフォームのしやすさも考慮して間取りを考えること、などなど。バリアフリー住宅設計コンセプトも大変参考になりました。やはり、暮らしやすく、危険の少ない家が一番ですね。立地も含めたバリアフリーの家、そのようなリフォームができる余地のある家を建てたいと思います。
危険がいっぱいな実家(maru1230・東京・パートナー無・35歳)
実家の話です……。40年以上も前に、大工だった祖父が建てた家なのですが、床を高く設計していることもあり、大きな段差がいくつもあります。最近、母が病気のため体が不自由になってきたのですが、家の中では車椅子も使えません。とりあえず家中に手すりをつけ、階段にはリフトを設置しましたが、ちょっとしたことですぐに転倒するため、危険がいっぱいという状態です。また、寝室からトイレが遠いことも大きな障害になっています。できることならリフォームしたいのですが、なかなか簡単にはいきません。
できるところから少しずつ(やまさ・山梨・パートナー無・35歳)
1/3 YES、2/3 NO です。祖母が歩行困難な時期に介護保険を使って、廊下に手すりをつけ、玄関に小さい上りの台をつけました。これだけでもだいぶ違うな、と実感しています。徐々にですができる所から住みやすくしていくと、気持ちの上でも安心できますね。
トイレや寝起きはできるだけ自分で(Lancer・東京・パートナー有・31歳)
最近、旦那と同居を始めたばかりなのでまだバリアフリーは考えていません。しかし、いずれはバリアフリーの家に住みたいと思っています。祖母を見ていて思うのは、基本的なこと(トイレ、寝起き等)はできるだけ本人にしてもらうことが寝たきりを防止するのには重要なのではないか、ということです。祖母はトイレに自分で行かなくなってから寝たきりで起きられなくなってしまいました。