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2004/2/23(月) - 2004/2/27(金)
3日め

テーマ結婚についての面白い本を読んだことがありますか?

今日のポイント

結婚をテーマにした2冊の本がベストセラーに

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凡例
キャスター
松本侑子
松本侑子 作家 翻訳家

わたしは『赤毛のアン』シリーズの訳注つき全文訳を手がけているのですが、アンは『アンの夢の家』(モンゴメリ作、1917年)で、医者となったギルバートと結婚します。教師として働いていたアンは、退職し、グリ……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

頑張りに励まされた記憶(risen・東京・パートナー無・33歳)

結婚本になるかどうかは微妙ですが、28、9歳のころ『シングル体質の女たち』(中山み登り著)を読みました。ちょうど漠然と人生に対して不安になっていて、そんな感情から脱出するためにひたすら本を読みあさっていたころです。この本には実在する29歳前後の8人のお話が書かれています。みなさんの頑張りに励まされた記憶があります。漠然とした不安からは脱出できたものの、いまだに独身ですけれど……(笑)。

よい本に出合えたおかげで(ponzu・東京・パートナー有・30代)

今は絶版の『まるごと結婚の本』は面白い。ライターを目指す人たちが、企画・取材・執筆する講座をとおして作った、「まるごと」シリーズの一冊。90年代後半の古本屋で見つけました。当時、結婚話が持ち上がっていたわたしは、結婚願望がなかったせいか、周囲の意見だけでは整理できず、「そもそも結婚とは何?」という疑問を解決しようと、いろんな情報を得ようとしていました。この本には、近代から現代の結婚のスタイル、慣習、結婚事情や流行ごとなど、多彩な情報が楽しく盛り込まれていました。

結婚式の演出に関する雑誌は当時多かったけれど、「そもそも結婚とは?」に答えてくれた本は初めてでした。半年間これらの資料も参考にしながら、相手と話し合った結果、自分たちに一番合うスタイルを見つけました。式や披露宴はせず、親しい人たちに夫婦として暮らしていくことを報告する程度にしました。お互いに名前が変わることに抵抗があったので、婚姻届は出さない「事実婚」に。その後も一般的な夫婦のように、山あり谷ありですが、今では、もっとも親密な家族として、お互いを必要としているようです。自分たちの選択に自信を持ち、穏やかに暮らせているのは、よい本に出会えたおかげだと感じています。

産婦人科医が書いた科学的な結婚入門書(mamarin)

自分が結婚する前に読んだ『完全なる結婚』(テオドール H.ヴァン・デ・ヴェルデ著)です。これはオランダ人産婦人科医が書いた科学的な結婚入門書です。19世紀のものなのですが、現在にも通じる知識が書かれています。著名人の言葉も引用されています。たとえばバルザックいわく「恋人であることは妻であることより気楽である。それはときどきお世辞を言うより、毎日才気を示すほうがむずかしいのと同じだ」。

花嫁に「よく頑張った!」と言ってあげたい(nonpiy・神奈川・パートナー有・24歳)

酒井順子さんの『結婚疲労宴』を読んだことがあります。プロポーズから新婚生活まで、さまざまな「結婚疲労」話が楽しめます。最近、立て続けに友人が結婚したのですが、彼女たちも「結婚疲労」を乗り越えてこの日を迎えたのかなと思うと、花嫁に「よく頑張った!」と言ってあげたくなります。できることなら、わたしはこんな「結婚疲労」は体験したくないのですが、嫁に行くには避けて通れないのでしょうか。

「妻」「夫」「子ども」を役目にしない(シーラカンス・東京・パートナー有・39歳)

所ジョージさん著の『新亭主論』がとても面白かったです。所さんの飾らない人柄が出ている内容でした。一緒に生活するには、お互いを思いやる気持ちと、生活を楽しんでしまおうという気持ちが大切。それに「妻」「夫」「子ども」を役目にしてしまうから、摩擦が起きるというのはおもしろかったです。夫婦で読むことをおすすめです!

多くの男性にも読んでほしい(四葉のクローバー)

酒井順子さんの本、この間読み終えたばかりです。面白かったので、周りにすすめたいのですが、誰彼にも勧められるというわけではなく、心苦しいところです。この本で一番興味深かったのは、自分よりレベルが下の女性を求める男性、オタク化して幼女趣味、バーチャル趣味に走る男性などがいて、問題の根源は女性だけにあるのではないということです。ぜひ、多くの男性にも読んでほしいと思います。

期待し過ぎなくていい(takiko・群馬・パートナー無・28歳)

面白いといってはちょっと厳しい本でしたが、これが現実で、でもやっぱり結婚はしたいと思ったのが、江國香織さんの『いくつもの週末』です。毎日ごはんを作っての繰り返しに、ある日ごはんを作らないでいたら、それ以降毎日帰ってくると「ごはんは?」と聞かれてしまう、という反応の難しい一方、お風呂に入っていて急に恐怖に襲われて、ドアを開けると夫のいびきが聞こえて、一人ではないとうれしくなる、といった生活を「色がついた」と表現しているなど、現実的で興味深いものでした。わたしにはこのくらいのほうが期待し過ぎなくていいです。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

アンの新婚生活

わたしは『赤毛のアン』シリーズの訳注つき全文訳を手がけているのですが、アンは『アンの夢の家』(モンゴメリ作、1917年)で、医者となったギルバートと結婚します。教師として働いていたアンは、退職し、グリーン・ゲイブルズで初めての花嫁さんとして結婚式を挙げます。友情と愛情をはぐくんできた夫ギルバートと、海辺にたつ「夢の家」に移り、新婚生活をはじめます。

結婚とは、愛する人と一緒になり、お気に入りの住まいを持ち、自分だけの家族を作っていく……そんな新しい人生と幸せを作っていくこと、でもあるのですね。当たり前のことなのに、些末な現実に流されているわたしは、ついつい忘れてしまうのです。

アンがギルバートと新生活を始めた海辺へ行ってみたことがあります。プリンスエドワード島の北岸にある、ニューロンドン湾の内海です。みずみずしい緑色の岸辺に、真っ青な海が入り組んで入江となり、水面はきらきら光り、目のさめるようにきれいなところでした。こんなに美しい風景のなかで、愛する人と暮らす……、なんてステキだろうと、しばし思ったものです。

でも、考えてみると、わたしたちは、どこに住むか、誰と暮らすかを、ある程度は、自分で決めることができるのです。

もっとも、結婚は相手のあることですから必ずしもそうとは言えませんが、でも、それでもponzuさんが書いておらせるように、結婚するかしないか、どんな挙式・結婚のスタイルをとるのかは、自分とパートナーで選びとることができるのです。

いろいろな結婚や家庭のかたちがあるので、それぞれの人が幸せに感じられる生き方を選択すること、自分で選びとったのだと自覚すること、そして納得して前向きに歩んでいくことが、大切なのではないかと思います。

もちろん、アンの結婚は幸福だけではありません。最初の赤ん坊は死産し、夫婦で意見の対立もあります。そんなときに関係がどうなるのか……。それに考えてみると、アンの育ての親のマリラとマシューは生涯独身でした……。

「結婚とは何だろう?」「自分はどんな夫婦になりたいのか?」「どんな人生を望んでいるのか?」それを真摯に考える手がかりを、結婚本は与えてくれるのかもしれません。

松本侑子

松本侑子

作家 翻訳家

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