

被災地の救助サポート(Kylin・大阪・パートナー有・44歳)
やはり、1995年の阪神・淡路大震災後、被災地の救助サポートや、復興住宅の建設にかかわった時に一番実感がありました。大学入学以来、理科系の建築を選んだことに疑問を感じたことも一度や二度ではありませんが、「物をつくる」という仕事にかかわったことをよかったと思えるようになりました。あれから、応急危険度判定士、福祉住環境コーディネーターなど、災害・福祉介護関係の資格を取りだしたのにも影響なしとは言えません。あの時以来、年賀状のやり取りが続く縁があるのも、実感を持続するのに役立っているようです。
結局は自己満足のために働いているのか(siluku・京都・パートナー無・28歳)
わたしは「肺移植コーディネーター」という仕事をしています。職業上、仕事=社会貢献でしょうか。わたしが働く、動くことによって、1秒でも早く、脳死移植の登録ができたり、生体肺移植ができたり、ということがあり、直接、患者さまの生命にかかわってきます。そう思うと、どんなに忙しくても、自分の時間を削ってでも頑張ることが多くなります。ただ、それが評価されているかはまったく別です。患者さん、社会、はもちろんのこと、同じスタッフでさえ評価されていないように感じます。結局は、自己満足のために働いているのかな、と思うこともしばしばです。でも、やっぱり、患者さまの生命にかかわってくることなので、いつでもできる限り頑張っています。
現在、日本では移植コーディネーターという職業は確立されておらず、待遇は厳しいのが現状です。せめて、バイトに行かなくても生活ができるくらいになれば、と切実に思います。ちなみに欧米では必要性も理解され、収入もハイクラスです。
人材をコーディネート(イスタンブール・関東)
人材会社で仕事をしていたときは常に社会との接点を感じていました。仕事を求めてくる方々と人材を求めている企業とのコーディネートですが、社会の現実や個人の事情を理解できなければ、ただの受付で終わってしまいます。今の社会で、今のその方のスキルが、どう活かされるのがいいのか、その企業が社会の中でどのような位置付けなのか、考えなければいけないことは尽きませんでした。難しいことですが、何かつかめるようになると企業へ人材のご提案ができたり、個人へキャリアデザインの提案ができたりします。社会の動きと人の心を知るには、知りたいと思う気持ちが一番大切なのだと思っています。
中学生に仕事について学ぶ場を提供(ryuchan・神奈川・パートナー有・36歳)
自営業を営んでいますが、年に1、2回地元の中学生が数人、体験学習に来ています。一日わたしたちの仕事を手伝いながら学んでいく、という授業のひとつに協力させていただいています。中学生が労働によって、物を作ること、売ること、コミニュケーションの取り方を学んでもらうのですが、最初は黙って、指示待ちでボーッとしている中学生がいろいろ働いていくうちに、おもしろさを見つけていっているようです。最後は仕事をした達成感で笑顔がこぼれてきます。正直、小さい店に何人も中学生が来て働くのは手間だったりすることもあるのですが、うれしそうに仕事をしている姿を見ていると自分も頑張ろうという気になるし、それこそ社会貢献しているのが実感できてわたしたちもうれしくなります。労働することの楽しさ、苦しさ、すばらしさを少しでも学生に知ってほしくて、毎年協力しています。

どんな学問にも意義があると信じ(veronique・パートナー無・30歳)
人文科学系の研究職を目指して勉強中の身です。大学改革が進むなかで「世の中に役に立たない」学問は切り捨てられていく傾向にあります。自分の将来を不安に思いながらも、でも、一見役に立たなさそうな学問でも、何か存在意義はあると信じていたいです。
女性がはつらつと働く姿(四葉のクローバー)
担当業務は管理部門なので、直接的に社会とつながっていると実感する機会はなく、みなさんの投稿をうらやましく読みました。もちろん企業としては社会に貢献していると思いますが。しかし、働く女性への風当たりがまだまだ厳しい社会では、女性がはつらつと働くこと自体が、まずは一番の社会貢献かとも思います。これはイー・ウーマンに参加している多くの人に当てはまることですね。ただ、個人的にはこのサイト以外でも、もう少しそれが実感できればいいのに、というのも正直なところです。

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