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今週のテーマ会議番号:2770
ピルの内服、興味がありますか?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
5位
【開催期間】
2009年07月13日より
2009年07月17日まで
円卓会議とは

鈴木美香
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
鈴木美香 医学博士・産婦人科医
円卓会議議長一覧
みなさんからのたくさんの体験談・ご意見をいただきありがとうございます。 ピルに関する情報は、<ligh……
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3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 知識は必要だと思います (lightrose・神奈川県・パートナー有・35歳)
服用するしないに関わらず、「こういうものがあるんだ」という知識はとても必要だと思います。たまたま産婦人科の医師の方がOCを推奨している方だったので、安心して話をすることが出来たし、自分が持っているOCについての知識の確認も出来ました。それに、OCの服用をきっかけに、毎年、乳がんと子宮頸がんの検査もするようになりました。OCは副作用もあり、人によっても様々ですが、人生を豊かにしてくれるアイテムの1つだと思っています。

yes 6年服用していました (takeo・パートナー有・28歳)
米国で大学に行ったので周囲の避妊に対する意識がとても強く、彼氏ができたらピルを服用して妊娠を防ぐのが一般的でした。彼(現主人)も避妊には協力的で、結婚するまではコンドームも同時に使っていました。ピルは大学の保健室で婦人検査を一年ごとにクリアすれば無料で処方してもらえました。今は妊娠を希望しており基礎体温をつけています。ピルは若い世代で妊娠を避けたい人にはちょうどいいと思います。ただ服用の際に副作用の心配があること、環境汚染(ホルモンが尿から流出)が心配です。

yes ピルを手に入れる方法 (YUMING・兵庫県・パートナー有・44歳)
月経痛軽減のために数年間使用していました。おかげで、毎月の痛みから解放され、ピルを止めてからも痛みは以前ほどひどくありません。もちろん、避妊としても使用していました。もっと服用が広まるべきだと思いますが、恐らくピルを手に入れる方法(婦人科での受診と処方が必要)がネックになっているのだと思います。

yes 使用経験有。利点が多いです。 (torashiro・千葉県・パートナー有・46歳)
約10年前に、月経量が増え以前からの痛みや貧血も頻度を増し、日程を順調にこなすことが困難になっていた為、婦人科医に相談し服用を決めた。結果、生理期間の特定により日程および携帯品や服装の準備から食事の内容まで上手く調整が付いて、生理と仕事内容の関係における負担が軽減された。痛みの軽減が確かにあった。ただし量は変わらなかった。その当時すでに婦人科にピルの様々な効能宣伝のパンフがあったので、安心して使用した。飲み忘れがネック。

yes とても快適ですが (haya・神奈川県・パートナー無・38歳)
PMSによる腹痛や精神的落ち込みがひどく、産婦人科へ受診したところ医師に薦められてのみ始めました。効果はてきめんで生理前の腹痛がうそのようにおさまり、精神的な落ち込みもすっかりなくなり生理前の憂鬱な症状がまったくなくなり驚きました。しかし飲み始めて1年後に血圧が上昇し、自己判断でやめているところです。副効用、副作用ともにありますが、試してみる価値はあると思います。

yes 私が私をコントロールできる (fmisa・大阪府・パートナー有・41歳)
もう20年近く服用しています。避妊目的で始めましたが、旅行や仕事に合わせて生理の時期を自らコントロール出来る事は、私にはとてもメリットがありました。また生理そのものも軽くなり、快適に過ごしてきました。婦人科の定期健診もずっと受けていますし、体調不良は特になし。今は私もパートナーも子供を望んでいないので、今後も服用する予定です。男性任せの避妊より、女性自らがピルのメリットやデメリット(私はないと思っていますが)を学び、自らの責任で選択するのが良いと思います。

yes 意識が変わりました (salutizumi・大阪府・パートナー無・31歳)
私はピルの内服に興味があります。今までピルを飲むことに否定的でしたが、意識が変わりました。叶えたい夢や目標ができ、離婚を考えている現在、妊娠出産をする時期ではないと強く思っています。生理前の体調不良、生理不順、時々生理中に立てないほどの貧血におそわれる時があるので、年内に婦人科で相談しようと思っています。将来こどもが欲しい気持ちはあるので、リスクについてもきちんと学び理解した上で、服用するか決めるつもりです。

no 周知率の改善 (真打ち・栃木県・パートナー無・39歳)
日本人女性の服用率の低さは、ピルが今一つ身近でないという現状が、服用を躊躇させる要因のように思う。生理用品のように、あえて老若男女問わず目に触れるテレビCM等オープンに周知する事も、日常会話を利用した 性教育の一環という意味でも、有意義な試みではないだろうか。

no 不自然 (ぴょこん・神奈川県・パートナー有・37歳)
突発的な疾患を除いて、西洋医学で使用されている薬はピルにしろ、ほとんど化学薬品です。本来ならば体は「産婦人科系」「内科系」「整形外科系」などバラバラのものの寄せ集めではありません。ピルが必要な疾患の原因となる生活習慣や自分自身の体力などを総合的に見ていく必要があるのではないでしょうか。私は看護師として働いていますが、いつもこのような矛盾と闘いながら仕事をしています。

no イイ男センサーが鈍る? (コギ・リン・大分県・パートナー無・31歳)
女性は生理周期に応じて、男性の匂いに敏感になったり、好みが変わったりするが、(自分とHLAの型があまり一致しない相手、身体の対称性の高い相手の匂いを好ましいと感じる等)ピルを服用している女性はそれがあいまいになる、という話を読んだことがあります。それ以来、自然な感覚を鈍らせたくない、アタマだけでなく、ココロもカラダもきちんと使ってお付き合いしたい、という気持ちから、(上記の話自体はそこまで大きく言ってはいませんが)敬遠したい気持ちになっています。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
生活改善薬 Life design drugとも呼ばれるピル
みなさんからのたくさんの体験談・ご意見をいただきありがとうございます。

ピルに関する情報は、<lightrose>さん、<torashiro>さん、<haya>さんのように婦人科受診の際に医師から情報を得て内服を開始された方が多いようです。<takeo>さんの「ピルは大学の保健室で無料で処方してもらえた」という米国の大学での体験には、驚きました。

<真打ち>さんの「ピルが今一つ身近でない現状が、服用を躊躇させる原因」とのご指摘があるように、海外のようにテレビCMも放映されておりませんし、医師の処方箋なしでは購入できないため、<YUMING>さんのように「婦人科での受診と処方が必要なこと」もネックとなり、普及が進まないのかもしれません。

本日4日目の円卓会議では、ピル服用をしている方の体験として多く寄せられているピルの避妊効果以外の副効用(月経痛軽減、出血量の軽減、月経前症候群PMSの予防など)について、ピルが作用する仕組みとともに考えていきたいと思います。

ピルは、本来卵巣から分泌される卵胞ホルモンと黄体ホルモンの二つのホルモンがバランスよく、かつ、避妊効果を持たせるための必要最小限の量で構成されています。ピルを服用することで、脳は卵巣からホルモンを分泌させる必要がないと判断し、脳から分泌する卵巣を刺激するホルモンの働きを抑え、その結果、卵巣からの排卵が抑制されます(避妊効果)。

また、子宮内膜に対しては、ピルに含まれるホルモンが作用し、子宮内膜が厚くなってきますが、通常自分の卵巣から出ているホルモン量より少ない量が作用するため、普段よりかなり薄い子宮内膜が形成されます(出血量の減少効果)。そして、ピルの内服を中止することで、この薄い内膜が剥がれ、消退出血(いわゆる、月経)が起こります。

ピルによって排卵を抑制することが身体に悪い、自然に反するのではないかと心配されるかもしれませんが、毎月毎月の排卵による卵巣ダメージを防ぐ効果があるため、ピル内服は卵巣がんのリスクを下げると考えられています。

ピル内服中は一定のホルモン濃度が維持されるため、周期的なホルモン濃度の変化が起きず、月経前症候群(月経前に現れる心身の様々な症状)の出現も認められなくなります。

また、<torashiro>さんの「生理期間の特定により、生理と仕事内容の関係における負担が軽減」、<fmisa>さんの「旅行や仕事にあわせて生理の時期を自らコントロールできること」というご経験のように、自分で自分のリズムをコントロールできることもピルの大きなメリットであり、生活改善薬(*)としての効果の一部であると思います。

今回の円卓会議では、ピルについてメリット・デメリットについて考え、皆さんからの多くの体験談をいただきました。そこで最後にお伺いします。今回の円卓会議を通じて、みなさんのピルに対する興味やイメージ、理解に何か変化はありましたでしょうか? それは、どのような変化ですか?

(*)病気の治療を目的とした薬ではなく、日常生活をより快適に過ごすために服用される薬のこと。厚生労働省の審査による承認を得て販売されるという点では医療用の医薬品と変わりませんが、原則として医療保険が適用されないため、自費診療となります。ピルの他、育毛剤・禁煙補助薬・睡眠改善薬などが該当し、漢方薬も生活改善薬に相当するものも多いです。

鈴木美香
医学博士・産婦人科医
鈴木美香


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症状に悩みながらも、それがPMSによるためと気付かずに苦しんでいる方もいるかもしれません
■ 「ピルを使うのは自然なこと?」
俳優 丹下一さんが問いかける(2003年)
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