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今週のテーマ会議番号:2770
ピルの内服、興味がありますか?
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
1位
【開催期間】
2009年07月13日より
2009年07月17日まで
円卓会議とは

鈴木美香
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
鈴木美香 医学博士・産婦人科医
円卓会議議長一覧
今回の円卓会議を通じて、<PK>さんのように「女性自らが望まない妊娠を避けることができる」という点でピ……
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4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 興味を持ちました。 (PK・東京都・パートナー無・34歳)
今まで、服用するというので抵抗を感じていました。「男性主導の避妊法から女性自らが望まない妊娠を避けることができるピル」というのを読んで、なるほど、そういう考え方もあったかと感じました。相手より、自分自身がどうしたいかという選択が出来るので。

yes 取り入れやすい環境が欲しい (jury・大阪府・パートナー無・26歳)
1年ほど前にネット検索でピルについて調べた結果、服用を見送りました。理由は副作用への不安では無く、薬の値段です。処方してもらう度にかかる診察代と薬代をかけてまで改善したい症状は無いし、毎日薬を飲む面倒臭さもありました。体の定期検診は大切ですが、ピルは日常に取り入れる薬です。薬局で生理用品を買う手軽さで購入できれば、もっと多くの人に受け入れられると思います。もちろん正しい情報を伝える場所(病院以外)や教育も必要だと思っています。

yes 長い歴史 (sfyoko・北カリフォルニアパートナー無・)
日本ではまだ珍しかった90年代の初めから10年近く服用していましたが。現在はやめて7年ほど経ちます。最近避妊目的で、nuva ringという低容量ピルよりもホルモンの量が低いものを最近医者から処方してもらったところです。母が乳癌を患ったので心配だったのですが、ピルと乳癌との関連はまだはっきりしていないとのことで、私の婦人科医は問題なく処方してくれています。信頼のおけるサイトでピルについてはいくらでも勉強できます。あらかじめ調べた上で医者に質問するといいと思います。

yes 生兵法は怪我の元 (せぶん・奈良県・パートナー無・38歳)
私は薬剤師なので、ピルを扱う側としては、患者さんが個人的な情報に振り回されているのではと思うのです。サイトでは個人輸入の代行などの方法で格安に手に入れられるルートもあり、そうなると「にせ薬」による健康被害の可能性も出てくるので、「なぜ医師の監督下で飲むのか」を理解して、正しい知識で正しい手段で利用して欲しです。そのためにも、「相談しにくいから」という理由で自己判断するのではなく、医師、薬剤師と直接向き合い相談して欲しいし、私達も適切な相談を心がけたいです。

yes 娘にも勧めました (どろまり・神奈川県・パートナー無・56歳)
35年も前ですが避妊用に服用して顔がはれてしまったり(その当時の処方では)副作用がひどくてやめました。8年前、今の彼と出会い、避妊のために再び服用し始めましたが、進化したのか体が図太くなったのか、副作用は一切ありませんでした。ひどかった生理痛も楽になり、娘たちにも勧めていました。若い人たちのためにもう少し安く、楽に手に入るといいと思います。

yes 興味はあるが改善を希望。 (まっくろくろ・佐賀県・パートナー無・42歳)
私は、偏頭痛持ちなので、かかりつけの医者に相談。先生は、偏頭痛があるので勧めないということで、今IUDという避妊具を入れています。近い将来、偏頭痛があってもピルが服用できるようになってほしいです。つかえるようになったら、是非使用したいと思っています。

no アンテナをはって (ポーチュラカ・福島県・パートナー無・41歳)
私はこれまで、ピルと言うとバースコントロールのイメージがつよくありました。ですから結婚もこどもをもつこともあきらめている自分にとって興味の無い話でした。ですが生理不順が改善されるとわかり、少し興味が増しました。なんでも詳しくて正しい情報を得なければという気持ちにもなりました。

no 知識不足 (コギ・リン・大分県・31歳)
今回の議論を読ませていただいて、自分がピルについて偏った知識しかもっていないこと、しかし、日本にいて十分な知識を得るためには、積極的に情報収集をしなければいけないのだ、という思いを持ちました。自分が内服する、ということに対しては、やはり敬遠したい気持ちはありますが、女性として、ピルについての情報、動向にはアンテナを張っていたいと思いました。

no ピルよりIUDのほうが便利 (あきんぼ・東京都・42歳)
経産婦です。10年近く前、もう子どもはいらないと思ったときにピルも検討しましたが、IUDのほうがメンテナンスの頻度が低いと知りIUDにしました。ネットでも少し調べましたが、日経ヘルスのような雑誌で情報を仕入れたのだと記憶しています。IUDに関しては、かかりつけの産婦人科に相談し、納得して利用を開始しました。若くて出産経験が無い方の場合はピルも便利だと思いますが、経産婦ならIUDの方が手軽だと思います。

no 他にも方法があると思うので (cheerio・東京都・パートナー有・31歳)
過度のストレスからの無排卵月経を2度経験したことから、基礎体温を毎日つけるようになったので、体のリズムについての把握はできるようになりました。また、布ナプキンを使うようになってから生理痛が軽減されました……、と言うよりPMSまで軽減された気がします。なので、薬に頼る前に色々と自分の体調管理に関してできることはあると思うので、私はピルを処方してもらおうとはあまり思いません。なんだか薬に自分の体調を管理されてるみたいですし。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
女性のQOL改善のための一つの選択肢
今回の円卓会議を通じて、<PK>さんのように「女性自らが望まない妊娠を避けることができる」という点でピルに対する見方が変わった、<ポーチュラカ>さんのように「月経不順が改善される」というピルの副効用を知って興味が増した、というようなご意見をいただきました。

また、ピルの効用を感じる一方で、<jury>さんのご指摘のように日本では医師の処方箋が必要であり、薬局で手軽に購入できないという服用にあたっての不便さなどのご指摘もいただきました。海外とのピルの普及率の差は、このピルの入手しやすさの違いによるところも大きいと思われます。

避妊を目的とする場合、<まっくろくろ>さんや<あきんぼ>さんのようにIUD(子宮内避妊リング)の挿入という方法もあります。特に経産婦さんなどで長期にわたり避妊を希望する方にとっては、選択肢の一つとなる方法です。IUDは、子宮内に異物を入れることで物理的に受精卵の着床を阻害して避妊効果を発揮します。最近では、リングの部分に薬剤(銅や黄体ホルモンの一種など)を付加して化学的にも着床を阻害することでより確実な避妊効果を得るようになったものが主流になっています。毎日内服が必要なピルと異なり、一度挿入すれば、次は2〜5年後に入れ替えればよいというメリットがあります。

ただし、IUDの種類によっては、付加された薬剤(黄体ホルモンの一種)により子宮内膜症などの症状改善が期待できるものもありますが、子宮内に異物を入れることで月経痛や月経量が増加したりする場合もあるので注意が必要です。(このピルとIUDの中間的存在のようなものが<sfyoko>さんが使用しているNuvaRingになりますが、現在日本では発売されておりません)

 * * *

繰り返しにはなりますが、ピルもIUDも避妊効果はありますが、性感染症を防ぐものではありません。HIVやクラミジアなどの性感染症の予防には、コンドームの使用が重要です。

また、「年間の人工妊娠中絶の件数が約27万件」(2日目の円卓会議参照)というような現状を考えますと、ピルそのものを議論する前に、避妊という問題をしっかり考える必要があるようにも思います。若い世代への性教育(避妊・性感染症予防・ピルに対する正しい知識の教育)など、女性が自らの身体を守ることの重要性を強く感じます。

そして、若い世代だけでなく、中絶率からみると、10代に次いで、十分な知識があると思われる40代でも非常に高くなっています。海外と比較し、圧倒的に男性主導型の避妊がメインの日本ではありますが、女性として自分の身体を守るために、<PK>さんのいうように「相手より、自分自身がどうしたいか」ということをまずしっかり考える必要があるのではないでしょうか。

ピルは避妊効果だけでなく、上手く利用すれば私たち女性のQOL(Quality of Life)の改善に役立つ効用もあります。今後ピルを実際に服用するかどうかは別として、私たち女性にとって、ピルという選択肢もあるということ、自分で自分の身体のリズムをコントロールできる手段があることを知っておくことだけでも十分意義深いものではないでしょうか?  もちろん、<cheerico>さんのようにしっかり基礎体温を毎日つけて身体のリズムを把握することなども、大変重要な手段です。

ピルに限らず、薬には様々なメリット・デメリットがあります。<せぶん>さんも指摘されるように、ピルを服用する際には、医師とよく相談した上で正しい服用をしてください。またピルの定期的な処方を通じて、かかりつけの婦人科医をもつことで、定期的な検診(乳がん・子宮頸がん検診など)の受診、病気の早期発見・早期治療にもつながるきっかけとなれば、より一層の健康管理が可能となると思います。

鈴木美香
医学博士・産婦人科医
鈴木美香


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