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今週のテーマ会議番号:2841
増える国民医療費。健康保険料の値上げに賛成ですか?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
5位
【開催期間】
2009年11月09日より
2009年11月13日まで
円卓会議とは

油井香代子
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
油井香代子 医療ジャーナリスト
円卓会議議長一覧
今回もさまざまなご意見をいただき、ありがとうございました。特に、医療関係者から直接現場の声を聞くこと……
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3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 国が負担すべき。 (ぴょこん・神奈川県・パートナー有・37歳)
看護師をしています。3月まで病床数399以上の病院で働いていましたので、電子カルテの使用を経験しました。現在は病床数120で、紙のカルテを使用しています。電子カルテではもちろん、レセプトは電子カルテ上で入力をしますが、漏れを防ぐために処置伝票は紙ベースで記入していました。病床数を限定しないのであれば、電子カルテ導入には国の補助、または全額負担が必要です。民間の病院には電子カルテに投入する資金はほとんどないと思います。

yes 電子化の必要性を考える (375atDevonshire・海外カナダ・パートナー無・36歳)
電子化と一口にいってもメーカー毎にインターフェースは千差万別、特にカルテ本文記載の「使い勝手が良い」電子カルテはまずありません。私はモニターしか見ない医療者になるのはゴメンです。導入で利益を得るのは誰かという視点もお忘れなく。薬や検査のオーダーはミス防止・レセプトとの整合性の点からオーダリングシステムでの統合運用が望まれますが、医療行為の記録の透明性保持や管理の問題は手書きの紙からスキャン入力で解決可能です。現場に本当に必要なシステムとその配備を願います。

yes 医療体制にも見直しの姿勢を (しましまパンダ・東京都・パートナー無・31歳)
日本国内でうけられる医療の偏在をなくすこと、さらに医師の適正な配置、科の選択についても、そろそろ国が把握し関与せねばならないのではないかと思います。本当に必要とされている地域に、必要な医療が提供されるという前提が成り立っていなければ、度々問題となる救急医療の体制作りも進みません。受診する側にも適切な医療をうけるための正確な医療情報を知るべきだしもっと情報提供もされるべきで、特に時間外受診の利用など、改善点はあると思います。

no 今、電子化の作業中です。 (ハイジュ・山形県・パートナー無・44歳)
まだ請求が「紙媒体」です。電子化にあたって、病名をマスター登録する作業中です。使っている病名がマスターにない例があり、医師が妙に抵抗し、作業がはかどりません。厚労省が決めた病名以外は認めない方向性なんでしょうか? オンライン化の不安はセキュリティ管理です。田舎は守秘義務の感覚が希薄なので、その点が気がかりです。なお、うちの場合ですが、オンライン化に伴う費用は、報道されているほどの高額ではないようです。

no 保険料値上げに反対です (みいや・東京都・パートナー有・46歳)
医療現場で働いていますが、特定疾患以外の医療費無料があるのは反対です。どうせ無料だからといっていらない薬を処方したりいらない検査をしたりと無駄が多すぎます。1割でも取ってもっと無駄をなくせば健康保険料の値上げをしなくても十分すむと思います。

no 所得等により、一層平等な徴収を (リースリング・東京都・パートナー有・56歳)
私の周囲に、生活のため複数箇所で働き、収入を得ている人などいろいろな所得形態の人や、所得を過少申告している人などがいて、保険料免除の人もおります。病気、離婚、リストラ、様々な事情があろうかとは思いますが、その中でも本来、保険料を支払えると思われる人々のいくらかが「免除」されているようにも思えます。その分、源泉徴収者や摘要除外国民健康保険加入事業所ではきっちり事務方が処理して支払っているはずで、これらの人が今後益々負担が多くなるのも困ります。

no 診療報酬体系を先に見直すべき (ぷーちゃこ・東京都・パートナー無・44歳)
国民医療費削減を名目とする押し付け合いから脱却すべきだと思います。健康保険料の値上げによる国民への費用負担の押し付け、薬価改定による製薬産業への負担の押し付け、いずれも膨大な数の国民・産業従事者に広く負担させることで論点をぼかしていると思います。まずは医療の質をあげること。適切な診療もせず高い報酬を得ている開業医も存在する一方で、過酷な労働を背負いながら高度・緊急医療を担当する勤務医。患者の治癒に真に貢献した者が報われる診療報酬体系を構築するのが先だと思います。

no 情報をもっと開示してほしい (dokinchn・東京都・パートナー無・39歳)
確かに医療費は増えていますのでどこかの負担が大きくなっていると思いますので、我々も負担金額が増えるのは仕方がないことのように思えますが、どれだけ保険料の収入があって、どれだけ足りないのかという事や、だからどれだけ我々が負担しなければならないとか、削れるところはないのかとかそういった情報をもっと開示してほしいと思います。

no 窓口負担率を見直す (kotokogd・東京都・パートナー有・39歳)
医療機関の診療報酬をあげることの財源とは違うのですが、現在本人3割、健康保険組合7割である負担率を見直せばいいと思います。本人5割、健康保険5割にすれば、実際に医療機関を利用する人の負担は増えますが、健康保険組合の負担は減り、健康保険料を上げる必要はなくなります。必要な人は保険会社の医療保険に加入すればいいと思います。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
医療費の無駄をなくすためにも「情報公開」が不可欠
今回もさまざまなご意見をいただき、ありがとうございました。特に、医療関係者から直接現場の声を聞くことができました。ぴょこんさん、375atDevonshireさん、ハイジュさん、みいやさんからは、リアルな現場の様子が伝わってきます。

病院ではすでに電子化されているところが多く、たとえば、紙レセプトで請求されているのは23%程度です。薬局では4%程度、診療所が64%弱です。それに対して歯科では100%が紙レセプトで、最も遅れています。レセプトは病院では事務が行う業務ですから、医師は関与しません

一方、カルテは医師が書くものです。電子カルテの条件は決められていて、書き換えの履歴が残るものでないといけないことになっています。カルテは最も重要なものですから、患者の個人情報が漏れないようなセキュリティーも必要とされます。医師がパソコンの操作に煩わされないように、米国やドイツのように医師の処置や処方などを音声で記録して、それを専門の秘書が書き起こすというシステムの導入もありかなと思います。

世の中がIT社会になれば、好むと好まざるにかかわらず、医療もそうせざるを得ないわけで、電子化は時代の流れといえますね。

その他、しましまパンダさんの医療の偏在をなくすシステムづくり、ぷーちゃこさんの医療の質を上げることといったご意見、患者の立場からすれば、この点こそ重要ですね。
リースリングさん、kotokogdさんのご意見のように、保険料や患者負担の在り方も見直すべきだと思います。こういったことを私たちが考えていくための前提が、dokinchnさんの言うように情報開示です。これなくしては何も始まりませんね。

ところで、医療費は直接医療にだけ使われるのではなく、無駄な事業や建物、天下り法人の人件費にも多くが流れています。また、患者側の保険料未払いやコンビニ受診も、医療費を圧迫する一因です。このあたりも考えていく必要がありますね。

さて、今回が最後の問いかけとなります。医療費の無駄をなくすために、患者ができること、努力すべきことは何だと思いますか? 

油井香代子
医療ジャーナリスト
油井香代子


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