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今週のテーマ会議番号:2822
伴侶動物は社会の一員だと思いますか?
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
4位
【開催期間】
2009年10月12日より
2009年10月16日まで
円卓会議とは

柴内晶子
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
柴内晶子 獣医師 赤坂動物病院副院長
円卓会議議長一覧
今週も最終日ですね。皆様ありがとうございます、 ここまでの一週間で動物がお好きな方ではない方々から……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 動物病院のお嬢さん (コギ・リン・大分県・32歳)
2年前、すぐ近所に動物病院ができました。そこのお嬢さんは、まだ小学校入る前の年齢なのに、飼い犬をリードにつないで、吠えたら抱きかかえる、など、きちんと配慮して犬と遊んでおられました。私と娘が散歩の途中お会いしたのですが、娘に犬のなで方を教えてくれたりして、犬にも小さな子どもにも(ご自分も小さいのに!)愛情をもっていて、相手に合わせた愛情の示し方をしておられました。ウチの娘もこんな風になってくれたら、と思うような素敵なお嬢さんです。

yes 理解度を左右するマナー (真打ち・栃木県・パートナー無・40歳)
今日、友人宅を訪ねたが、飼い犬が私に近付いてくる時は、「〇〇だから大丈夫!」というように、飼い犬の気持ちを代弁したり、終始 配慮ある姿勢で、動物と暮らしていない私に接していた。また、今週のテーマが脳裏にあり、普段とは違うゆとりある気持ちで犬に接する事が出来た。犬も私の気持ちを汲むことができたようだ。

yes 供給側の責任は大きい (ぴーやん・愛知県・パートナー無・38歳)
ペットショップが深夜に営業、カップルがその場のかわいさで買っていく……などは「動物と暮らす」という意識がとても薄い気がします。動物はぬいぐるみではないしバーチャルゲームでもありません。かわいい、楽しい、だけではありません。散歩・えさ・病院・しつけ、手がかかることがたくさんあります。他者に迷惑をかけることもあります。供給側はそういう不便さもちゃんと伝えているでしょうか。動物を渡す前に、それらの義務をちゃんと伝え同意できる人にのみ渡す必要があると思います。

yes 社会の一員だとは思うが (雅映・兵庫県・パートナー有・46歳)
今回のテーマで、伴侶動物という考え方を知りました。高い文化の証としては、まだ人の意識がその高さに追い付いていないように感じます。コンクリートの多い都市で動物の運動力や排泄に伴う行為をどう共存させるか、ペット禁止のマンションでの伴侶動物の考え方をどうするか、など、統一して意識浸透させるべきことがたくさんあります。ピンクリボン運動などのように、もっと大きく取り上げられ、認知されていくべき大切な事柄なのではないでしょうか。

yes 飼い主次第で犬の幸せは決まる (Matsuo・東京都・パートナー無・31歳)
犬が人間社内の中で生きていくには、最低限のしつけがなされていることが必要です。吼える、噛み付く、飼い主が犬を御せないなどの場合には、「犬が悪い」と言われ、社会から排除されてしまいます。その場合、悪いのは犬ではなく飼い主ですが、「犬が悪い」ことに……。犬の本能を散歩、ドッグランでの遊びなどで満足させつつ、人間社会のルールの中で受け入れられる犬に育てるのが、飼い主の責任ではないでしょうか?

yes 社会の一員と認知します。 (AnneRose・神奈川県・パートナー有・53歳)
ただし伴侶動物と暮す方々の意識の持ち方だと思います。一緒に暮す伴侶に責任を持ってしつけ世話を出来れば、動物を社会の一員と認められると思います。私自身は犬・猫など小動物が苦手です。もし好きならもっと手放しで賛成できるのでしょう。日頃から無神経な飼い主に良い感情は持っていません。ですが、責任のきちんと取れる方々のために、社会の一員と認知します。小動物が苦手な私も努力します。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
伴侶動物の居場所をつくるのは人間の仕事
今週も最終日ですね。皆様ありがとうございます、

ここまでの一週間で動物がお好きな方ではない方々からも真摯なご意見をいただけたことを心からうれしく感じています。そうしたご意見をいただけたからこそ、「好きである」という前提があるなしに関わらず、伴侶動物の存在の社会への関わり方がよりフラットに浮き彫りにできたように思います。この部分が中々理解に難しい点でもあるので、とても貴重でした。

そしてまた、今日いただいた投稿はどれもがまさに今日本が抱えている問題点そのものです。ぴーやんさんのご指摘の事……これは常に私たちの業界の中でも日常の診療の中でも問題になる事です。深夜には子犬は母犬と兄弟姉妹犬のぬくもりに抱かれて安心して眠らなくてはいけません。犬も猫も暮らし始める前に十分な検討と家族の同意とカウンセリングが必要です。「命」そのものなのですから……

私たちも外の猫の生んだ子猫の新しい家族をみつけなくてはいけないことがありますが、そう言う場合には希望した方に十分なインタビューを行い、家族構成、居住環境とライフスタイル、経済的な条件までお聞きします。こうしたことは日本でも徐々に浸透しつつありますが。主に良心的な繁殖家ではあたりまえの事です。主として欧米の良心的な繁殖家は数十年前から動物を希望した方へのかなり厳重なインタビューを行っています。伴侶動物を求めるときに、ウィンドウで子犬や子猫をみて求める……という事を覆す事ができるのは一般の人々の厳しい目とこうした知識の社会への浸透に他なりません。

雅映さんの言われる「高い文化の証としては」という部分は残念ながらおっしゃるように、十分な成熟までは達していないと思います。昨日もお話ししたように、まだ、「途上」にあると思います、1つ例をあげると、最近都会では主に犬の屋外での排泄は「良い」 とされていません。当院でもしつけ教室を開いていますが。基本的に大型犬でもはじめから屋内での決まった場所やマテリアルでの排泄を奨励しています。というのも、家をでて、散歩の道筋での排泄は必ず他人の家の前、どこかのお店の前になってしまうからです。

マナーも環境に応じて変化してきています。それでもきちんと教育を受けた動物はそれらの問題を難なくクリアするものです。もちろん、適切な犬種を選ぶという前提があってのことですが(都会に向いたトレーニングしやすい犬種や、居住空間にあった大きさや毛の抜けない犬種など様々です)、ほんとうにピンクリボンのように一般の常識として盛り上げていく努力を日夜続ける事ですね。

Matsuoさんのおっしゃることも以前から言われていますが、犬に「無駄吠え」といういい方がされることがありますが、実際には犬には無駄吠えという行為はありません、無駄と思うのは人間の側の視点でつけられた名称であり、吠えるには必ず「理由」があるわけです、その事が理解されずに一方的に犬が悪者になる悪循環は断ち切らなくてはいけません。事実、しつけ教室は犬たちはもともと持っている犬種特異性は様々でも基本的な教育に耐えうる能力は一様に持ち合わせていますので、実は、犬のしつけ教室はその家族のための、家族が犬をインストラクトするというノウハウを学ぶ場所です。このあたりのことも多くの皆さんが気づいてくださると本当にありがたいです。

AnneRoseさんの投稿には感動しました、ご自身が苦手でおられるのにも関わらず、非常に客観的な視点で受け入れるお心持ちを持って努力してくださるというフレーズは響きました。事実、伴侶動物の存在が唯一心の支えとなっている方々も数多くおられる反面、様々な理由でストレスを感じる方々もおられるわけです。ですが、伴侶動物という特殊な立場の動物たちの居場所は人間社会の中にだけしかなく、他に行き場がありません。それだけに、社会の一員であるだけのクオリティーを作り出すのは……傍らにいる人間たちの力なのです。

いままで多くの円卓会議で議長を務めさせていただきましたが。今回は少し違った立ち位置で、とても難しいポイントのお話ができたと思います。

伴侶動物を愛するあまりにみるべき所が「みえない」のではなく、事実を前に現状の認識度をアップできれば……と思います。今週もお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

柴内晶子
獣医師 赤坂動物病院副院長
柴内晶子


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