
留学はリスクの高い投資(マリンママ・アメリカ・パートナー有・31歳)
教育は投資だと思いますが、はっきり自分の目標を定めて投資しないと無駄になってしまうことも多いのではないでしょうか? 私の場合、米国の大学に留学して卒業するのに5年間かかりました。その間にかなりの投資をしましたが、就職活動をしている際に私の専攻ではアメリカの労働ビザの申請が難しいことが分かり非常に苦労しました。卒業後にCPAの資格を取得し、何とかいまの仕事に就けました。その経験から、留学は非常にリスクの高い投資だということ、仕事に直結した資格はやはり有利だということを学びました。とはいうものの、留学時代の5年間は私のいまのアメリカ生活の基礎になっていますし、かけがえのない思い出になっています。自分の人生においては間違いなくプラスでしたが、リターンを求める投資としては成功だったと断言はできません。
やる気がないと(ぽも・東京・パートナー有・34歳)
社内留学しようと思い、英会話スクールに集中的に通いました。少なくとも70万円程度かかりました。私の英語力は確実に上昇したのですが、それでも試験に落ちました。以後、試験に落ちてしまうと勉強する気がなくなり、あっという間に英語力は元通り。仕事では、不意に海外とのやりとりや国際会議等への出席が必要となったりするのですが、しどろもどろです。リターンを得ない投資を行ったのですが、とはいえ、挑戦したことには後悔していません。後悔しているとしたら、留学しなくても仕事で英語を使う機会があるのに、投資し続けなかったことです。
収入が増える結果にはならず(ローズマリーゴールド)
教育は投資だと考えます。しかし、収入が増える成果までは上がっていません。大学院および留学を考えて準備していた時期、職業能力を身につけることを考えたこともあります。留学を考え、語学学校へお金を使った分は留学が実現した時点でリターンが始まるので、実現していない現在はリターンは0。たとえ留学から帰ってきてもそれなりの見返りがあるかは疑問。その意味では直接の収入アップにはなりませんが、留学したあるいは新しい学問知識を身に着けた自信は子どもによい影響を与え、次なる成果を生むための投資になり得ると思います。
リターンは収入ではない(いまいくん・埼玉・パートナー有・42歳)
教育が投資であるとは考えていますが、その投資に対するリターンを収入とは考えていません。まさに現在、資格取得に向けて勉強中ですが、別にその資格を取得したからと言って所得は増えませんし、それを不満に思うこともありません。あくまでも、よりレベルの高い仕事をするための自分への投資だと考えています。私は大学を出て、世間では「クリエイティブ」と言われている仕事をしていますが、中学を出てすぐに丁稚奉公に行って職人になれば良かったと思うことがあります。最終的には、収入に関係なく、自分がやりがいを持って向き合うことができる仕事をするために教育という投資をする。それで良いのでは無いでしょうか?
プライスレスのものを得ることができる(Lunetta・東京・パートナー無・29歳)
現在就業と併せて国内大学院のMBAコースに通学中です。学費は決して安くはないですし、国内でのMBAに対する意識もまだあまり高くない状況で、この“投資”のリターンはすぐに回収できないかもしれません。でも新しい知識を得るということに対する好奇心、志を同じくする仲間など、得るものはまさにプライスレスです。教育のいいところは自分の中に蓄積されていくことだと思っています。