イー・ウーマン伊藤宏一さん銀行を選んで使い分けていますか？

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会議番号:1906

銀行を選んで使い分けていますか？

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【開催期間】
2006年06月05日より
2006年06月09日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

伊藤宏一　千葉商科大学大学院教授・CFP

1日目のデータでは、銀行を選んで使い分けている方は全体の60％。過半数ではあるけれど、選んで使い分けて�……

議長コメントを全文読む

1日目までに届いている投稿から...

トラベラーズチェックの手数料 (shundari・愛知・パートナー有・61歳)

年1～2回海外へ行くので、安全のためにトラベラースチェックを作ります。日本で作るときも、円に戻すときも手数料が掛かるので、最近手数料の掛からない銀行に口座を開設。近頃預金の利子もとても少ないので、今までの銀行の預金から一部をそちらの銀行へ移しました。ドルで20万円預けて置くと、口座使用料は無料。3カ月の間にカードで1万円使用すれば、ゴールドカードの使用料も一年間は無料。目的に合わせた口座は便利ですね。

地方でも選択肢が増えました (ぺり・鹿児島・パートナー無・24歳)

地方銀行、新生銀行、郵便局の3つを利用しています。地方銀行は主に普段の生活（水道、電気等の引き落とし）で利用し、新生銀行は出張、転勤対応として口座を開設しました。新生銀行は郵便局やコンビニで無料で引き出せるのが魅力です。地方では、郵便局や地元の地方銀行等しか選択肢がなかったのですが、最近は地方に住んでいても、利用できる銀行が出てきて「銀行を選ぶ」ということができるようになったと思います。

	使うときの便利さが優先事項です (ニューヨーク・アメリカ・パートナー有・32歳)
日本国内で日常に使うためにATM操作の手数料が要らない郵便局、貯金のために大手銀行、海外でドルを使う時のために海外で強い銀行、と3つの銀行を使い分けています。元手があまり多くないので、金利についてはあまり考えておらず、もっぱら使う際の手数料や便利さを考慮しています。

	使い分けたいですが (すーぴん★・千葉・パートナー無・25歳)
新生銀行の振込み手数料が5回まで無料というのは、かなり惹かれますが、店舗数も少ないし、今のところそれほど振り込む機会がないので、実践はしていません。

統合で集中型に…… (toko・兵庫・パートナー有・40歳)

用途に合わせて分散させてたのに、銀行再編で同じ銀行になってしまいました。ネットで投資信託や外貨預金等を始めたので、同じ銀行なら運用状況の把握が楽なので分散は考えていません。取り扱いの金額に合わせてサービスもアップするので活用中です。しかし、破綻ということになると思うと、不安もあります。

2日目の円卓会議の議論は...

目的に応じて、使い分けと集中を

1日目のデータでは、銀行を選んで使い分けている方は全体の60％。過半数ではあるけれど、選んで使い分けていない方が40％もいるというところがポイントだと思います。もっと銀行を選んで使い分ける意識を持つ必要があるのではないかと思います。

そこで使い分けているケースですが、まずは鹿児島のぺりさん。地方でも選択肢が増えたのは本当に喜ばしいですね。地方だと一昔前は地銀・郵便局・JAバンクといった感じでしたが、郵便局のATMやコンビニの銀行ATMを上手に使いこなせば、新生銀行など都市銀行も使えますね。

転勤というと、昔は転勤のたびに転勤先の地元の金融機関に口座を開設していき、いつしか初めの頃の口座を忘れて放置してしまうという話があったのですが、今はうまく金融機関を組み合わせて使いこなせば、そういう無駄なことはしなくてもよくなりましたね。出張や、あるいは離れて暮らす大学生の子どもへの仕送りなど、ひと工夫で利便性がとても向上しますね。

shundariさんとニューヨークさんは、海外とのやりとりという目的ですね。トラベラーズチェックに関連した手数料も掛からないにこしたことはありません。特に毎年何度か海外に行かれる方にとっては、一つのポイントになります。また海外に支店が多くあり、海外でスムーズに外貨を引き出せるということが大切な人が、いるかも知れません。

ところで他方、tokoさんの言われる「集中」という点も大切ですね。特に運用系に関しては一つの銀行に集中すると、運用状況の把握が簡単にできるし、残高が多くなれば、金融機関のサービスもレベルアップしますね。要はどんな目的について集中するのかを考えることです。

とにかく銀行によって、外貨預金の手数料がとても安い、ネットオークションの手数料が無料、あるいは住宅ローンの保証料や繰上げ返済手数料が無料といった特徴がいろいろあります。一つひとつ調べるのは大変なので、例えば「銀行INFO」というサイトをみると、都市銀行やネット銀行等について、比較情報が得られるので便利です。チェックしてみてください。

さてそこで皆さんは、金融機関にどんなサービスや金利を望みますか。どんなメリットがあれば今とは別の金融機関を利用しようと思いますか。
投稿をお待ちしています。

伊藤宏一
千葉商科大学大学院教授・CFP


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