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今週のテーマ
会議番号:2822
伴侶動物は社会の一員だと思いますか?
投票結果
73
27
245票
90票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2009年10月12日より
2009年10月16日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
柴内晶子 獣医師 赤坂動物病院副院長
今日も多様な視点でのたくさんのご意見をありがとうございます。 ほんとうにこの伴侶動物のテーマはさまざ……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
ペットを通して社会を知る (ORYU・兵庫県・パートナー有・40歳)
アニマルシェルターから来た黒猫姉妹と暮らして5年になります。猫と暮らす友人が劇的に増えました。そして、友人の動物愛護活動、地域猫やTNR活動を知り、社会の中で動物と人間が共存することの問題や解決策について、色々学びました。それまでは、ペットとは単に仕草を面白がり、可愛がるだけだと思ってきましたが、社会をより深く知るきっかけになりました。
動物も人もきちんと (コギ・リン・大分県・32歳)
我が家にも犬がいますが、散歩の時に犬を通じて知り合うご近所の方と犬、以前犬を飼っていらしたご近所の方との会話、など、私自身が犬のおかげで社会に認められているように感じることも多かったりします。動物、人、ともに社会に溶け込んでいくには、きちんとしつけをし、マナーを守れる動物に育てること、飼い主自身も動物の世話を愛情をもってきちんとしている人間であること(飼い主の人間性を、動物の様子から感じる方が結構いらっしゃるように思うので)が大切であるように思えます。
伴侶動物のちから (いんこいんこ・大阪府・パートナー有・47歳)
伴侶動物には、老若男女を問わず、人々を笑顔にさせる力があると感じます。犬猫に限らず、小鳥やハムスターなども然りです。彼等には小ざかしい計算などがなく、無心な表情で人間に癒しのパワーを提供できるところが良いです。立派な社会の一員ではないでしょうか。
私は飼っていません (らは・東京都・パートナー有・32歳)
私は飼っていませんが、伴侶動物は社会の一員として扱うことができれば、捨て猫、捨て犬が減り、相続権が与えられると思います。避妊手術について、捨て猫や捨て犬を減らすための手段であることは重々承知しているつもりですが、人間の都合で行っていることだと思います。犬や猫の「里親探し」を行っている団体が多いので、ペットビジネスの影で犠牲になっている命についても考えたいです。
擬人化すべきではない。 (にゃおん。・兵庫県・パートナー有・36歳)
私はペットを家族の一員とは思っていません。猫を20年間飼っていましたが、家族の一員とは思わず動物との暮らしと考えていました。最近、動物を擬人化しているように思います。家族の一員というならばペットな基本的な世話も、コントロールもできた上で言うべき、社会の一員として認められるかどうかは、飼い主がルールやマナーを守り、地域社会、周囲の人々から受け入れられるような飼い方をすべきと考えますが、現実はそうではない飼い主が多いので一員とは思えません。
行き過ぎている (LoveAndPeace・千葉県・パートナー有・33歳)
伴侶動物っていう考え方に違和感を感じます。人間の身勝手で犬や猫のあり様を変えてしまい、本来の姿からはかからないような病気を抱えさせてしまったり。犬や猫の本来の姿を失ってしまう。これもある意味絶滅かと感じます。
3日目の円卓会議の議論は...
伴侶動物と社会の関係からその国の「民度」が推し量られる……?
今日も多様な視点でのたくさんのご意見をありがとうございます。
ほんとうにこの伴侶動物のテーマはさまざまな側面をもっていると実感します。
ORYUさんのコメントの中でTNRという言葉が出てきましたが、これは
Tは保護、Nは不妊手術、Rは元の場所に戻す
というそれぞれの英語の頭文字をとったものですね。実際にこの活動を通じて日本各地で外の猫たちがかなり減りました。
どうしてそういうことをする必要があるのか
といえば、最近の家で暮らす猫たちの寿命は多くの猫たちが13年以上を生き、20歳に手が届く猫もかなり増えてきました。しかし、外で暮らした場合、さまざまなケースがありますが、平均寿命が約2歳という短命です。時として外の猫は人間生活に害を及ぼす存在とされ、虐げられることもあります。また猫エイズの感染症も日本では10%を越える高さでもあり、交通事故で命を落とす危険性もあります。
猫は伴侶動物の代表と言われるにもかかわらず、現代社会では外で暮らし続けることは難しくなっているのです。本来人間と共に暮らし、一種の相利共生を選んできた彼らの生きる道とは違っていると感じます。それゆえに、多くの地域でこうした活動もかなり行われており、行政の単位で本格的に取り組む地域もかなり増えています。
この事は、LoveAndPeaceさんやにゃおんさん、らはさんのコメント中に含まれる伴侶動物と人との関係を本質的に問う視点とも関わってきますが、まず、
「伴侶動物」というのはそもそもどういう存在か?
という部分ですが……(こちらの過去コメントもご覧ください。「伴侶動物と暮らしてみたいですか?」
http://www.ewoman.co.jp/report_db/pages/06_071210_1.html
)
多くの野生動物の中でも人間と関わって生きていくことを(2−3万年前からと言われていますが)選んで今に至っているのが伴侶動物(主として犬と猫、うさぎ、馬など)と考えられています。ですから、
いま人間と共に生きている犬や猫には「帰るべき自然の場所」はすでにない
のです。野生で過ごす近縁種とはまったく別の種であるということです。人間には伴侶動物と言われている動物たちへの未来永劫の責任があるのです。
伴侶動物との暮らしの中で人間が守るべき3つのこととして動物への「医療」「教育」「福祉」があります。この中に動物と暮らす上で、守るべき、管理すべき、継続するべきことがらが凝集されていると言っても過言ではないでしょう。これらを忠実に実践していれば様々な問題は生じにくいはずです、しかし。今回もご指摘があるようにまだまだ、本邦では未成熟な部分があるのも現実です。
また、動物の中でも犬や猫などを
伴侶動物という存在として向き合うということは擬人化とは異なる物
です。人間の勝手な都合で人間のように扱うのではなく、現代人のあずかりしらない太古の時代から人と暮らす事ことで生き抜くという道筋を選んだ動物たちの「現実」と「変わりゆく社会」を如何にマッチングさせて生きていくか? その結果社会の一員として成立させてあげる責務が「人間」 に課せられている……のだと思いますが、実際はそのあたりの境界線が混同されやすく、実際に共に暮らしている人々の中でもまだ微妙な現状が多数あると感じます。
不妊についても、本来あるべき姿と本能を持ったままでは人間との暮らしの中で問題が生じる事も現実的に多々あるのです。かといって、犬や猫はもう野生の世界に戻すことはできない、その時点で不妊をすることで(人間と違い手術をすることで寿命は平均18ヵ月延びるというデータがあります)、さまざまな疾患の予防をし、行動面でのストレスも解消されるのです。
つまり、
伴侶動物は動物同士の生活がメインステージではなく、人間といかに快適に暮らすか?が最も重要なポイント
なのです。そこが
野生動物のあり方と伴侶動物のあり方の決定的な違い
です。しかし、実際には動物を心から愛する方もそうでない方も、ここ(野生動物と伴侶動物)はなかなか分けて考えにくくなっている部分だと思います。そうしたことを明確にお話しする機会はなかなかないので、今回はとても貴重な機会を頂いたことに感謝しています。
さて、繰り返し申し上げているように、すべて「人間次第」なのです。それだけに、ビジネス的に行われる繁殖にまつわる問題も、捨てられてしまう犬や猫の問題もすべては人間が勝手な無理な嗜好を持ったり、動物の生涯を通じた保護意識が欠如していなければ起きない問題です。人間が知識を持って意識をもって、責任を感じて「疾患予防と治療をし」「教育」を持って、良いマナーを身につけさせ、
共に暮らすことで人間も動物もより幸せになることがなにより大切な事
です。
事実
……この「共に暮らすことでより幸せになる」という事は医学的な分野でも立証もされています。多くの例がありますが、心臓発作を起こした方々を対象にしたリサーチで動物と暮らす方々の方が高率に1年後の生存率を保っている、老人や子どもが動物と触れ合っている間は血圧が安定している。 などですが、でも多くの皆さんはご自身で身をもって触れ合ったりコミュニケーションをとると理屈なく「気持ちいい」「安らぐ」など感じられた方もおられるでしょう。
先日あるフォトジャーナリストの方とお話をしました。その方は世界各国で様々な人々の暮らし動物との関わりをみておられ、
民度が高い国ほど、伴侶動物を含めた動物との折り合いかたが上手い
と思う。という感想を持っておられました。なるほど…… それは確かにわたしの体験の中でも形の違いはあるものの、ある程度比例しているかもしれない……と感じました。ちょっと角度が違いますが。
伴侶動物と人との関係、伴侶動物を社会の中で認知して、社会の一員として成り立たせられるのは人間力によるものです。その力は、ある程度「民度」つまりはその国と人間の文化成熟度の高さに関わっているという見方を、どう思われますか?
皆さんのご意見お待ちしております。
柴内晶子
獣医師 赤坂動物病院副院長
「愛犬に野菜を食べさせてますか?」
ドッグフードが広まってから、皮膚疾患やガンなどの病気になる犬が増えている
「犬と暮らすなら血統書付きが良いですか?」
そもそも、「血統書」の存在理由ってなに?
「おたくの猫、100%インドア生活してますか?」
専門家は、100%インドア生活を推奨しています
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