

クライアントにアドバイスをもらいながら(Kylin・大阪・パートナー有・44歳)
住宅会社に入ってまだ間もないころ、年配のご夫婦がクライアントになったことがあります。奥さまは茶道の師範のお免状を持っておられて、当然のことながら、本格的な広い座敷と水屋を希望されました。わたしには茶道の「さ」の字の知識もありません。資料を調べたとて、各流派の特色など載っていないのです。思い切って、知識不足・経験不足を告白したところ、奥さま自身からアドバイスを受け、なんとか竣工を見ました。引き渡し後、初釜の席に招待されました。自ら設計した茶室で初釜を見る。生涯でも数少ない感激的な経験でした。
出会いを求めて仕事をしている(miyaco・兵庫・パートナー有・29歳)
むしろ出会いを求めて仕事をしている気分です。仕事柄、社外のさまざまな人とお話しする機会があります。どんな出会いからも、新しい世界を学べます。そして、できるだけハガキで手書きのお礼状を送ったり、関心を持っておられそうな新聞記事などを見たら「ご覧になりました? どう思われますか?」とメールを送ったりします。ネットワークは広げるだけでなく、維持が大切だと思うからです。わたしは阪神大震災に被災しましたが、そのときに「形にならない財産」の大切さを実感しました。人との出会い・ネットワークは、そのなかでも非常に大きなものの一つだと信じています。
人間的な相性とは違う仕事の相性(wow_wow・東京・30歳)
社外の方とお仕事をする機会が多いのですが、仕事のできる尊敬すべき人に出会うことがあります。社外の方のほうが、客観的に人物を判断できるような気がします。また、これは同僚には芽生えない感情なのですが、「この人とは一緒に仕事はしたくないけど、親友になれる」と思える出会いもありました。お互いの仕事は認めるが、一緒には働かないほうが、いい関係が築けることもあるんだと、逆に仕事を通して教えられました。普通の人間的な相性とは切り離した別のもので、仕事の相性というのがあると思います。
外部の人間関係に助けられて仕事を進めている(まりい・大阪・パートナー有・39歳)
公的な立場で、講座の企画や依頼をよく行います。講師をいろんな方にお願いしてきましたが、みなさんそれぞれプロです。講座の打ち合わせをすることだけでもかなり勉強になりました。また時々、自分でも講師をするのですが、うちの講師として出会った方に新しいクライアントを紹介してもらうなど、つながりができています。また、今行っている市民参加のプロジェクトで、市民同士のつながり、市民と行政、民間団体との現場レベルでのつながりがより深まり、お互いのネットワークでいい仕事ができつつあります。わたしの場合、内部よりも外部の人間関係に助けられて仕事を進めていることが多いし、外部の人から学ぶことのほうが多いです。
楽しく仕事をする心構え(risen・東京・パートナー無・33歳)
20代は主にPCインストラクターを行っていたので、多くの社外の方にお目にかかる機会がありました。今後もお付き合いをしていきたいなと思える方に出会うことができ、自分から連絡を取っています。また、その当時の社内の人には、忙しい時に楽しく仕事をする心構えのようなものを教えてもらったような気がします。転職後の現在の会社では、あまりにも本音と建前を露骨に出す人ばかりなので、安易に人を信用してはいけないことを学んでいる気がします。30代になり、人を見る目が少しは養われてきたんだなと前向きな考え方をしようと思っていますが。
新しいことを勉強したことが認められ(里穂・中部・パートナー無・38歳)
以前いた会社の公認会計士の方ですが、経理の仕事をしていたためお世話になっていました。サービス業のため平日休みが多く、なかなか監査の日程を調整するのが難しかったのですが、日々新しいことを勉強したことが認められ、部長が不在時にはわたしが直接スケジュール調整していました。退社するときは反対されましたが、今では何か相談できる信頼できる上司としてたまにお話しさせていただいています。
患者さんとの出会い(YYS・北海道・パートナー有・36歳)
外科医をしています。最近医療過誤の多数の報道があり、患者さんたちからの目は以前にも増して厳しいですが、患者さんたちとの出会いが、キャリアの面でも人生面でも自分を確実に成長させてくれていると感じます。病気やその後遺症を抱えながらも、自尊心と前向きな姿勢を持って生活しておられる方と、その人を支えるご家族に接すると、本当に頭が下がる思いです。病気やけがで変化した自分の人生を再び自らの足で歩いて行かれる人の姿には、常に勇気付けられ、また仕事を通じて微力でも自分がその方々の力になっていけることが、この仕事のすばらしさだと感じています。
礼儀正しさと、謙虚さを備えた人(じょるじゅさんど・パートナー有・50代)
あるプロジェクトに取り組んだときのリーダーはすばらしい方でした。頭は切れるし、初めて参加したわたしにそれとなく心得のようなものを聞かせてくださる。それが指導といったものではなく、慇懃(いんぎん)でもない。わたしを尊重し、仕事上では対等に扱ってくださる。本当に力のある人はこういう礼儀正しさと、謙虚さを備えているのだと感心しました。と同時に、仕事に対する厳しさと自分に対する厳しさは並外れていました。一流の人というのはこういう人を言うのだと、ひそかに感心してプロジェクトを終えました。忙しい一時期でしたが、そういう人と一緒に仕事ができたのは幸せでした。

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