(Aska)さんのゴミ出し話。その通りです。さらにゴミ出しにはお国柄があって、何でもダストシュートに放り込むシンガポールや、ビンの色、蓋の材質に応じて細かく分別するドイツなど、ゴミが教える異文化体験はある意味圧巻です。もっともシンガポールで住まいを選ぶなら 1階は絶対ダメ。ビンもカンも家電ですら上の階から投げ込まれて眠れないからです。
普通の生活に普段着で接するステイ日課をイメージするのは案外難しいですね。そこで私が知る事例を紹介することに。 晴天日が年間300日という温暖な豪州ゴールドコーストに住むKさんの起床は朝の5時半。週3回は「速歩きクラブ」の仲間と4キロを歩いて汗を流し、週1回は地元のシニア大学でフランス語や中国語の勉強に通ういきいきライフ。マレーシアペナンにステイ中のEさんは、朝市で格安の地元食材を求め、帰り道に公園の太極拳に参加。昼寝を挟んでウオータースポーツに興じ、夜は食べ歩きを楽しんでいるとか。 年の半分をタイで過ごすSさんは、偶然知り合ったタイの高校校長に請われて、にわか日本語ボランティア教師としてステイを繰り返して数年になります。毎冬、夏のNZ行きを定番にしているご夫妻は、地元のテニスチームで活躍。この冬のトーナメントでも優勝を狙う上で欠かせない選手としてすっかり当てにされています。 イギリスに飛び立ったご仁は、「百年戦争がどうして起こったのかが気になっていた。現地の大学で関連授業を受け、とても興奮した」と長年の宿題解決ができてご満悦です。ヨットが趣味のYさんは、夢を捨てきれずサンディエゴのヨットスクールに入学。いざステイを始めてみると、男のロマンを諦めきれない日本男児が何人もいたとか。スペインに出かけたTさんは常にスケッチブックを持参。記憶に残したい風景をささっとスケッチし、帰国して色づけする滞在を2年経験し、今や年に数回個展を開くスケッチステイの第一人者です。ミクロネシアにステイしたNさんご夫妻は、たろいもでパンを作り、素潜りで魚を捕って暮らす自給自足の日々。毎朝、地元の子どもにラジオ体操を教えたら、すっかり人気者になったとか……。 あなたのステイプランのイメージは少し見えてきましたか? どんな暮らしをしてみたいのか、あなたの意見をぜひ教えてください。
福永佳津子 海外生活カウンセラー |
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