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今週のテーマ会議番号:2456
iPodやHDD録画機へ補償金をかけることに賛成?
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2日目/5日間
働く人の円卓会議
6位
【開催期間】
2008年05月26日より
2008年05月30日まで
円卓会議とは

関口和一
プロフィール
このテーマの議長
関口和一 日本経済新聞編集委員
円卓会議議長一覧
皆さん、早速、貴重なご意見をありがとうございました。難しいテーマなので、ご関心のある方が少ないのかな……
議長コメントを全文読む
1日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes もっと気軽に楽しめる仕組み (まいんys・山口・パートナー無・37歳)
肖像権や著作権のことを思うと、補償金は必要かと思います。ですが、気軽に音楽や映像を楽しむ、ということになると安く楽しむことが出来ないのは辛いかと。元になる映画の観賞料金やCDなどの価格を下げて貰えると、もっと気軽に楽しめるのではないかと思うのですが。出版の単行本->文庫本の印税の仕組みのようにはならないのでしょうか。

yes もう少し詳しく知りたいです (ほまれ・兵庫・パートナー有・39歳)
放送局と家電メーカーとの経済のバランスなのでしょうか。難しいなと感じました。そして私はこれに関して知識もありませんし、補償金の認識も低かったと実感しました。詳しい説明は順次していただけるとのことで、私自身でも少し調べて認識すると意見はまた変わるのかもしれないと思いました。

yes コピーできるなら買わない (ぺり・福岡・パートナー無・26歳)
私の場合録音、録画し放題ならば、CDやDVDは買わなくなると思います。著作権は守るべきと考えます。ただ、10回までのコピーは可ということになるとして、10回していいなら、20回も同じことではないのかと思いました。

no 違った使い方もある (Eugenie)
テレビの録画やCD音源などの再生以外に、自分で撮影した記録映像や音源を再生する場合だってあるはずです。iTunes Music storeや販売されているCDにはすでに著作権および著作隣接権使用料が含まれているのではないでしょうか? テレビなどで放送されるものもまたしかり。営利目的として取り締まりやすいところを狙うのではなく、著作権保護のあり方をもう一度よく考える過渡期にあるのだと思います。

no 私が分かっていないだけかも!? (kimirie・兵庫・パートナー無・37歳)
今、テレビ等の録画でもきれいに出来るようになっていますし、一部の製品への補償金を考えるより、もっと根本的に考え直すべきなのではないかと思います。iPodやHDD録画機の他にも、コピー機やスキャナーにもかかっているのでしょうか?音楽や映像だけでなく、書、絵画、写真、小説、詩歌、句、等、そう言ったものにも著作権がありますよね! 安易に、一部の製品に補償金をかけるだけで解決した気になるのは、違うように思いますし、補償金には反対です。

no 権利と努力 (ざおざお・中国・パートナー有・35歳)
デジタルコンテンツの著作権利者の権利自体は当然守られなくてはいけないものだと考えます。ただ、コンテンツの流通経路が拡大したことにより、従来の仕組みでは得られる利益が減るから補償金ということに対しては反対です。権利者としては、流通経路の拡大は当然予測されることであり、それに対して対応する努力をするのが筋だと考えます。その暫定期間として1年間だけの補償金というのであれば、理解できるが、努力しないで利益分を消費者に転嫁するのは納得できないです。

no 新しい仕組みを考えるべき (Jerryb・東京・パートナー有・41歳)
既存の著作権の範疇で検討し、それを補償する手段を考えるのは限界に来ていると思います。猛スピードで進化し続ける媒体に後手後手で法の網をかけても、発効するのはある程度の数が市場に出て飽和した後なので、本当に著作者の利益になるかどうか疑問です。また集約したものは本当にフェアに分配されるでしょうか。それより中間搾取を減らして直接著作者に還元される仕組みを作りつつ、ある程度の時間がたったものは自由に公開してユーザ便宜も図る方法を検討してほしいと思います。
2日目の円卓会議の議論は...
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著作権団体とメーカーが対立
皆さん、早速、貴重なご意見をありがとうございました。難しいテーマなので、ご関心のある方が少ないのかなと思っていたので、それでもたくさんの投稿をいただいたのはうれしい限りです。ただ、賛成が55%というのは意外でした。

ほまれさんから、「もう少し詳しく説明してほしい」というリクエストをいただきましたが、このテーマは確かにわからないところがたくさんあります。順番にご説明して行きたいと思いますが、一方でEugenieさんや、ざおざおさん、Jerrybさんたちからは、核心をついたご意見もいただきました。ありがとうございます。

まず「私的録音録画補償金制度」ですが、家庭内で私的に録音や録画をすることは基本的に著作権法で認められています。米国でも「フェアユース」といって教育目的などには複写が許されています。

しかし音質や画質の劣化しないDATやMDなどデジタル記録装置が登場したことで、CDの販売が減少するのではないかという指摘が権利者側からあり、記録媒体や装置に実勢価格の1〜3%くらいの補償金をかけることが1993年から始まりました。その後、MDが広がったことで、その額2000年には40億円を超えたのです。

ところがiPodが登場したことで、その構図が大きく変化しました。
補償金制度ではハードディスクなど本体に記録する装置は想定していなかったため、補償金が減り始めたことから、権利者側(著作権団体)がiPodにも課金すべきだと言い始めました。ちなみにドイツやフランスなどでは、iPodに補償金がかけられていますが、米国などではかけられていません。

この議論は文化庁の文化審議会の著作権部会で議論されてきたのですが、なかなか結論がまとまらないところに、今回の「ダビング10 」問題が出てきました。

デジタル放送は「コピーワンス」といって現在、1回しか録画できませんが、これだとDVDに移し替えたときに失敗したり、装置が故障したりしたときに困るという不便があったため、総務省の情報通信審議会でコピーを9回、最後にムーブを1回、計10回のダビングまで認めようということが決まりました。これを受け、放送局とメーカー側が来月2日から「ダビング10」を実施すると発表したのです。

ところが総務省の情報通信審議会の報告書には、制度導入にあたり、「権利者が不利にならないよう対価も必要」と書かれていたことから、権利者側がこれをもとに補償金の適用を求めたわけです。

つまりメーカー側は10回しかコピーできず、DRMと呼ばれる不正コピー防止装置があるのだから補償金は要らない、と解釈したのに対し、権利者側は10回もコピーを認めるのだから、当然補償金の対象であると主張したのです。

メーカー側が懸念しているのは、こうした形で補償金を認めると、新しい製品が登場するたびに半永久的にメーカーは補償金を負担していかなければならないということです。それからiPodにはiTunesというサイトがあり、楽曲を有償で購入しているので、さらに補償金をかければ二重取りの可能性があるということです。

もともと著作権団体はこうした携帯音楽プレーヤーに否定的で、そのために日本メーカーは柔軟な製品開発ができず、アップルに市場を奪われてしまったという思いがあり、今さらそれが成功したらお金がほしいというのはおかしいという気持ちもあるわけです。

ネット配信は今後の流れですので、記録装置にどんぶり勘定で補償金をかけるより、利用者がデジタルコンテンツを視聴したら、その分だけ利用料を課すのが適切だということも言えます。技術的にもそれが可能になりました。

もう一方の問題としては、補償金がどのような形で使われているのか、視聴者にはよく見えないところもあります。このあたりは次回ご説明したいと思いますが、これらのことを踏まえ、皆さんはどうお考えになるでしょうか。長くなって申しわけありませんが、賛否両論ともにその理由をお願いできればさいわいです。

関口和一
日本経済新聞編集委員
関口和一


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