
経済の停滞をも招きかねない大罪(Atlanta・神奈川・パートナー有・45歳)
当然でしょう。企業倫理にもとる行為を行ったわけだから。大企業だからこそ、不正や裏切りはやってはならない、むしろ規範とならなければ。企業社会全体の不信感を招けば、誰も投資をしないし、経済の活性化や発展もあり得ない。確信犯・西武鉄道の犯した罪は大きいと思います。
ところで、エンロンやワールドコムの不正経理に端を発した米国でのサーベンズ・オックスレイ法の施行により、私の勤めている米国企業も、現在、外部監査を受けている最中です。さまざまな文書を作ったり、承認プロセスを見直したりと、現場は仕事が増えて大変だけど、それもこれも投資をしてくれる罪のない株主の信用を得るため、そしてまっとうな商売をしている会社に勤めているという自分自身の幸福のため、大切なことと思っています。
株主の意識向上も課題の1つ(morning1967・神奈川・パートナー有・37歳)
株式会社は、いわゆる「所有と経営の分離」が大前提のはずなのですが、日本の場合は、経営者に所有の意識が強いような気がします。多くの株主は株価に注目するだけで、会社の所有者という意識が低いため、仕方がないのかもしれませんが……。今回の一連の持ち株比率の虚偽表示も、株主の意識の低さから、経営陣に好き勝手させてしまったのかもしれません。以前よりも株主が行使できる権利は増えてきましたが、法制度のさらなる充実と、株主の側にも、会社を守るために権利を実行するぐらいの強い所有意識が必要になってくると思います。
上場している会社には常にチェックの目を(mcqueen・東京・パートナー有・31歳)
上場し、市場での株式公開による資金調達を行なっている会社である以上、当然のことだと思います。上場している会社については、抜き打ちチェックをしてでも、第三者が常に経営の透明性を監視すべきでしょう。
企業は株主、従業員、社会のもの(さんせい・東京・パートナー有・42歳)
西武鉄道の上場廃止は当然で、なおかつ株主は訴訟を起こすべきだと思います。マザーズに上場、との話を聞きますが、コンプライアンスとしては問題はないのか、見解の分かれるところではないでしょうか? 企業は、株主と従業員と社会のものだと、私はとらえています。
見せしめとして当然(一期一会・神奈川・パートナー無・43歳)
規則違反をすると厳しく罰せられるというこを世間に知らしめるため、上場廃止は当然です。
反省の色がまったく見えない(OGAP・茨城・パートナー無・34歳)
いままで虚偽記載を知っていて知らぬふりをしていたのだし、株主を裏切っていたのだから、当然だと思います。東京証券取引所がだめならとJASDAQに上場しようとしてるようですが、反省の色が全然見えないのが残念です。