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今週のテーマ
会議番号:2498
「弁護士に相談するなんて余程のこと」と思いますか?
投票結果
72
28
470票
184票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2008年07月14日より
2008年07月18日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
金野志保 弁護士 早稲田大学大学院法務研究科教授
初日からたくさんのご投票・ご投稿を頂き、ありがとうございます。特にご投稿が多いことから、やはり、皆さ……
議長コメントを全文読む
1日目までに届いている投稿から...
敷居が高い……。 (きのこのこ・神奈川・パートナー無・37歳)
いきなり弁護士に相談するというのは敷居が高く感じます。まずはインターネットの質問箱のようなところで情報を集め、無料の専門の相談所のようなところへ行って、やはり弁護士の手を借りないとならないようであれば、つてをたどって探すことになると思います。例えば住宅に関すること、雇用に関することなど、分野によって得意としているところをどうやって探すかといったことや、それぞれトータルでどのぐらいの費用がかかるのかも明確であれば、利用しやすいと思います。
相談したのは1度きり (あきんぼ・東京・41歳)
離婚をしたいとき、話し合いを有利に話を進めるために相談しましたが、かなりの決心が必要でした。相談する前は、費用が高いとも思いましたし。結果として、相談した上で話し合いに望んだお陰で、法的な根拠に基づく主張ができて良かったです。もしもまた、法的な知識が必要な交渉ごとに直面したら、弁護士に相談に行くと思います。
敷居は高く感じます (Gigi・千葉・パートナー有・24歳)
金野先生のお考えを読んでなるほどなぁ〜と思いつつも、私には敷居が高いと思ってしまいます。私の周りには経営者の方などが多く、「弁護士の先生」という言葉もそこでよく聞くがために「私にはあんまり関係ないかも」が定着してしまったのかもしれません。よく考えてみれば、ガンを発症して動けなくなってからお医者さんに行くようなものですよね。けれど、本当にどういうときに相談すれば良いのか、その見極めも素人には難しいです。
自分の手に負えなくなるまでは (JUN・神奈川パートナー有・)
もし私に問題が起きても、最初に自分で何とかしようと考えます。その後いよいよ手に負えなくなるまで弁護士に相談しようと考えません。敷居が高いと感じるのは金額のこともありますし、「こんなことで相談なんて……」と思われやしないか心理的に抵抗があります。"風邪で立派な大学病院に行く"ような、気軽に相談できる相手ではありません。
料金体系と質 (ニューヨーク・海外)
友人に弁護士が何人かいても、やはり弁護士事務所は相談するには敷居が高いです。それは、事前に料金体系がよく分らないということも原因の一つだと思います。何をどのくらい相談すればいくらかかるのか、どの弁護士だと高いのか、それとともに質はどうなのか、事前の検討材料がないため、気軽に相談、という感覚にはなりません。
正確には「思っていました」 (TSUNAMI1969・愛知)
昨年、家庭内でトラブルがあり、心身とも疲れていたことがありました。毎日泣いてばかりで、誰に何を相談したらいいのかすら分からなかった頃、まず、「一般的な相談やカウンセリング」と「法律的な相談」のフェーズの違いを教えてくれる人がいて、次に、「この人なら大丈夫」という専門家を何人か教えてもらったり、実際に相談に乗ってもらったりしながら、助けられたことがありました。弁護士の敷居は決して低くはないけれど、「特殊なこと」ではないと思うようになれました。
料金が心配です (kakoran・大阪パートナー有・)
相談するような出来事がまだ発生していないので、現実味には乏しいのですが、正直いくらかかるのかが心配です。時価と書かれているメニューを注文するような恐ろしさがあり、信頼しておまかせできるかどうか。費用や成功報酬を考えれば、余程のことでなければ依頼することは考えられません。
わからないことが多い。 (mosuto・茨城・パートナー無・36歳)
私も弁護士に相談したいことがありましたが、いろいろわからないこと、不安なことがあったためしませんでした。インターネットでいろいろ調べたのですが、わたしが相談しようとしていることが、果たして弁護士さんが扱うような案件であるのかどうか、ということが疑問だったことと、弁護士が周りにいないため、どの程度親身になってくれるのかがわからず、コストとパフォーマンスを考えて満足いくかどうかわからなかったので、相談しませんでした。
敷居は高くなかった (真打ち・栃木・パートナー無・38歳)
随分前に、弁護士無料相談を経て調停離婚をした。時間こそ短いが、相談は無料だし、調停は最後の書類作成時の印紙代しか費用は発生せず、勉強になった。知人から、不和や離婚で相談を受けると、協議離婚の危うさ、後々の水掛け論防止にも効力のある調停離婚について、経験を交え伝えている。困った人の為に解決策を共に導き出し、悩みから開放され より良い生活を送る為に存在する職業だ。皆が利用出来る仕組みになっているのだから、機会のある人は躊躇しないで欲しい。
「リスク認識」は重要 (風街ろまん・東京・パートナー有・28歳)
ビジネスではもちろんですが、日常生活においても、締結しようとしている契約書や約款の内容が不利ではないか、交渉やトラブルにおいてどのような法的手段の選択肢があるのか、労働者としての権利にはどのようなものがあるのかなど、「予め」知っておくことはとても重要だと思います。「法の不知は恕(じょ)せず」という法諺(ほうげん・法に関することわざ)がありますが、素人であれば必ずしも法を知り尽くしているわけではありません。「リスク認識」という意味では早期に弁護士に相談する、ということは必須だと考えます。
教育の問題 (武士道・愛知・パートナー有・33歳)
一番のネックは、「料金の基準がわからない」のと、「直面している困難に、法律問題が潜んでいることが分からない」ことだと思います。知人に、相続放棄をしなかったために親の借金を受け継いでしまった人がいますが、「相続放棄」という法的手続があることを知らなかったそうです。法的手続でなんとかなりそう、と分かったら、まずは無料法律相談にいけると思うのです。私は、中学、高校で身近な法律は教えるべきだと思います。そうすれば、誰に助けを求めるかはおのずとわかると思うのです。
「かかりつけ弁護士」 (パレアナ・東京パートナー有・)
法律事務所の敷居が高いとは思いませんが、どういうことを、どういう時に、どこの法律事務所に相談したらよいかがはっきりしません。はやり、弁護士さんによって専門分野、得意分野があると思います。かかりつけ医のような「かかりつけ弁護士」の役割をしてくれる弁護士さんもいると聞いたことがありますが、そのような制度を、誰でも簡単に利用できるようになれば、弁護士さんが身近な存在になると思います。
2日目の円卓会議の議論は...
「法律事務所へのハードル」
初日からたくさんのご投票・ご投稿を頂き、ありがとうございます。
特にご投稿が多いことから、やはり、皆さん、弁護士へのアクセスの悪さについてご不満をお持ちなのだなあということを再認識いたしました。
私は普段から「かかりつけ医を持つようにかかりつけ弁護士を持って欲しい」と申しているのですが、同じようなご意見もあるようです。
「かかりつけ弁護士のような制度があればいいのに」
ということですが、実際に個人の方で顧問弁護士をもつ方もいらっしゃいます。私の顧問先にも個人の方がいらっしゃいます。お仕事も持たない普通の女性です。企業に比べて格段に安い月額顧問料で、困ったときだけご相談にみえます。たいていの弁護士はこのような個人の顧問先を嫌がることはないと思いますので、お近くの弁護士に「ホームロイヤーになってもらえないでしょうか?」とたずねてみてはいかがでしょうか。
専門がわかりにくい
というご意見ですが、たいていの弁護士は「街中のお医者さん」と同様、すべての法分野を取り扱います。例えば私も企業法務から離婚や相続、刑事事件も取り扱っております。自分がまったく扱わない類の事件であれば、知り合いの弁護士を紹介するなどしますので、とりあえず、信頼できる方にご紹介を受けるか、
弁護士会の法律相談
(あまりに問題のある弁護士は排除しているはずです)に行けば、いかなる分野のご相談でも、しかるべき対応を受けることができるでしょう。
費用のわかりにくさ
についてですが、実際にご相談を受けてどのような法的手段が必要かわからないうちは見積もることも難しいのです。それは、診察をしてみないと、投薬だけでいいのか、入院が必要なのか、手術が必要なのかわからず、ひいては必要な医療費総額がわからないのと同じです。ご相談にいらしていただければ、とるべき法的手段がわかりますので、それに従った費用の見通しをお話しすることができます。そして、とりあえずの「診察」にあたる法律相談は(一般市民法律相談であれば)
どこでも基本的には30分5000円(税別)
であるはずですから、「まずは診察に行く」のに「時価」の寿司屋の暖簾をくぐるような思いをする必要は本来ないのです。
ネイルサロンや、格安カットハウスでも、技術を持った人の人件費は10分1000円が基本ですので、さらに法的知識をもった弁護士が30分5000円で人生の一大事についての解決指針を与えてくれると思えば、必ずしも「高すぎる」ということはないのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
「この程度で法律相談に行くべきかどうかわからない」
というお悩みもあるようです。相談が終わってみたら「人生相談でしたね」とか「カウンセリングでしたね」とおっしゃるご相談者もいらっしゃいますが、まったく問題ありません。世の中には「裁判をすると決めてから弁護士に相談に行く」と誤解なさっている方が多いようですが、「裁判が必要なのか」「交渉を弁護士に依頼すべきなのか」「自力で交渉や調停をしたほうがいいのか」という見極めこそ、プロである弁護士に相談すべきではないでしょうか。訴訟提起を依頼せず、相談だけで帰っていただいてもかまわないのです。腹痛が何らかの病気に起因するかどうかを見極めるために病院にいって診察をしてもらうように、法律事務所にいらしていただければなあ、といつも思います。
法教育
は私も義務教育レベルでなすべきと思っていて、随所でそのように発言しているのですが、現在の文科省にはそういう観点や余裕がないようですね。引き続き役所をプッシュすると同時に、弁護士としてできることを模索しております。
さて、
上記のコメントで、弁護士や法律事務所に対して、多少はハードルが下がったでしょうか。「誤解がとけた」というご感想、「まだまだこういう問題点があると思う」というご意見、「こういうことがあれば利用しやすいのに」というようなご提案など
、引き続きいただければと存じます。
金野志保
弁護士 早稲田大学大学院法務研究科教授
「小学校の卒業文集に「弁護士になって世のため人のために役に立ちたい」と書いてあったんです。」
佐々木かをり対談 win-win > 第98回 金野志保さん
「法律相談は、敷居が高い?」
サーベイリポートデータベース 2001/8/27(月) - 2001/8/31(金)
「ネット情報を利用するとき、著作権に配慮していますか?」
弁護士・ヤフー株式会社監査役 金野志保さんが投げかける
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