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今週のテーマ会議番号:2074
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
4位
【開催期間】
2007年01月22日より
2007年01月26日まで
円卓会議とは

小野瑛子
プロフィール
このテーマの議長
小野瑛子 家計の見直し相談センター
円卓会議議長一覧
確定申告を中心に、クロヨン問題、納税意識の問題、税金の使い道の問題、消費税の問題など、さまざまな方面……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 消費税は目的をはっきりと (福井ななこ・パートナー有・31歳)
政官の皆さんが「ここまで削ります!」と無駄遣いを削減してくれたうえで、使用目的をはっきりさせてもらえれば、消費税のアップは仕方ないかなと思います。政治家が「5万円以上の経費に領収書を取るようにします!」と言っているようでは、まだまだ信頼できないなあと思いますが……。

yes 納税者意識を持つために (美術館の午後・愛知パートナー有・)
納税者意識を持つために、消費税は必要と考えます。所得税を支払っていない人も税を支払う機会が得られるということが重要です。税金を支払うということを、国や地方を支える大切な行為だと前向きにとらえる必要があると思います。

yes 納税のメリットを実感させて (Coco Bennie・広島・パートナー無・38歳)
私が大学進学について悩んでいた頃、当時、小さな会社を営んでいた父が、「わしがどれだけ真面目に税金を払っとるか考えてくれ。おまえが、国立大学で勉強して元をとってくれないと、わしは情けないぞ」とこぼしてました。そうでもしなければ、税金を納めていても、自分たち国民の生活のために使われているのが実感できなかったのでしょう。私も、正直に申告納税をしていますが、まだまだ、「政府に持っていかれるもの」という感覚を拭いきれません。

no 使い道を知りたい (eowyn・栃木パートナー有・)
今年初めて確定申告をします。理由は医療費が限度額を超えたからです。自立支援法の下に昨年度まで5%だった保険負担が、一気に30%負担になってしまったからです。今まで160円だった診察代が1,550円。薬代も500円だったものが6,000円。幸いにも私はこれらのお金を払うことができましたが、増税されて払ったお金が、本当に自立支援に役立っているのかは、知る由もありません。増税した分が適切に使われていることが分かれば、気持ちよく確定申告できるのに、と思います。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「日本の借金がいくらあるか、確認してみませんか?」
確定申告を中心に、クロヨン問題、納税意識の問題、税金の使い道の問題、消費税の問題など、さまざまな方面に議論が発展しましたが、いよいよ今日は最終日。一週間のお付き合いを感謝しながら、まとめの言葉を書いています。

税金について考えるとき、いつも私の脳裏に浮かぶのは、経済評論家・財部誠一さんのHPにある「借金時計」です。これは国と地方の長期債務(国債など)の残高を示すもので、時期がくれば返済しなければならない日本の借金です。これを書く前に確認したところ、現在の残高は約774兆円、1家庭あたりの負担は約1645万円になっており、刻々とその数字は増えていっています。じっと眺めていると、日本の将来はどうなってしまうのか、空恐ろしくなります。皆さんもぜひ一度、ご覧になってください。http://www.takarabe-hrj.co.jp/clock.htm

なぜ、こんなに大きな借金ができてしまったのか、いろいろ原因はあると思いますが、単純にいえば、国の支出が大きすぎて税金の収入だけでは足りないため、足りない分を国債などの借金でまかなってきたからです。一般家庭でいえば、年収は500万円しかないのに、毎年1000万円の生活をして、足りない500万円は借金でまかなっているということです。こんなことを続けていたら、一般家庭や一般企業ならたちまち破綻しますよね。いえ、日本という国だって、いつかは破綻してしまうでしょう。この借金はすべて将来へのツケ、子孫へのツケになっているのですから。

この借金を少しでも減らすためには、収入を増やし支出を減らすしかありません。収入とはすなわち税金ですから、日本の将来のためであれば、消費税率アップなどの増税にも耐えなければならないのかなという気持ちになります。美術館の午後さんがおっしゃっているように、この思いは多くの国民が抱いていることだと思います。

しかし、どうしても納得できないのは支出、つまり使い道の管理です。一般家庭や一般企業は、少しの無駄使いもしないよう必死で努力しているのに、新聞やテレビなどの報道を見るだけでも、税金の無駄使いはあまりにも多い。また、支出削減の矛先は、eowynさんも体験なさっているように社会保障の面にばかり向けられているような気がします。福井ななこさんご指摘のように、「5万円以上の経費に領収書を取るようにします!」なんてノーテンキなことを言っている政治家への不信も大きいですね(私なんかも、基本料金660円のタクシー代でも領収書なしには会社から払ってもらえませんよ)。

使い道がはっきり分かっていて、無駄使いもなくて、現在と将来の日本のために有効に使われるのであれば、ちゃんと税金を払うし、ある程度の増税にも耐えます……、それが、私たちの思いではないでしょうか。国民の納税意識を高めるために、まず国がやらなければならないのは、それを明確に国民に示すことであり、明確に示せるような体制を作ることであると思います。Coco Bennieさんがおっしゃっているように、「自分たち国民の生活のために使われているのが実感」できれば、納税者意識はおのずと高まってくるでしょう。

以前、ファイナンシャル・プランナー(FP)仲間の勉強会で、このことが話題になりました。FPには手に余る大きな問題ですが、ひとつの提案として、消費税の収入を国民年金の負担に当てるのはどうだろう、という意見が出ました。消費税率を10%に引き上げるかわりに、国民年金の保険料をゼロにし、基礎年金の支払いや事務経費などはすべて税収でまかなうという案です。いろいろ計算してみたところ、税率10%で、消費税の税収をすべて国民年金の財源に回せば、保険料なしでも負担に耐えられるという結論になりました。

いま、国民年金の保険料未払いが大きな問題になっており、未払いの人は老齢・障害・遺族年金を受け取ることができず、結果的に生活保護を受けることになり、国民の税負担が増えるという悪循環も発生しています。消費税による税負担方式にすれば、こうした問題が解決するし、国民年金だけに絞り込めば、使い道などの監視がしやすいというメリットもあります。

仮に一家庭で月30万円を使うとして、税率10%なら消費税の負担は3万円、これは夫婦2人の国民年金保険料にほぼ該当します。国民年金の保険料免除が背景にあれば、消費税率アップも納得できるのではないでしょうか。これはひとつの提案に過ぎないし、私たちの計算も正確なものではないので、実行にはおぼつかない面が多々ありますが、こうした具体的な案を考えていくことも大事ではないかと思います。

確定申告をきっかけに、さまざまな問題に議論が発展したこの一週間でした。たくさんのご投稿、ほんとうにありがとうございました。またお会いできる日まで、さようなら。お元気で。

小野瑛子
家計の見直し相談センター
小野瑛子


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