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今週のテーマ会議番号:1974
紀子妃の出産で日本の皇室は変わると思いますか?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
1位
【開催期間】
2006年09月04日より
2006年09月08日まで
円卓会議とは

竹田圭吾
プロフィール
このテーマの議長
竹田圭吾 『ニューズウィーク日本版』編集長
円卓会議議長一覧
昨日のテレビ報道を見た外国人は、日本人は例外なく男の子の誕生を心から喜び、皇位継承をめぐる議論がこれ……
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3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 今こそ、イノベーションを! (ほえーる・神奈川・パートナー有・30歳)
男のお子様が誕生されました。素直に、1つの貴重な命の誕生を国民としてうれしく感じます。それと同時に、紀子様、秋篠宮様、皇太子ご一家、天皇皇后の今後のさまざまな憂慮が想像されます。私は、不勉強ながらも皇室は存在すべきものだと思うし、これからも栄えて欲しいと願っていますが、今のままではやはり国民の理解を得がたいと思います。皇室にもイノベーションを!

no 紀子妃の、で変わるのではなく (Yロンドン・千葉・パートナー有・42歳)
紀子妃の出産で変わるのではなく、今の天皇の在位中に「今のままでいいのかを見直す」ことだと思います。雅子妃が、紀子妃が、といったまるで当事者のなかに問題があるような議論の仕方自体に違和感を感じます。皇室は必要なのか。なぜか。条件は男系以外ありえないのか。国民(集団)としての誇り(伝統と教養)をそこに見出すために、異文化との交流のために必要なのか。存続のために国民が支払うべき費用は? また、あれほどまでに自由のない人をつくること自体、疑問です。

no 人権は伝統よりも尊い (Bise・東京・パートナー無・40歳)
竹田キャスターがお書きになったとおり、皇室はまさに国の鏡。さすが、ジェンダー・エンパワーメント指数が80カ国中43位(2005年)の男性国家に象徴される問題だと思います。そもそも民主国家にあって、天皇制の継続は意味のあるものなのでしょうか? 基本的人権の尊重という権利を享受できないのは、人間と認められていないようなものです。日本国憲法第一章に、天皇の地位は国民の総意に基くと書いてありますから、ここで国民の総意というのを確かめてもいいのではないでしょうか。

no 同じ重みのある命 (kiyo*・東京・パートナー有・33歳)
紀子様が男児を出産され、非常におめでたいことですが、「男の子でよかった」の裏返しに「女の子は望まれていなかった」があるような気がして素直に喜べません。性別に関わらず、無事に生まれる尊さは変わらないと思います。雅子様が「男の子を産んでいない」ことで引け目を感じてしまうとすれば、それは制度がおかしいと感じます。皇室典範改正論は下火になるという報道がありますが、性別に関係なく同じ重みのある命として皇位が継承できるしくみを、今後も議論していくべきだと考えます。

no 問題を先送りにしない (みいや・香川・パートナー有・43歳)
紀子さまに男の子が生まれ、やはりどの報道も“男の子”ということで安心、ホットしたと。これでは今までと何も変わらないではないでしょうか? ただ単に問題が先送りされただけで何も進展はしていません。いっそのこと女の子がお生まれになった方がよかったのではと思ってしまいました。問題を先送りにするのではなく、この機会にじっくりと将来の皇室について考えるべきだと思います。

no 皇室は本当に必要か (みずちん・神奈川・パートナー有・39歳)
戦後処理のなかで皇室は終わらすこともできたはずです。でも存続させた当時の状況は理解できます。しかし現在まで議論もされずに継続しているのは不自然です。靖国や皇位継承問題が取り沙汰されるなかで、象徴であるはずの皇室が再び崇められる傾向にあるように見えて仕方ありません。とても危険な状態に流されかねない……今こそきちんと議論しなければいけないと思います。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「皇室の存続と人権の尊重、の矛盾」
昨日のテレビ報道を見た外国人は、日本人は例外なく男の子の誕生を心から喜び、皇位継承をめぐる議論がこれでうやむやになると懸念する日本人などいないと感じたことでしょう。テレビだけ見ていると、今回のこのサーベイで様々な意見を述べてくださっている皆さんなど、この国に存在しないかのようです。お祝いムードは別に悪いことと思いませんが、あまりにバランス感覚が欠けているというか、こういうのを「偏向報道」というのではないでしょうか。

それはともかく、新聞などの報道によると、案の定、政府は皇室典範改正案の国会提出を見送る方針を明らかにしました。これで皇室のあり方をめぐる議論は消え去り、人々は思考停止に陥り、雅子妃の心の病も興味本位の話題としてしか取り上げられなくなる……。最も可能性が高いのはそんなシナリオでしょう。こんなことでは、今から30年後、昨日生まれた宮様が適齢期を迎えても、彼と結婚して皇室に入ってもいいと考える女性などこの世に一人も現れないのではと心配になります。

この生まれたばかりの男の子がやがて背負うことになるかもしれない皇室とは、一体どのような存在なのか。思い出すのは、2年前に起きた新潟中越地震で、見舞いに訪れた天皇と皇后を取り囲み、感激して涙していた被災地の人々の姿です。そうしたオーラがあるからこそ、ケネディ家を王朝(キャメロット)と呼んだり、イギリスのダイアナ妃に異常なほどの愛情を注いだアメリカのように、王室をもたない国はコンプレックスと呼べるほど王室の存在に憧れるのでしょう。雅子妃がもっと頻繁に外国に出かけて「皇室外交」を行うことができていれば、それは国益にもかなったのではないかと思います。

そうしたオーラは、王族や皇族が「人権を否定された、超越した存在」であるからこそ生まれます。だから、皇室はあってもいいけれど皇族の人権はもっと尊重されるべきだという論には、僕はどこか矛盾があるように感じてなりません。小泉首相が皇室典範の改正に動いたのも、男子を産まなければならないプレッシャーが皇太子妃を病にいたらしめたからではなく、純粋に皇室を存続させるためだったはずですが、それはそれで理にかなっていたと思います。

女系・女性天皇を認めれば皇室のオーラが失われるとは限らないし、皇室制度をめぐる議論が今回の出産で途絶えてしまうべきではないと思います。ですが、「超越した存在としての皇室」をどのように維持するか、という問題を克服しないかぎり、議論はいつまでたっても平行線をたどるような気がします。

あるいは、皆さんは、そうまでして皇室が維持存続される必要はないと思うでしょうか。それとも、人権が否定されても皇室は存在するべきだと思いますか。

竹田圭吾
『ニューズウィーク日本版』編集長
竹田圭吾


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