
世界への通過点になっている
(いまいくん・埼玉・パートナー有・40歳)
人気スポーツである野球、サッカー、ゴルフなどは、今まで国内のプロが終着駅であったのが、今ではそれが世界への通過点になっていますよね。よりレベルの高いところで勝負したいとのアスリートたちの思いは当然のこととして受け入れなくてはなりませんが、その場合の国内スポーツのマイナーリーグ化が懸念されます。国内スポーツのレベルを高め、より魅力あるものにするためには、多くのスポーツにある「外国人枠」の撤廃なども検討しなければならない段階にきているのではないでしょうか?
設備をもっと活用して
(エスパー・大阪・パートナー無)
スポーツできる環境の整備が必要だと思います。好きで始めたスポーツもやる環境がなくてできなくなったり、適切な指導者がいないためにできなかったりという状況をよく見ます。海外でよくみられるような、スポーツ全般を指導できる専門学校(メディカル面などを含む)のようなものを、たくさん作ることが必要ではないかと思います。あとオリンピックやワールドカップ開催に向けて作られた競技場がその後あまり活用されずに、無残にも解体されているケースが多いようです。せっかく設備のいい環境ができたのですから、こういう設備を有効に使うということも大切かと思います。
選手を支えるシステムがもっとあると
(きっくんママ・埼玉・パートナー有)
今の日本の現状は野球とサッカー以外、子どもたちがプロと聞いて思い浮かべる競技が限られすぎていると思う。それではスポーツを真剣に続けて日本や世界でトップになってやる!と思うようにはならないのでは。プロスポーツというからには選手の生計が成り立たなくてはいけない。たとえばファンクラブ制度や小口馬主などのように、企業スポンサーだけでなく、選手を支えるシステムがあると、もっとさまざまな競技で「プロ」として活躍できるのではないだろうか。
いろいろな国が勝てるように
(み〜ひゃ♪・埼玉・パートナー無・30歳)
スポーツをしたいならこうしなればいけないという規制(試合の規則とは別とした)がゆるくなっていることは感じています。しかし、試合規則は……。いろいろと規則を変えて、背のある国・体格のいい国だけが勝てるものではなく、いろいろな国が勝てるように、いろいろ変わる規則があったら、みんな楽しめるのでは?と思います。
現役中の待遇ばかりが話題に
(Usa・パートナー有・41歳)
わたしはプロ野球が大好きで、シーズン中は球場に足を運びます。プロ野球選手が引退すると「野球解説者」になるのはなぜ? 本当に彼らの貴重な経験を活かせる仕事なのかすごく疑問を感じます。野球とかかわっていたいという気持ちからの選択なのかもしれませんが、賢明な進路選択とは思えない選手もいます。現役中の待遇ばかりが話題になりますが、引退後の生活をメンタル面も含めてフォローしていくような体制が整うといいですね。
彼らの持つポテンシャルを活かすシステムを(優香理・埼玉・パートナー無・40歳)
わたしの周囲には、スポーツ好きな友人が多く、オリンピック出場経験者や日本記録保持者など、たくさんいます。彼らの現在。その実績に伴わず、あまりに平凡です。平凡がいけないことではないと思いますが、青春の時間とパワーのすべてを、凡人以上に賭けた彼らが、現在、あまりに平凡に生きていると、彼らの持つポテンシャルが活かされていないようで……。
先日、某オリンピック出場経験のあった選手が万引きで逮捕されました。胸が痛んで仕方ありませんでした。プロスポーツ、あまりに偏りがあります。脚光を浴びない種目にも、光る存在は必ずあります。野球とサッカー、そしてゴルフ、そのほか、種目は山ほどありますよ。自らの力を信じて、まい進してきた彼らが、もっと活かされるシステムを創れたらな……漠然とですが感じます。
自立できないプロスポーツ企業(A6M2・愛知・パートナー有・47歳)
プロだけでなくアマも含めて、企業の広告宣伝費等に過度に依存した運営から脱却すべきだと思います。アマは、企業の広告塔として、プロは親会社の広告宣伝費で赤字補てんを受けて存続しているのが、日本のスポーツ界の実態ではないでしょうか。そこには会社・親会社の利害が大きな影響力を与えるわけですから、スポーツ本来のおもしろさ、ファンサービスなどの底辺の拡大といったものの優先順位が相対的に低くなると思います。そういう土壌の上に、日本独特の先輩後輩といった人間関係がかぶさって、自立できないプロスポーツ企業が多いのではないでしょうか。
野球もサッカーも、一部のうまくいっている球団を除けば、チームの母体企業が手を引けば、経営が成り立たないのが実態だと思います。個々のチーム単位で経営を考えていくのではなく、スポーツ界全体で考える、放映権料は中央機構が集中管理し、選手の肖像権はチームが管理するといった、そのスポーツで食べていける経営の仕組みを考えていくことが必要なのではないでしょうか。そして、チームの経営と、チームの戦術は別物ですから、まともな経営者を招聘(しょうへい)すると同時に、監督・コーチは現場責任者であって、経営者ではないということも明確化すべきと思います。一方、アマも、妙なアマチュアリズムは捨てて、謙虚にプロと一体となった、魅力あるスポーツ運営機構作りを考えてほしいと思います。
根性や気合いで押しまくる指導(シーラカンス・東京・パートナー有・39歳)
旧態依然とした体質、密室で決まる選手選考、根性や気合いで押しまくる指導(最近は減ってきましたが)。時代が変わり、さまざまな技術やシステムが構築されているのに、なんかクリアではないスポーツの世界。時代や観客の感覚からずれているところは、早く直していかないと、今以上に選手の海外流出や観客離れが起こりますよ。
スポーツ技術を生かせる職に(まーりん・パートナー有・38歳)
選手たちの第二の人生……。コーチや監督、キャスターになるのは、ごくわずか。残りの選手は、事業や商売といった方向にいく場合が多いのでしょうか。でも、そのスポーツしかやってきてない選手にとって、それ以外でお金を稼ぐことは、かなりつらいのではと想像します。もっと、そのスポーツ技術を生かせる職についてもらいたい。地域貢献という形で、子どもたちにスポーツを教えていくというのも一つの道かもしれないですね。
アメリカの野球選手は(南風〜・長崎・パートナー有・36歳)
アメリカの野球選手は、ルーキーのころから「野球をやめたら弁護士の資格を取る」とか「大学へ戻って医者になりたい」とかその後の人生についても話すことがあると聞きました。プロとして活躍することもすてきですが、現役引退後も輝けるようであってほしいと思います。わたしたちに夢を与えてくれるのがプロの選手だと思いますので、選手のみなさんもたくさんの夢を追いかけて輝いていてほしいと思うのです。
「身近に触れて楽しい」にシフトできれば(Haircut101東京・パートナー無・35歳)
日本だけなのでしょうか? プロスポーツ=観戦するスポーツという図式。もっとプロスポーツが、「するスポーツ」として楽しめるものになればいいと思います。テレビで派手な絵柄になるもの。世界のトッププレーヤーがいるスポーツ。今のメディア中心に回るスポーツ界が、もっと「身近に触れて楽しい」にシフトできるように考えることはできないのでしょうか。