自分で考え、自分で選び、自分で行動する。意志のある人たちが集う“場"それがイー・ウーマンです。 サイトマップお問い合わせ| english
ewoman検索: 過去のサーベイ検索
HOME CAREER@ NEWS@ MONEY&REGAL BODY@ SOCIETY@ ACTIVE LIFE@ 6ジャンルについて
>>> 旧リーダーズ/メンバーからの移行登録について
イー・ウーマンとは
参加する
円卓会議 働く人の
円卓会議
表参道カレッジ 人から学ぶ、
人と学ぶ

表参道カレッジ
国際女性ビジネス会議 国際女性
ビジネス会議
読む
winwin対談 佐々木かをりの
win-win対談


ホーム > サーベイリポートデータベース

ewomanサーベイリポートデータベース

サーベイ

2005/4/18(月) - 2005/4/22(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
4日め

テーマ教育は投資ですか?

投票結果 現在の投票結果 y82 n18 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
伊藤宏一
伊藤宏一 千葉商科大学大学院教授・CFP

教育の機能は多面的です。人間性や道徳性を身につける、教養を身につける、といった面は当然あります。しかし同時に、狭い意味での投資つまり経済的価値を生み出す無形資産の形成という側面もあるというのが私の考え……

コメントの全文を読む

これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

個人的な投資というだけではなく(Jayster・東京・パートナー無・25歳)

今秋からアメリカの大学院の後期博士課程へ進学します。奨学金の申請などは特にしていなかったのですが(research assistant, teaching assistantなどの学内アルバイトで学費をまかなえるため)、思いがけないところから奨学生に選ばれたとの通知がありました。進学予定大学の中にある、「日本学研究所」という財団が、初年度の学費の半分を負担してくれるとのこと! 「貴方の研究テーマは、アメリカにおける日本学の発展に寄与するものだと認め、それをサポートしたい」とのことでした。今回のサーベイのテーマからは少し論点がずれますが、教育とは、個人的な投資であることとは別に、大学や社会が「学問の発展のために」「知識を更改し、社会を豊かにしていくために」すべき投資でもあるような気がしています。

証明するものがないと(るぅ・沖縄・パートナー無・32歳)

留学から帰国し痛切に感じたことは、たとえ知識があっても証明する資格という形がなければ、日本社会ではどうにもならないという事実です。逆に資格さえ取得していれば実際の知識の有無は重要視されていないように感じます。その点も踏まえ今年は知識貯金をしようと年明けからさまざまな資格に向けて取り組んでいます。とはいえ勉強に身が入らず、つい先日のシスアド初級は悲惨な状態でした。この試験に限定していえば、資格取得できれば私の会社から奨励金が支給されます。しかし、お金目的だけではありません。やはり仕事に携わるにあたり、知識を高めることは自身の業務能率向上、お客様対応レベル向上に直接関わると考えています。よりよい顧客満足度提供の為と考え、また秋の受験に向けて勉強開始予定です。今後のCareer upを見越した資格取得に励みたいと思います。

社会人になり実感(さつまいもこ☆・神奈川・25歳)

勉強するのにお金と時間がかかるということが、社会人になってから身をもってわかりました。

子どもと自分の場合(willow・千葉・パートナー有・48歳)

子どもの教育費は、投資者への見返りや配当を期待しない投資で、自分の教育費は正に配当目当ての投資です。子ども達への教育費「投資」資金を稼ぐ為に、自己投資するという事があります。自戒しているのは、「こんなに投資したんだから……」と子ども達に成果を求めたり期待してはならない、という事ですね。実際、教育にはお金がかかるし、お金をかけなければ、知り得なかった事もたくさんあります。人生の可能性を広げ、豊かにするためには教育は不可欠ですから、投資は必要条件です。しかし教育に投資したから人生が豊かになるかというと、これはそう単純じゃない所が充分条件でもない。でもやっぱり、教育は投資ですよね。

NO

自己満足のため(月の猫・神奈川)

一概にNoと切り捨てるのもどうかと思いますが、大枠で見た場合、私にとって教育は投資ではありません。伊藤さんのコメントにもありましたが、投資と考えた場合そのリターンについても考えなければなりません。私にとって教育は、リターンやリスクなどとは、一線を画したところにあります。教育は究極の自己満足だと考えます。他のなにものかから見返りをもらうものではありません。仕事のスキルアップのための教育(自己学習)なども、あくまでも「自分のため」に行うものであり、それを投資と考える人もいるのかもしれませんが、私は「自分がしたいからする、自己満足のための行為」だと考えます。

子どもの教育は子どものため(mitch・東京・パートナー有・38歳)

投資、とは自分にリターンがあることをさすように思います。子どもへの教育は子どものためのもの。親がしてやりたい、と思う欲求です。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

「教育の外部性」と実力主義社会

教育の機能は多面的です。人間性や道徳性を身につける、教養を身につける、といった面は当然あります。しかし同時に、狭い意味での投資つまり経済的価値を生み出す無形資産の形成という側面もあるというのが私の考えです。

ところで教育には社会的機能もあります。自分や子どものための教育は、社会全体から見ると、国や社会が発展するための原動力の一つとみることができます。一人ひとりの教育水準が高ければ社会全体の知的水準が上がり、経済もよくなるというのが日本のような成熟社会のひとつのポイントです。つまり自分ではそうした効果は考えず、月の猫さんのように「教育は究極の自己満足」と考えていても、客観的にはそうした社会的意義があるわけです。これを経済学では「教育の外部性」と呼んでいます。

ゆとり教育の結果、基礎学力が低下したのは大問題で、教育の方向を見直していこうという最近の問題は、教育がそうした意味で公共財であることを示しています。その点でJaysterさんが言っていることは正しいと思います。国や企業が奨学金を出したりすることは、教育の外部性を認めているからですね。

さてもう一つ。るぅさんの言われる「たとえ知識があっても証明する資格という形がなければ、日本社会はどうにもならない……逆に資格さえ取得していれば実際の知識の有無は重視されていない」という点もポイントの一つです。学歴や資格はその人の能力のシグナルで、シグナルがあれば本当の実力は問われないという「教育のシグナリングモデル」という議論があります。著名大学や大学院を出たという学歴、あるいは資格があるということ自体を企業が採用の基準や給料の基準にするということです。これは、確かに今でも確かに通用している原則であると思います。でも社会全体としては「学歴から実力へ」という流れが強くなっているのではないでしょうか。企業でも採用時に人事担当者が「学歴」等をふせて、本人と面接してキャリア中心で採用を決めているところがあります。学歴や資格というシグナルで決める傾向は弱まっているのではないかと思います。肝心なのはやはりコンピテンスつまりスキルとナレッジそしてキャリアという方向だと思います。大学院も専門職大学院が出てきて、ナレッジだけでなく職業上のスキルも身につけて、実際にクオリティの高い仕事ができる職業人を育成する方向に向かっているのが、その証のひとつと思います。

伊藤宏一

伊藤宏一

千葉商科大学大学院教授・CFP

e-shop
メロンリペア メロンリペア
15万箱 突破!
抗酸化サプリメント
アクションプランナー アクション
プランナー

時間が見える大人気の手帳
ビジネス
イー・ウーマンに依頼する イー・ウーマンに
依頼する

イー・ウーマン調査 働く女性の調査
マーケティング&ブランドコミュニケーション マーケティング
ブランディング
コンサルティング

講演・研修のご依頼 講演・研修のご依頼
メディア掲載一覧 メディア掲載一覧
取材のご依頼 取材のご依頼
リンク
ワーキングウーマンの意識調査 asahi.com
私のミカタ
佐々木かをりのブログ 佐々木かをりの
ブログ

kaorisasaki twitter 佐々木かをりの
Twitter

 ©2000-2009 ewoman,Inc. 個人情報について利用規約各種お問い合わせ・お申し込み会社概要| english