
安易な借金は破滅にも通じる
(トントン・兵庫・既婚)
わたしは「社内で一番お金持ち」と言われていました。なぜならそれは、自分の収入に見合った生活をし、「ブランド物は身分不相応」と思い、手は出さない。ブランドものでなくても優れた品のある品はたくさんある。しかし、音楽会、観劇、旅行と随分生活を豊かにたのしみましたが、天引き貯金のおかげでそれなりのお金は残すことができました。
ある時、同僚から10万円の借金を申し込まれた時、きっぱり断れたのは、ギャンブル好きで、お金にだらしのない姿を、日ごろから見ていたからです。今振り返っても貸さないで本当によかった、大きな悩みの火種に必ずなっていただろう、と背筋が寒くなります。凛(りん)とした生き方をしていない者には決して近づかない。近づかせない。そして、わたしは改めて、きちんと働き、少量でも蓄え続ける。平凡でもまっとうに生きてきて、本当によかったと、50代後半の今、しみじみ言えます。
情報化社会で、この飽食の周囲に流されないように歯止めをかけるのも自分のためにです。安易に借金をするのは破滅にも通じます。借りたお金は返さなければならないことを忘れているのではないでしょうか、と言いたくなるローン推奨コマーシャルの連続に負けてはなりませんよ、と申し上げたい。
どうしても必要なときは両親か親友に
(tamafish)
大金を貸すときは、その人にあげてしまうつもりで貸せ、と、親に言われことがあります。つまり、簡単に貸し借りはするな、ということだったんでしょうが。だから、人にお金を簡単に借りようという気にはなりません。が、それでも必要なときは、両親か親友に声を掛けると思います。
貸す場合の金額は……
(はるたいママ)
まだ父が現役ですので、両親にはお金を工面してもらえると思います。(理由次第でしょうが)ただ、なるべくなら、住宅ローンのように銀行から借りる以外はお金の貸し借りはなるべく控えたいものです。借りたときに絶対に忘れない自信があれば別ですが、人間ですから、どうしても忘れることもあります。貸しているときに「返して」というのも、なんとなく気兼ねして嫌な気分になります。だから、貸す場合は、最悪返ってこなくても仕方がないと思える金額しか貸しません。
親にさえ借りたくない理由
(マース)
親が貸してくれると思いますが、絶対に借りたくはありません。なるべくなら自分の力でいきたいと思います。逆に、妹は借りるというより、「親が立て替えたお金は返さなくていい」という感覚のようです。車を買うにしても、親がお金を出すのは当たり前だと思っているようです。そんな態度を見ているので、借りたくない思いが強いのかもしれません。
借りるなら金融機関ではなく
(ericcarmen・福井・パートナー有り・38歳)
親戚や姉妹にお金を借りたことは、今まで一度もありません。兄弟の貸し借りは、やはり配偶者に気を使うこともあり、絶対にできません。しかし、友人で、何がなんでもわたしに融資したいと言ってくれる人がおり、過去に一度だけ、車を購入するときに借りました。利子もいらないと言われ、そのまんまの金額をボーナスが入ったとき返しました。
現在は家のローンもなく生活でき幸せだなと思っています。でも、「いざ」というときは、金融機関ではなく、友人の中に頼れる人がいるといいですね。
その人自身の魅力や信用が大事(赤鬼ペーターミューラ)
「お金が借りられるのは、信用や魅力があるからではないか」とありますが、ビジネスの世界、特に起業するときの資本集めのときは、とても当てはまると思います。会社を立ち上げるときに、どれだけ多くの資本を集められるかは、もちろん会社の将来性の有無もありますが、その会社を運営する人自身に魅力や信用があるかどうかが、それ以上に大切だと、経験から感じています。経営者にとっては、会社からというより「出資者からお金を借りている」と考えられるのではないかと思います。
返す期日を決めて、必ず守る(マリ)
わたしは自分から借金をしないように、蓄えを持っているので、緊急でない限り、お金を借りることはまずありません。大金の場合は、やはり両親に借りますが、必ず「いつまでに返す」と決めて、いままで実行してきているので、信頼関係はできています。また、ちょっとしたお金が、どうしても足りない時は、その場で友人に借りることもありますが、すぐに返します。 わたしは性格上、借りたことは忘れないのですが、貸したことはすぐに忘れる人間なので、あとで「あれ? 貸していたっけ?」と得したような気分になることもあります。
借りたほうに負い目を感じさせる(ribeka・神奈川・パートナー有り・39歳)
理由を話せば、わたしと夫の両親は貸してくれると思います。もちろん絶対に借りることはないのですが……。貸してくれる理由は「自分の娘、または娘同様に思っているから」です。親にとって、わたしはいつまでも子どもであるという事実を、彼らに会うたびに実感し「ありがたい」と感じます。これも、わたしがある程度、人生を重ねたからでしょうね。また、貸してくれるだろう友人もいますが、絶対に借りることはないと思います。その理由は、借金は借りたほうに負い目を感じさせ、対等な人間関係を失わせると思うからです。最近、自己破産した知人に会いましたが、とても悲しみを感じました。
親は子どもにお金を貸すもの?(tokotonbo)
今までを振り返ってみても、わたしがお金を借りたのは、住宅ローンだけです。親からも一切、借りたことはありません。ただこのテーマを見て、もし、わたしにお金を貸してくれる人がいるとすれば、父親(75歳・年金暮らし)だと思います。わたしが本当に困っていれば、きっと何も言わずに貸してくれると思います。今まで一度もお金の心配をさせたことがないので、信用してくれていると思います。わたしは借りたことはありませんが、息子(28歳)には貸してばっかり。借金の後始末ばかりです。娘(22歳)も、親は子どもにお金を貸すものだと、簡単に考えているようです。
本当に困っているなら、自分のできる範囲内で(NS019970)
自分自身は、親に借りるのも本当はイヤです。わたしがそういう性格だということは、親もわかっていると思います。だからお金を借りる時がきたら、それはよっぽどのことだと心配して、貸してくれるだろうと思います。友人からお金を貸してほしいと言われたら、わたしは貸すと思います。もちろん誰にでも、というわけではなくて、1、2名に限られます。また貸す時には、お金が必要になった経緯も聞かせてもらうでしょう。はっきりものを言うわたしに「貸してくれ」と頼むのは、きっと勇気がいるだろうな。それでも頼んでくるならば、本当に困っているからだと思うので、自分のできる範囲で力になるつもりです。