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今週のテーマ会議番号:2731
臓器提供、本人同意はなくてもいいと思いますか?
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1日目/5日間
働く人の円卓会議
1位
【開催期間】
2009年05月25日より
2009年05月29日まで
円卓会議とは

ぬで島次郎
プロフィール
このテーマの議長
ぬで島次郎 東京財団研究員
円卓会議議長一覧
4月半ばくらいから、「臓器移植法の改正が急がれる」との報道が連日マスコミを賑わせました。 日本では199……
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1日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
4月半ばくらいから、「臓器移植法の改正が急がれる」との報道が連日マスコミを賑わせました。
日本では1997年に「臓器の移植に関する法律」ができました。この法律が施行されてからこれまで10年余りの間に、計81人の脳死の人から、心臓や肝臓、膵臓や腎臓、肺などの臓器が提供され、300人以上の患者さんに移植されました。
みなさんは、この数字を多いと感じますか、少ないと感じますか。

世界で一番多く移植を行っている米国では、毎年7,000人以上の脳死の人から臓器が提供されています。またフランスでは、一年に1,500人前後の脳死の人から臓器提供が行われています。以上は最も多いほうの国の例ですが、それでも両国とも移植を待つ患者の数は提供数を上回っており、臓器不足は日本だけでなく欧米でも深刻です。

脳死は、事故などの外傷や脳出血などの病気で脳の機能が不可逆的に失われた状態です。意識はおろか呼吸や心拍など生命維持に必須の働きも失われるため、人工呼吸器などで助け続けないとすぐ亡くなります。しかしそうした生命維持装置を使っている間は、血流や体温を保てるので、肌は血色がよく体は暖かなままです。

脳死を人の死とすれば、他の人の治療のために心臓や肝臓を取り出して移植することができます。医療技術の発達によって、「脳は死んでいるがほかの臓器は生きている」という状態が生まれたのです。

日本では脳死状態の人を死者とみなすことへの抵抗が非常に強く、脳死臓器移植は長い間行われてきませんでした。激しい議論の末、ようやく成立した移植法では、脳死で人の死を判定し臓器を取り出すことができる条件を制限しました。その要(かなめ)が、脳死を受け入れ臓器を提供する意思を本人が生前に書面で表明していなければならないという、本人同意の原則です。

移植推進派は、この条件が厳しすぎるから日本では脳死移植が増えないのだとして、本人の同意がなくても家族の同意があれば臓器を取り出せるように移植法を改正せよと訴えてきました。それに対して慎重派は、本人同意は自己決定権を保障する重要な規定で、脳死になっても人の尊厳が保たれるようにするための必須条件だとしています。

いま国会には、この両方の考えに沿った案に加え、両者の折衷案まで含め、四つの改正案が出されています(改正には他に子どもの移植、海外渡航移植、生きている人からの移植などの問題が絡んでいます。これらについては二日目以降に考えていきたいと思います)。

あなたは、臓器提供には本人の同意は欠かせないと思いますか。それとも本人の同意がなくても、家族の同意だけでいいと思いますか。

国会議員も迷っています。今回の円卓会議では、日本人の多数が納得できる社会的合意をつくるために、みなさんに意見を出していただき、その声を国会にも届けられればと思います。どうぞよろしくお願いします。

ぬで島次郎
東京財団研究員
ぬで島次郎


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