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今週のテーマ会議番号:1799
子ども社会にも「勝ち、負け」はある?
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3日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2006年01月23日より
2006年01月27日まで
円卓会議とは

古荘純一
プロフィール
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
円卓会議議長一覧
勝ち負けを意識するということは、子どもの対人関係、社会性の発達の段階として捉えることができます。2歳�……
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2日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 少しは必要 (sorairo・愛知パートナー無・)
お互いを認め合えるような勝ち、負けは必要だと思います。個性を尊重するというのならなおさらだと思います。テストは点数をつけるのに、運動会ではみんなが一番ではかわいそう……。お互いが向上心を持てるような勝ち、負けがいいな、と思います。

yes みんな仲良くではあるけれど (Danzen・31歳)
先日、幼稚園児の甥と遊ぶとトランプゲームする機会に、本気で「勝負」にこだわる様子に 自分が失ってしまった“本気でやる”という気持ちに気がつきました。夢を実現するには「負けん気」「やる気」が大切かと思います。将来の夢をかなえられるよう、子ども時代は“勝負、やる気、希望”が重要要素だと感じました。

yes 勝ち・負けは本能 (りんすけ・神奈川・パートナー有・35歳)
「欲しいおもちゃを先に使われた……負け」「大人の質問に一番に答えられた……勝ち」といった感情は、本能として小さい時からあるように感じています。「勝ち・負け」を体感する経験をたくさん積むことで、精神力が養われ、努力することを覚え、自己を認識し、来るべき大人社会へ備えるのではないでしょうか。

yes 子ども社会だからこそ (CYAMU・神奈川・パートナー有・44歳)
子ども社会だからこそ、明確に(時には残酷なほど)勝ち負けはあると思います。それは「勉強ができる」「スポーツができる」など。子どもは勉強やスポーツなどが生活の大部分を占めているので、他に判断する基準も少ないのかもしれません。例えば、大人だったら経済的なことも入るのでしょうけど……。みんながいいところを伸ばせばいいのだけれど、なかなか難しいと思います。勉強ができなくても、スポーツができなくても、みんなが自分の長所に自信を持てば、素晴らしい世の中になると思います。

no 短期的にはあるかもしれませんが (三和子・埼玉・パートナー有・32歳)
単純に勝ち負けを決めてしまうには、子どもの将来には不確定要素が多すぎるように思います。成績もよく、恵まれた子どもがその結果として耐性が育たずに成長して、どこかで落伍者にならないとは言えませんし、早期教育で英語が話せたとしても、肝心のコミュニケーション能力が育たずに、使われなければ何の意味もないのではないでしょうか。一時の「負け組」の兆候、イコール人生での負けとは言い切れません。親にできることは、子どものその時々に寄り添ってあげることだけだと思います。

no 勝ち負けってなんでしょう? (nk513・東京・パートナー有・39歳)
私は子どもを授かるのを待つ身なのですが、子どもに格付けをすることだけはしたくないと考えています。祖母に友達と比較され、嫌な気分になった思い出もありますし、俺の家は金持ちだからと威張る同級生に、むなしさを覚えた記憶もあります。子ども社会の勝ち、負けは、結局のところ親(大人)の意見や希望の投影でしかないのではないではないでしょうか? 大人にだってそもそも勝ち負けも優劣はないはずです。それぞれの役割を担って生きているのですから。
3日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
勝ち負けから対人関係を学ぶ
勝ち負けを意識するということは、子どもの対人関係、社会性の発達の段階として捉えることができます。2歳前後から自分以外の人間(に限らず動物など自分以外も含みます)を意識した行動をとるようになります。

例えば、人形と遊ぶ、友だちとゲームをするなどです。勝ち負けも対人関係の発達の一部とすれば、勝ち負けから学ぶことは多くあります。子どもの知的な発達にも必要なことです。

一部の発達障害の子ども達は、他の子どもとの競争にまったく興味を示しません。勝ち負けというよりは基本的な対人把握に問題があり、その意義を理解するのが困難であるということでしょう。

勝ち負けを通して、努力の必要性、負けた人への思いやり、想像力や感性、勝ちを得るための作戦(意志決定、計画・立案、実行、効果判定)などが身についていくと思います。

さらに、勝ち負けから、他者の考えを読む能力も身につけて行くことになりますが、この能力は将来の人間関係には不可欠でしょう。社会人として慈しみの気持ちを持つことなどと関係しますし、騙されないなど自己防衛にも必要です。

ただし悪用すれば詐欺ですが、「嘘も方便」という諺がその範囲を規定しているようですね。

この他人の考えを読む能力は小学校前半ころまでに急速な発達を遂げていきます。この時期に、勝ち負けに関してNegativeなメッセージを伝える、勝敗そのものを否定することは好ましくないことで、勝ち負けとその持つ意味をしっかりと教えることが必要と思います。

他人の考えが読めるようになると、次に「自分自身」を意識するようになります。子ども達自身が、勝ち負けについて質的な把握を始めるときでもあります。この問題については昨日コメントをいたしましたが、勝ち負けではなく「勝ち組、負け組」といった質に踏み込んだメッセージは注意すべきでしょう。

本日は、子どもに勝ち負けを具体的にどのように教えるか、希望をなくさない伝え方はどうすればよいでしょうか御意見を下さい。

また、ライブドア事件のような勝ち組の転落は反面教師的に教えた方がよいでしょうか。どうぞたくさんの御意見をお待ちしています。

古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
古荘純一


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■ 「子どもに優劣はつけないほうがいい?」
大切なのは、将来の目を育むこと。だからこそ……。
■ 「人と境遇を比べて焦りを感じる? 」
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■ 「「自分の才能」に自信がありますか? 」
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