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今週のテーマ
会議番号:2731
臓器提供、本人同意はなくてもいいと思いますか?
投票結果
19
81
119票
493票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2009年05月25日より
2009年05月29日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
ぬで島次郎 東京財団研究員
本日も重い問いに対する真摯なご意見をいただき、ありがとうございました。 rio2さんがおっしゃるとおり……
議長コメントを全文読む
3日目までに届いている投稿から...
募金活動に対する違和感 (rio2・兵庫県・パートナー無・40歳)
海外に移植渡航に行く患者さんは何千万円もの費用を募金で集めなければなりません。海外渡航を断念すれば亡くなるだけです。経済的な理由で諦める方を何人も見てきました。現実は、合法でも、私たち比較的経済的に恵まれた日本から大金を持って外国に移植目的で渡航するということは相手側の患者さんから移植の機会を奪ってしまっているのです。募金は大賛成、でも自分たちは臓器提供はしないという日本に対して、WHOが締め付けを始めています。自国でもう少し助け合わなければいけません。
生命は社会全体の財産では? (chemi・東京都・パートナー有・33歳)
そもそも論になりますが、本人が拒絶する意思を示していない限り、脳死による臓器提供をすべきだとおもいます。社会全体のコンセンサスを得るには時間がかかるとおもいますが、生命は社会全体の共有財産だと私はおもいますので、臓器提供をすることを原則とすべきだとおもいます。子どもの場合は保護者が判断するというのは妥当だとおもいます。15未満という年齢設定も、子ども達と接していた実感として納得できます。
「死」後の人権 (marco302・パートナー無・37歳)
私は、本人が臓器移植提供に関する意志表明をしていないのであれば、臓器移植は本人の同意がなくてもいいと思っています。もちろん、生前の意思表明があれば、それは人権として尊重されるべきものだと思います。しかしながら、「死後」の「人」権は認められるべきか、それが論点なのでは。今の憲法や法律での「人権」は人が人として生きていく上での権利を保障したもの。したがって、遺族の意向での臓器提供はなんら問題ないと思います。私も死んからも人権を行使してくれとは思いません。
行き過ぎた執着は…… (rabbitfoot・大阪府・パートナー有・48歳)
幼い子に移植を受けるために海外渡航をする家族は、よく募金活動などを行っている。必要な額は「億単位」であり、家族だけではとうていまかなえないのが現実。移植手術が成功しても、一生、免疫抑制剤を投与しなければならず、その費用も膨大なものとなる。子を持つ母親の一人として、愛する我が子を失う悲しみは限りないと思うが、行き過ぎた執着は、人を不幸にするものだというのが、仏教の教え。酷な言い方かもしれないが、「他の子の死を願う」医療には、やはり無理があると思う。
逆に問いたい! (ぱーと救急医・千葉県・パートナー有・36歳)
自分の子どもの臓器を提供できるか? 私は臓器移植を受けたいと切望する子どもを持つ親の気持ちもよくわかる。でも、自分の子どもの同意もなしに、提供する気にはなれない。臓器移植であれば、ドナーを望むと言うことは、誰かの死を望むことだ。その「残酷な」医療であることを考えると、海外への移植渡航のための募金に協力することも出来ない。私自身は骨髄提供もしているし、臓器提供の意思カードも署名済みだ。でも、子どもは提供できない。ごめん。そういう気持ちだ。
子どもの死を受け入れられるか疑問 (kunie・大阪府・パートナー有・38歳)
自分が脳死した場合の臓器提供は、考えられますが、子どものことになるとさっぱり理性が働きません。きっと脳死と判断されても、『もしかしたら目を開けるかもしれない』と、いつまでも思いそうです。「おかあさん,絶対僕の臓器を誰かを助ける為に渡してね』と、事前に子どもから強く言われないと、私には子どもの臓器提供は難しいです。
本人が決めていないのに? (noruru・京都府・パートナー無・38歳)
本人の意思が最も重要と考えていますが、残された家族が納得するステップ(考える時間)が必要だと思います。ヨシエリアンさんの投稿のことを高校時代に聞いたときには、「臓器がほしい人は、臓器を提供すべし」の考え方に基いて運用されていると聞きました。現実として私は提供しても良いと考えていますが、40年前に大学病院で医療職だった母は「移植は人の死を願うもの」とその環境を嫌っています。私がドナーカードを持つとしたら、母が家族の同意を求められなくなってからです。
考える機会が不十分では (ぴーやん・愛知県・パートナー無・37歳)
未来ある子どもが臓器移植を受ければ命を維持できるとなれば臓器移植させてあげたいと思う。未来ある子どもが脳死といえども体温があり目の前に横たわっていたら1秒でも長くこの世に存在していてほしいと思う。どれだけ議論しても正論が存在しないでしょう。YESであれNOであれ、本人も家族も当事者が十分考えて答えを出したかどうかが大切だと思う。臓器移植法を考える前に、人間の生と死について考える教育をするように法改正することのほうが先なのでは。
教育や環境づくりが先 (はなひより・愛知県・パートナー有・34歳)
まず、本人の意思と家族の意思を明確にできる環境づくりが必要だと思います。どちらの意思もできるだけ確かなほうがいいからです。臓器提供を受け入れられる社会になるには、「家族の誕生や死」について子どものころから教育機関などで能動的に考える機会を持ち、子どもを軸として大人も考え、それぞれが意思を明らかにできるような流れを組むことが先ではないでしょうか。核家族化が進む中、身内の死自体が遠い存在にあり、さらに臓器提供が身近でない日本で、ルールだけが先走りしている印象です
4日目の円卓会議の議論は...
臓器は誰のもの?
本日も重い問いに対する真摯なご意見をいただき、ありがとうございました。
rio2さんがおっしゃるとおり、海外に移植に行く募金には賛成、でも自分たちは国内で臓器提供しないという現状は、なんとかしないといけませんね。
一方、rabbitfootさんとnoruruさんがおっしゃるように、臓器移植が「他の子の、人の死を願う」ことにならざるをえない面があるのも事実です。
そうした難しい問題をはらむ移植医療をよい方向に導くためには、ぴーやんさんとはなひよりさんがおっしゃるとおり、
人間の生と死について、命のやり取りということについて、考え、話し合う機会を増やすことが先決
ですね。法律をどう直すかという議論だけが先走りしないようにとのご指摘は、たいへん貴重です。
そこで今日は、
命と体についての大元の考え方
に遡って議論を続けてみたいと思います。
chemiさんは、「生命は社会全体の共有財産だと思うので、臓器提供をすることを原則とすべき」というご意見をくださいました。「あなただけの体じゃないんだから」といいますね。家族が互いを思いやる気持ちを示す言葉だと思いますが、その気持ちを社会全体に広げることができれば、死後は臓器を他の人に提供するのが当然、ということになるでしょう。実際、そういう考え方をとる国もあります。提供の意思はみなもっていると前提し、生前に拒否の意思を示していなければ、家族の同意もいらないという移植法があるのです。日本もそこまで行くべきでしょうか?
それと関連して、marco302さんのご意見は、人権は生きている間だけのことで、死後にまで自己決定権を認める必要はない、ということかと思います。確かに死とともにその人の人権はなくなるといえます。ですが人の尊厳を守る義務は、死後にも続きます。死体損壊が罪になるのは、その一つの現れです。
移植医療でいうと、臓器の売買は、その人の死後でも、禁止されています。そのように体の一部を扱うのは、人の尊厳に反するとされるからです。つまり
自分の体の一部でも、自由に売買することは許されない
のです。これは、臓器は社会の共有財産かという先の問いにつながりますね。
みなさんは、臓器は誰のものだと思いますか? 自分だけのもの? 家族となら分かち合える? 友人となら、日本人となら、それとも世界中の人とでも?
さて、体の一部は、臓器だけではありません。皮膚や骨や関節、弁などもあります。これを
人体組織
といい、臓器と同じように他の人に提供し、移植されます。ところが日本の移植法は、諸外国と違い、臓器しか対象にしていません。その結果、心臓は売買してはいけないが、心臓弁は売買を禁止されていないという奇妙なことになっています。
WHOは、臓器だけでなく、人体組織全般の売買、取引を禁じようとしています。日本も、組織まで対象に入れる移植法の改正をしないと、国際社会の求めに応じた責任を果たせないのです。この問題はこれまでほとんど議論されてきませんでした。
いま国会に出ている4本の改正案のうち、一つだけが組織まで対象を広げる案を出しています
。でも脳死は人の死かという議論に隠れて、この案の重要さは理解されていません。
人の命が込められているという点では、骨でも皮膚でも心臓弁でも、心臓や肝臓と同じだと思いませんか?
ぬで島次郎
東京財団研究員
「ES細胞の研究に、賛成ですか?」
ES細胞をつくるには、人の命の元である受精卵を犠牲にしなければならない
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