
働き方や給与体系の選択肢を増やすこと(Reiko・東京・パートナー有)
年金が支給できないから65歳まで働け、という方針はわかりますが、反面、企業では年功序列で給料ばかり上がり、直接生産の少ない上にコストパフォーマンスの低い年配者の比重が重いという実態は解消していません。でも、実際には40代と同じパワーで働ける人もたくさんいます。働き方や給与体系の選択肢をもっと増やすこととセットでないと、意味がないと思います。給与体系の流動化は決してネガティブなことではなく、その人の生活形態と能力にあった選択を可能とし、高齢者をひとまとめにお荷物と考えないために必要な方策だと思います。
定年が延びても安住しない世代(イスタンブール・関東・30代・パートナー有)
以前仕事で50歳になる方々のライフプランセミナーに関わったことがあります。「これからの第2の人生を真剣に考えて見ましょう」という主旨です。現在の年配の方々は企業へ滅私奉公で働いてきた世代。他の会社へ移る・退職するということを「人生の終わり」とでもいうように悲観的に考えている方がまだまだ多いのです。そのような方々にとっては定年延長は喜ばしくすがるようなおもいがすることでしょう。でもその意識が周囲にいい影響を与えるかどうかは疑問です。私たちの世代は終身雇用とは無縁となりつつあり、常に自分でキャリアアップを図っている世代。定年が延びても安住することなく常に次の年代は何をしようかと模索しつづけていくのではないでしょうか。
意欲的なキャリアプランを(Chikako-H・朗報です。・パートナー無)
40を少し過ぎて、これからの仕事を考えた時、定年が65歳になるということで、あきらめずに資格を取ったり、方向転換したり、どんどんしていこうと意欲的になりました。65歳になった時の体力・気力がどれほどのものかわかりませんが、今から準備をしておこうと前向きです。
退職後のビジョンが見出せない人々(dianzi・パートナー有・46歳)
現在日本は経験したことのない、高齢社会に突入しています。90歳、100歳などざらにいる社会になるでしょう。しかしながら、退職した後の生活ビジョンが見出せない高齢者の方が多い、という現実があります。65歳で退職しても、先はまだまだ長いのです。働けるうちはできるだけ働いた方が、精神的、肉体的にも良いと考えます。
「その先」を支えていくためのお金(海がめ・東京・パートナー有・35歳)
最近の65歳は昔と比してとっても若くて元気なので、良いことだと思います。また長寿になっていくことも考え、60歳までしか働けないと、逆にその先の人生があまりにも長く、それを支えていくだけのお金を定年までに貯めるのも難しいと思います。60歳を過ぎた人でも、健康であればその経験を頼りに次世代の人間を育てる指導員的な立場で企業も雇い入れるようになってきていると思います。
勤め上げたいけれど……(reikot・大阪・パートナー有・34歳)
1991年に20歳で就職。当時から「定年が延びる」という話は聞いていました。正直言って、「えっ? じゃあ、私は45年も働くの? 勘弁してよ」という気持ちと、「最後まできっちり勤め上げたいなあ」という気持ちが半々です。病気で2回も休職しながら、復職させてもらいましたし、「できることなら、定年まで」とは思いますが。あと30年あるのかあと思うと非常に複雑な今日この頃です。