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このところ、新聞などでは日本企業の業績の良さが頻繁に報道されています。また、消費態度指数(内閣府)などの統計データも好調を維持。日本の景気回復を実感する人が少しずつ増えてきているということでしょう。
一方で、原油価格の急騰によるガソリン等の値上がりや、台風などの自然災害に起因する野菜の価格高騰など、足元の物価も上昇の気配を見せ始めています。
恒常的に物価が下がる状態を「デフレ」と定義するならば、来年は「デフレが終わる年」となるのではないかと考えています。内閣府が9月に調査した「消費動向調査」でも、回答者のうち、「1年後物価は下がる」と答えた人は10%を割り込み、「変わらない=37%」、「上昇する=47.8%」という数字になっています。
株や不動産などの実物資産が値下がりを続ける「資産デフレ」については、すでに昨年、終わりを告げました。あとは、物価全体のデフレが終われば、日本は次なる繁栄の10年を迎えるのではないか……。
さて、みなさんは、長く続いたこのデフレが、来年終わると思いますか?