イー・ウーマン滝村雅晴「オヤジの味」ってありますか?

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会議番号:2919

「オヤジの味」ってありますか?

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【開催期間】
2010年03月01日より
2010年03月05日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

滝村雅晴　パパ料理研究家

昨日3月3日は、雛祭り。娘2人の父親として欠かせない行事になりました。もちろん料理つくりましたよ。子ど�……

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3日目までに届いている投稿から...

お弁当の残り物で (ペックリ・東京都・パートナー無・33歳)

私が高校生のときは、看護士の母に代わって毎日父がお弁当を作ってくれていました。お弁当箱におかずを詰めている父の横で、残りそうなおかずをつまみながら白ご飯を食べるのが、当時の私（と兄弟）の朝ご飯。父のお弁当は「焼き鮭」「出し巻き卵」が必ず入っていて、本当に美味しくて、学校でもよく自慢していました。「卵余りそう？」「この鮭の端っこ、食べていい？」などと父に話しかけながらの朝ご飯、本当に懐かしいです。

土曜のランチは (ゆっころん・東京都・パートナー有・30歳)

小学校が土曜の午前中もあった時代。土曜のお昼、お腹をすかせて学校から帰ると父がお昼を作ってくれました。チャーハン、お好み焼き、焼きそばなど凝ったものではありませんが、父が作ってくれるご飯を家族が囲んで休日の計画を立てたり、テレビで吉本新喜劇を見たり（実家は関西です）、さぁこれから週末だ！とテンションをあげるのに父の作ってくれたご飯はかけがえのない存在でした。現在単身赴任中の父、レパートリーがどんどん増えているそうで、共通の話題に料理も仲間入りしました。

勝負の日 (しましまあっこ・北海道・パートナー有・40歳)

高校時代母が入退院を繰り返していた時期、父は部活の大会の朝には必ずお餅を焼き、あずきを煮て、食卓に出してくれました。腹持ちし、パワーを出せるメニューだと。母が亡くなって、夫が実家に泊まった朝は、炊きたてのご飯と、目玉焼き、焼き魚、おみそ汁、お浸し等など……。現在は、ソバを打ち、パンを焼き、スコーンやケーキを孫のために作ってくれるお爺ちゃん。「オヤジの味」が「ジジの味」になっている今、「食」は愛情を育む大切な要素だと日々感じています。

豪華中国料理 (コギ・リン・大分県・32歳)

「豪華中国料理食べに行こう！」と父が言うときは必ず近所のラーメン屋さんに行っていました。毎回、そういう父のボケを突っ込んだり、思春期には受け流したりしながら、出かける、というエピソードをふまえ、そのラーメン屋さんの味が、「オヤジの味」ですかね。父は料理をする人ではありませんでしたが、わりとミーハーな人で「ティラミス」も「パンナコッタ」も「ナタデココ」も、初めて買ってきてくれたのは父でした。手料理ではないのですが、父と食べ物の楽しい思い出は結構あります。

オヤジの味は苦かったかも (あづまパパ・神奈川県・パートナー無・39歳)

家にいることが少ない父親だったからか「オヤジの味」で思いだせるものが少ないかも。千円/100gもする牛肉ステーキを買ってきて、家で料理を始めたことがあり、家族が複雑な気持ちになったことがありました。高い食材を買ってきたり、調味料などで変なこだわりがある「男の手料理」は、ちょっと苦手でした。

几帳面ながらもユニーク (Adelaide・山口県・パートナー無・24歳)

幼少の頃、母が入院して、父が作ってくれた料理。ハンバーグやタンシチューをよく覚えています。ハンバーグのたねには食パンを使ってあり、子どもながらに、「父ってまめだなあ」と思ったっけ。タンシチューなんて食べたこともなかったので、おそるおそる口に運びました。兄は面白がって食べていました。これは手作りのお話。一方、既製品もありました。父と一緒にスーパーでボンカレーを買う姿を同級生に見られ、ボンカレーというあだ名が付いたことも。一生懸命で効率的かつ温かいのが父の味。

パパの作った牛乳鍋 (ちょびすけ・広島県・パートナー無・42歳)

小学6年の時、両親が離婚しました。父は海外勤務の多い人であまり家に居ない人でした。忘れられない味があります。母が病気で入院した時、父は長期の休暇を取って私の世話をするために帰ってきてくれました。その時作ってくれたのがまっ白い「牛乳鍋」。たまたまテレビの料理番組で見たらしく。見たこともない白い鍋！　とってもとっても美味しかった。母親って、あまり変ったもの作らないですよね。パパのチャレンジ料理の思い出です。

	思い出なし (ｈａｐｐｙゆゆ・神奈川県・パートナー無・34歳)
確かに、一家団欒とおやじの味は密接していますね。私は父と、家でごはんを食べた記憶すらないに近く、一家団欒とは程遠い世界でした。今、私は子供をもち自分が味わう事のできなかった一家団欒を楽しみたいと日々がんばっています。今日はひな祭り。ちらし寿司一家団欒します！

子どもはオヤジの味で育ってます (meguy・広島県・パートナー無・40歳)

私自身は幼いころに両親が離婚したこともあり、父親の思い出は特に残っていません。今は自分の家庭ができ、夫と私は「できる方が炊事をする」という感じで連携しているため、子どもたちは母と父、半々の味で育っています。どっちの料理がおいしいか、子どもに尋ねては競いあうことも。私が小さい頃得られなかった「団らん」を子どもたちにはちゃんと感じてもらいたいと願っています。

まったく料理をしない父ですが (あきんぼ・東京都・43歳)

私にとってのおやじの味は蕎麦です。蕎麦が好きな父は、都内のおいしい蕎麦屋を有名、無名問わずたくさん知っていて、よく車で連れて行ってもらいました。父はテレビや雑誌の情報は気にしないので、自分で開拓した店なのですが、大人になって、メディアで取り上げられている店も多いことを知り、驚きました。息子にとってのおやじの味はケーキでしょうか。会社員の片手間でケーキ教室を開くほどの腕です。息子も、パパに受け継いだ腕でケーキを焼いてくれます。

昭和1ケタ (Kiki-0125・東京都・パートナー有・40歳)

私の父は、典型的な昭和1ケタの男子でしたので、全く家で料理はしませんでした。若い頃は自炊したこともあるそうで、母が入院した時、父が一生懸命料理してくれました。印象に残っているのは、すが入った大根を食べさせられて美味しくなかったことと、湯豆腐の時に切った豆腐をお皿に山盛りにしてしまい、下の方の豆腐が潰れていたことです。そんな父も昨夏母が亡くなり、また自炊の日々になっています。相変わらず、料理の腕前は上がっていないようですが、とりあえず事足りているようです。

4日目の円卓会議の議論は...

自分の為ではなく、家族の為につくる「オヤジの味」

昨日3月3日は、雛祭り。娘2人の父親として欠かせない行事になりました。もちろん料理つくりましたよ。子どもたちと一緒に、海鮮「ひな寿司」。トッピングが娘たちの担当です。みんなで楽しくいただきました。

さて、参加いただきました皆様の「オヤジの味」の「ある」「ない」の比率見てみましょう。

4日目で、Yes45％、No55％
若干、NOが増えましたが割合的には変わりません。

今回の投稿は、「オヤジの味」と「一家団らん」の関係についてのエピソードも多数いただけました。

家族で食べた時の料理の思い出を書いてもらうと、「匂い」とともに「話し声」まで聞こえてきますね。自分が食べる為だけにつくる料理ではなく、誰かの為につくる料理にはたくさんの「愛情」が詰まっていそうです。

それぞれのご家庭の事情で、食べる人や人数が違いますが、大切な忘れられない思い出になっていますね。貴重な投稿ありがとうございます。

パパ（男性）の特徴かもしれませんが、人に喜んでもらえることが分かると、俄然張り切ります。逆に言うと、誉められないとモチベーションが上がらず料理しなくなるかもしれません。面倒くさいですよね。あっ、僕だけかもしれませんが……。

娘たちが誕生して、家族が増えたことで料理を作りだした僕は、家族を喜ばそうと思い日々料理をつくっています。6歳と4歳の娘たちは、日々パパの料理を楽しんでくれていると思いますが、20年後どんな思い出になっているかまではわかりません。ひょっとしたら「いつも最初にブログ用の写真ばかりとって、早く食べたかったよねぇ」と言われていそうですが……。でも、きっといい思い出として残っていると信じていますし、子どもたちの成長にとって必要なコミュニケーションだと思っています。

そこで、「オヤジの味」を家族のためにつくる父親は、家族のことを思って作ってくれている料理だと思います。それは、いただいたエピソードからもよくわかります。親子の愛情表現はいろんな方法がありますが、今回は「料理」を通して何が子どもたちに伝わっていたか、今大人になった皆さんにお聞きしたいと思います。

今週僕からの最後の質問（投稿テーマ）は、Yes!　No!　ともに同じ質問です。

「オヤジの味」は、「お袋の味」のように、あったほうがいいですか？
また、今のパパたちによって、「オヤジの味」は将来子どもたちの記憶にのこりそうですか？
皆さまの体験談など交えて、その理由もお聞かせください。

たくさんの投稿お待ちしております！

滝村雅晴
パパ料理研究家


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