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今週のテーマ会議番号:2498
「弁護士に相談するなんて余程のこと」と思いますか?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
4位
【開催期間】
2008年07月14日より
2008年07月18日まで
円卓会議とは

金野志保
プロフィール
このテーマの議長
金野志保 弁護士 早稲田大学大学院法務研究科教授
円卓会議議長一覧
本日もたくさんのご投稿をありがとうございました。多少なりとも弁護士を身近に感じてくださるようになった……
議長コメントを全文読む
3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 他の士業と比較したPR度は? (non蒼papa・千葉・パートナー有・47歳)
私自身は企業法務を長年担当していて、弁護士の方々との敷居は低い方だと思います。ただ、もし企業法務でなかったらと想像すると、他の士業(司法書士など)との違いに戸惑うと思います。相続の相談も司法書士でより安価に受けていただけますし、最近は、勉強熱心(商売熱心?)な行政書士の方のブログなども参考になります。そう考えると、法的に困っているが訴訟というイメージでもないときに弁護士がどれほどの付加価値をPRできているか?については、日ごろ疑問に感じます。

yes 30分5,000円だけですか? (kakoran・大阪パートナー有・)
30分だけですべてがすむような話なら、たぶん弁護士に相談するまでもないような気がします。30分ぐらいなら問題点を説明するのにかかるでしょうし、回答をいただくのにさらに何分かかることでしょうか? また、本当に困ったら、医師の診断ではないですが、たぶん弁護士でもセカンドオピニオンを求め、別の弁護士にも相談し、納得の上、おまかせしたいと思います。

no 近い将来 (ポーチュラカ・福島・パートナー無・40歳)
よい弁護士探しを医者探しに例える話はとても解りやすいと思いました。法律相談はまずは自治体の無料相談などがいいかもしれませんが、これからは親の介護や相続をめぐって悩みや相談事がでてくると予想しています。頭を冷やして対処する自信がないので弁護士さんに期待しています。

no 納得しながら進みたい (武士道・愛知・パートナー有・33歳)
何度も法律相談に行ってみて相性の良い弁護士を探す、というのは大変よいアドバイスだと思いました。セカンドオピニオンを得ることにもなりますし、法律問題はちゃんと解決しないと一生にかかわることでもあるので、納得して進めたいからです。相談料30分5000円については、占いに数千円を払っている人がいることを考えると、どちらが本当に人生の役に立つかは明らかだと思いますし、決して高くないと思います。

no 「身近な弁護士」からの言葉 (Perla・千葉・パートナー無・38歳)
学生時代の友人が何人か弁護士になりました。彼らはいわゆる「街弁」で、主に相続・示談・離婚問題等生活に密接した相談を取り扱っているそうです。彼らが弁護士になる前は、些細なことで弁護士に相談するのはむしろ失礼・迷惑ではないか?と思い込んでいました。しかし先日同窓会の席にて「今日の帰り、道歩いていて事故にあったらすぐ俺に電話してよ!」という彼らの言葉に、「そういうレベルの相談もOKならば、もっと弁護士を身近な存在として活用しても良いのかな」と認識を改め始めました。

no 視覚的に慣れていく (真打ち・栃木・パートナー無・38歳)
利用のし易さについては、小冊子などを身近な公共の場に配置するなど、普段から視覚的に弁護士さんの存在に慣れておく事がハードルが高いとの誤解を解き、柔軟に運ぶ策ではないだろうか。コンビニ、映画館、百貨店など不特定多数が集う場にいかがだろう。私なら、コンビニの求人誌コーナー付近に置きたい。目立ち過ぎず、控え目過ぎずの好環境だと思う。又、ヤミ金問題・離婚 等、固有の事例が前面に主張せず、デザインにも配慮があると手にし易いと考える。

no 弁護士必要だと思いますが…… (アンヘルカーサ・Hawaii・パートナー有・37歳)
私の主人は、とある問題で3年前から弁護士を介して話し合いを続けています。通常数ヶ月で解決する話し合いが担当弁護士のせいで3年かかっています。なぜかと言うと、担当弁護士が自分の能力以上に多くの仕事を抱えすぎているからです。弁護士は大切ですが、このような対応の弁護士はいりません。弁護士を利用しても、利用者の事を思って真摯に対応してくれる弁護しか否か見極め、状況によっては弁護士を返ることも必要です。そうしなければ、時間とお金の無駄になります。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「1時間の法律相談で、紛争解決の方向性が見えてくる」
本日もたくさんのご投稿をありがとうございました。多少なりとも弁護士を身近に感じてくださるようになった方もいらっしゃるようで、嬉しく思いました。

さて、「なぜ弁護士はこんなに宣伝下手なの?」という疑問、ごもっともです。それに対する回答は、「日弁連の規則で、平成12年まで弁護士は原則的に広告が禁じられていて、今は原則自由となったが、いまだにあれこれと規制があるから」ではないかと考えます。昨日まで「公益のために奔走すべき弁護士が、私利私欲に走るような広告なんてことはまかりならん」といわれてきたのに、急に「規則が変わりました。広告をどうぞ」と言われても、スタンスは急に変えられないということもあるでしょうし、また広告の原則自由化後も、それなりに規制は残っており、行っていい広告の外延が不明確ということもあるのでしょう。そのような次第で、弁護士業界全体のアピールはできても、個別の弁護士のアピールは今も昔も行いにくいのだろうと思われます。でも、これから法曹人口がどんどん増えていくので、このあたりはおのずと変わってくると思います……否、私たちで変えていかねばなりませんね。

「30分5000円?で、実際の相談はどれくらい時間がかかるの?」というご質問ですが、私についていえば、初回面談はたいてい1時間です。初めてご相談にいらっしゃる方には、「1時間で大体の方針がみえると思います。1万円札と消費税の500円玉を握り締めてきてください」と申します。その代わり、1時間で相談がスムーズに行えるよう、初回相談前にご相談者に「当事者のプロフィール」や「経緯書」を書いていただき、できるだけ事前にファクスないしメールで送っておいてもらいます。それを私が相談前にざっと目を通しておけば、相談のための1時間は、事前情報で不足している情報をヒアリングし、問題点を整理し、ご相談者と一緒に解決指針を考えることに使えます。事前に私が書類に目を通す時間はサービスになってしまいますが、ご相談者の時間(ひいては相談料)を有効に使い、短時間でとりあえずの方向性を出すためにいつも行っている基本動作です。このように、弁護士事務所に行くときには、まず、1万円(+消費税)くらいが予算の目安でしょうか。病院でちょっとした精密検査をするのと同じと考えていただければ決して高すぎることはないと思いますがいかがでしょうか。

弁護士のセカンドオピニオンをとることは、大いに結構かと存じます。実際、私もセカンドオピニオンを求められることもありますし、その結果、他の弁護士から私に依頼しなおす例もあります。1つ注意して頂きたいのは、自分に少しでも「有利なこと」を言ってくれる弁護士を探して、いわば「弁護士ホッピング」をする方がいらっしゃるのですが、そういう視点で求めたセカンドオピニオンは必ずしも好結果をもたらすとは限らないということです。良き弁護士のアドバイスとは、事実分析をなし法解釈をして、ご相談者に複数の選択肢を示し、それぞれのメリット・デメリットを明快に示して、最後はご本人の選択に任せる、そういうものだと思います。その過程で、依頼者にとって有利なことも不利なこともはっきりと示してアドバイスをする。プロとはそうあるべきだと思うのです。

また、「こんなつまらないことを相談してよいのか」と躊躇されることはありません。腹痛で「重大な病気かもしれない」と思って病院に行ったら、ただの「おなかに来る風邪」だった、とわかったらほっとしますよね。法的にも「たいしたことではない」とわかるだけでも相談した意味があったというもの。私たちもご相談者のほっとした顔をみることができるだけで相談に乗ってさしあげた甲斐があった、と思うのです。

さて、明日も引き続き「弁護士への誤解が解けた」あるいは「やはりここを何とかしてほしい」というご意見を頂戴したいと存じます。そして合わせて、「私が弁護士を利用するときはこんな風にしている/してみたい」というお考えもご投稿いただければと思います。

金野志保
弁護士 早稲田大学大学院法務研究科教授
金野志保


関連参考情報
■ 「小学校の卒業文集に「弁護士になって世のため人のために役に立ちたい」と書いてあったんです。」
佐々木かをり対談 win-win > 第98回 金野志保さん
■ 「法律相談は、敷居が高い?」
サーベイリポートデータベース 2001/8/27(月) - 2001/8/31(金)
■ 「ネット情報を利用するとき、著作権に配慮していますか?」
弁護士・ヤフー株式会社監査役 金野志保さんが投げかける
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