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今週のテーマ
会議番号:2813
夫婦別姓、実現してほしいですか?
投票結果
78
22
573票
164票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2009年10月05日より
2009年10月09日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
金野志保 弁護士 早稲田大学大学院法務研究科教授
昨日も沢山のご投票・ご投稿をありがとうございました。 まず、昨日はスペースの関係でお話ししきれなか……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
別姓=事実婚ではなくしてほしい (しましまパンダ・東京都・パートナー無・31歳)
日本政府が勧告を受けているということを初めて知りとても驚きました。日本では、別姓を希望するなら正式に夫婦と認められないシステムであると思います。海外から見れば、たとえば国際雑誌に載るような業績の場合、検索サイトでは姓が変わったことは反映されません。女性の社会進出を目指す社会であれば、ぜひ別姓の選択を認めるべきと思います。別姓を基本にして、希望する方は夫の姓を通称で使う、つまり現在と逆の方法をとれるようにしたらどうでしょうか。
改姓強要は問題 (fio・福岡県・パートナー有・36歳)
私はいわゆるグローバルスタンダードに合わせるというやり方には反対だが、現民法では本来対等に結びつくべき二人の一方のみが改姓を強要され不利益を蒙り、それが女性の場合が多いのも困ったことだと考える。通姓利用が増えるより改姓容認の方が合理的解決法。私自身、機会があれば話題の一つとして国際結婚における姓の扱いを語り、我が家の選択を知ってもらうようにしている。男の子が母方姓、女の子が父方姓という家庭もあり、家族観はその家庭毎に家族で作り上げていくものだと考える。
知りませんでした (ホリーガーデン・東京都・パートナー無・28歳)
そんなに古くに批准した条約なのに、いまだに民法改正ができておらず、しかもたびたび国連の委員会から勧告を受けていると知って、非常に恥ずかしい思いです。政権交代の折、千葉・福島両大臣の女性パワーも借りて、人権の観点から国際社会の一員として恥ずかしくない制度を作って欲しいと願います。
戸籍制度が問題 (ゆきひ・東京都・パートナー有・39歳)
結婚後、職場では旧姓を通しましたが、転職を機に戸籍姓に変えました。姓が変わることで、過去の証明書に戸籍抄本を添付しなければならなくなったり、不便は数知れず……。夫も私も長男・長女なのですが、夫は姓を変えることなど思いもよらないようでしたし、夫の両親も当然私が「嫁に来る」という認識でした。当時、別姓を選択できたとしても相当もめただろうと思います。夫婦別姓には大いに賛成ですが、根本にある戸籍制度を改正しないことには問題は残るだろうと思います。
国際人権規約 (風街ろまん・東京都・パートナー有・28歳)
昨日のコメントにあった国際人権規約の「人権的な視点から国民を啓発するのも国家の仕事」という提案は、(引用が正しければ)「近代国家の前提」に基づかないものだと考えます。そもそも「人権」概念というのは、「国家が介入してはならない個人の行為領域」ということですので、「人権」を国家が押し付ける、というのは本末転倒です。あくまでも国家権力というのは国民の「一般意思」で規定されるものですので、パターナリズムに陥るべきではないはずです。本題とはずれてしまいました。
このときはどっちの姓 (soo_007・茨城県・パートナー有・44歳)
会社では旧姓を使用しています。でも、健康診断、法規制がかかる業務の手続き、健康保険、年金関係などは戸籍名になります。海外の学会登録時はクレジットカード、パスポート名と名刺の名前が違うため、ミドルネームを使っています。一番困る質問は「お名前は?」だったりします(笑)
夫婦別姓は男女平等のために必要 (mausy・パートナー有・37歳)
現在は妻が夫の姓に変わるのが当然と言う暗黙の了解・世間の圧力があると感じる。私は10年前に結婚したが、結婚に当たって、姓を変えたくなく(親の離婚で既に姓が変わっていたこともあり)、とても悩んだ。夫が「僕が変える」と言ってくれ、夫が私の姓に変わる形で結婚。2人の間ではお互い納得しての結婚だったが、結婚前後でお互いの親戚・会社からかなりの風当たりが。特に夫の会社では「入り婿か?」「妻の実家が強いのか?」等からかうような発言も。別姓導入されれば、こういうのも解決されると期待する。
事情に合わせて選択したい (tatekeiko・埼玉県・パートナー無・47歳)
私はやはり「お墓の問題」です。父は長男でしたが、子どもは私を含めて娘2人。夫は次男ですが、「男だから姓を変えたくない」と言い、私も自分の姓に執着がなかったので、うっかり彼の姓になりました。母は早くから「私が入ったら後は無縁仏に」と言っていますが、この歳になって、やはりそうはいかないと思うようになり、どのように墓守をしていくかが悩みです。選択制を認めたくない方のご意見は、はやり多様性に対して寛容になれないというベースがあるのでは?
別姓で名乗るのは自由ですが (誠二・東京都・パートナー無・40歳)
夫婦別姓の議論は、利便性や地位などを理由にしていますが、果たして、夫婦別姓の立法化が正しいのか、私は疑問に思います。嫁ぐことの意味を考えると、その家に主人が二人になります。コミュニティ不足の社会においては、家庭崩壊、学級崩壊に拍車をかけないか危機感を感じます。
費用がかかるのでは? (kotokogd・東京都・パートナー有・38歳)
夫婦別姓を認めると、戸籍や住民票、健康保険証、年金手帳など全てのものについて変更手続きが必要になります。国、自治体、企業の人件費やシステム対応費用がかかると思いますが、その費用は別姓を希望する当人がちゃんと負担してくれるのでしょうか。費用対効果に疑問があるので、経済が停滞している今、実現する必要はないと考えます。
5日目の円卓会議の議論は...
「幸せな家族」へのカギは
昨日も沢山のご投票・ご投稿をありがとうございました。
まず、昨日はスペースの関係でお話ししきれなかった、
国際人権規約
の話の補足です。
「国際人権規約」「条約」などというと何か遠い世界の話のようにお感じになる方も多いかもしれません。ですが、国会にて批准された条約は、条約の種類によってはそのまま国内法として効力を持ちます。そして国際人権規約のB規約は、そのまま国内法としての効力を持つ類の条約です。さらには条約は法律よりも強い効力を持つ(強い順に、憲法>条約>法律)ので、本来、
現在の民法が国際人権規約B規約に抵触していて、民法のほうが日本国内での実務として通用しているのは、理屈の上ではおかしい事態なのです。
(なお、国連の規約委員会は国民を啓蒙すべきと言ったのではなく、我々も含む司法の世界に規約に関する情報を広めるべき、と言ったということのようです。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kiyaku/pdfs/jiyu_kenkai.pdf
のCの7参照。)
つまりこれは、我々国民の代表から構成される国会で批准された条約の話ですので、決してグローバルスタンダードを外圧によって押しつけられたものでもなく、また国家から国民への押しつけでもないので、その点は誤解なきようお願いいたします。(なお、上記は憲法の通説的見解によるものであり異なる学説もあることを念のため申し添えます。)
何百という離婚事件を見ておりますと、
家族のつながりというものは、決して「姓の同一性」などというもので維持できるものではないと感じております。
基本的には、陳腐なようですが、「他への思いやり」の有無が家族を維持していくカギではないかと思います。自分とは異なる背景を持った他人をいかに受容していくことができるか。パートナーが「自分とは考え方も感じ方も同じでない、別個の独立した人格を持つ者なのだ」という認識があってこそ、思いやりというものが生まれてくるのではないかと思います。とすれば、異なる人格を持つパートナーが異なる姓を持つということは、互いに思いやりを持つというために、もしかすると有益ではあっても有害ではないのではないでしょうか。さらには、「他人の考え方の違いの受容」というのをさらに広げて、
「夫婦の数だけ家族観がある」ということを受容するとなれば、多様な選択肢を各夫婦に認める法制度が望ましい
ということにならないでしょうか。
私が議長を務める円卓会議では初めてのことですが、今回は最初から「私は賛成派」という自分のスタンスをはっきりさせてみました。NO派の方には、忸怩たる思いをさせてしまうこともあったかもしれません。この場を借りてお詫びをいたします。
早ければ来年の通常国会で審議されるという選択的夫婦別姓法案。我々国民の代表者である国会議員たちが、いかなる議論をし、いかなる結論が出されるのか注目されますね。
1週間ありがとうございました。
金野志保
弁護士 早稲田大学大学院法務研究科教授
「夫婦別姓法案に、賛成ですか?」
9年前の円卓会議。意識は変わったのでしょうか。
「離婚について知りたい法律がありますか?」
事実婚すれば不都合あり、法律婚すれば離婚が大変……
「佐々木かをりのwin-win対談 第98回 金野志保さん」
「弁護士になって世のため人のために役に立ちたい」と小学校の卒業文集に。
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