

頭にあるものを、言葉で説明するのが不得意(ヒロニ・カリフォルニア・パートナー有・30歳)
はっきり言って、苦手です。自分で全部することが楽だと思ってきたし、そのほうが実際自分の思っていることができるので、あまり人に教えたり人を使ったりしたことがありません。職場でも、もっと教える立場になってほしいと言われるのですが、なかなか難しいです。自分の頭の中にあるものを、言葉で(しかも外国語で)説明するのが不得意なんですね。どうすればいいんだろう?
取りまとめに苦労しているが(ルネ・大阪・パートナー無・35歳)
医療系のシステムを開発するプロジェクトにいます。プロジェクトが大きくなればなるほど、人と人とのつながりが大きく影響されると思うのですが、技術を専門にしている人たちのコミュニケーションには驚くことがあります。隣や前に座っていてもメッセンジャーやメールでやり取りし、話をしないでも相手はわかってくれていると思い込んで作業をしているので、後で大きな問題になることもあります。そんな中で人に仕事を割り振ったり、任せるのは、その人をよく見ないとできないどころか、自分の仕事が増えることもままなりません。わたしは文系出身なので理解するのに時間がかかりましたが、やっと経験でわかるようになってきましたが、まだまだ自分の至らなさを実感しています。また、ある程度自分のやり方をもっている女性たちのチームでの仕事も、それぞれにプライドとこだわりがあるので、取りまとめることには非常に苦労しています。それでも、それがチームや組織としてうまく稼動するようになると一人でなしえない達成感があるように思います。
女性より男性のほうがわたしは頼みやすいことも(MIYAさん・東京・パートナー有・30歳)
転職したことがきっかけで、自分の仕事のやり方や考え方がかわった結果、苦手ではなくなったと思います。ただ自分がわかっていない知識の部分をどうしても完成させなければならない時などは、それだけ自分も精通しなければならないと思うので、その勉強が大切ですね。作業のやり方から、苦労する点まで、やってもらう人のことをわかっていないと、ただ命令するだけの人になってしまいますから(これは考えすぎでしょうか?)。その点では、女性より男性のほうがわたしは頼みやすいですね。主人には、やはり育った家庭が違うので、何でも思ったことはストレートに、必要のあることはきちんと説明してほしい、と言われています。でもやはり疲れているのを見ると、自分も疲れているのになぜか自分でやってしまい、ここ3年気がついたら、ほぼわたしが一人でやっていたということに。ときどきわたしも疲れてしまうことがあるので、気分に余裕があるときに、少しずつでも家庭のことができるように、教えこんでいかなければと思っています。
こちらの手腕が試される時(scafe・東京・パートナー有・30代)
これまでは、自分で抱えこみ仕事をおろすのは苦手でした。自分でやったほうが確実・迅速。なにかあっても自分のことだけに責任を取ればいい。でも、そんな考えから脱却しなくては、と思ったのは後輩が入ってからでした。それ以後仕事を渡すに際し、心掛けているのは、「その仕事をあなたがやる事で、どんな意味を持つか」を、簡単にでも伝えること。見た目につまらなそうな仕事だとしでも、けっして無駄ではないことを伝え、お互い少しでも有意義に受け渡しができるように。あとは、期限伝達と進捗確認。仕事は渡すときは、間違えられても自分が責任を持つ。指示の仕方が悪かったのか? 誤解を招くような表現があったのか? 任せるこちらも勉強になりますよね。4月からは、また新卒が配属になります。こちらの手腕が試される時ですね。
少しずつでもやっていけたら(知・鳥取・パートナー有・36歳)
仕事では段々と中間管理職的な職名になってきましたが、相変わらず「自分でやった方が早い」感が強いままでいます。しかし、責任ある仕事も頼まれるようになり、いつまでもこれではいけないと思うこのごろです。こんな単純作業は新人職員にさせたほうがいいと感じることも多々あります。ただ、わたしの職場では同じ仕事を何人かで手分けする方法ではありません。個々がヒラだろうが、課長補佐だろうが、ある程度その職員一人に一つの仕事を任せられます。そのため、単純に後輩に部分的であれ仕事を任せるというのも実際は難しいところです。しかし人を育てるというのは、自分にとっても相手にとっても非常に大切で、本来ならとても遣り甲斐のあることだと思います。少しずつでもやっていけたらと思っています。
仕事を任せることは自分のステップアップ(南風〜・長崎・パートナー有・36歳)
仕事を任せるときは、やりやすい環境を整えたうえで任せてみる、進捗状況を見守ってあげる、そういうわたしでありたいと思っています。初めてのことだったらわからないことがたくさんだし、間違いだって起こるはず。それに対処するのが、任せる側の仕事だと考えます。任せた当初はかえって仕事が増えることもありますが、人材育成もまた楽しいものです。長い目でみると、仕事を任せることは自分のステップアップにも大切なことだと思うのです。

結局は自分のところにも大きな収穫(とらきち・京都・パートナー有)
保育士をしています。人を育てていくのがこの仕事ですので、いかに相手に任せられるかがとても重要になってきます。それはイコール相手を信頼するということだと思います。そして、人は信頼されるとその人自身が大きく伸びていけるのですよね。人に任せることによって時間と手間はかかるかもしれませんが、結局は自分のところにも大きな収穫となって戻ってくるように思います。
わたしより技術力がついている(あは・東京・パートナー有・33歳)
全然苦手ではないです。むしろ、「お任せ」しちゃいます。新人でも。もちろんフォローはしますし、毎日チェックはします。新人でも最初から「共同作業者」として扱っちゃいますね。幸い、今まで育てた新人は「手取り足取り」よりも、任されるほうが性に合っているタイプだったようで、わたしより技術力がついている気さえしています。
「自分が責任をもつからやってみなさい」(イスタンブール・関東・30代)
20代のことはとても苦手でしたが、30代になり楽しめるようになりました。振り返ると「任せる」ことは「自分の仕事がとられる」「評価ももっていかれる」ということが怖かったんだと思います。後輩の指導を続ける中で、「任せてみた後の後輩の姿」をみることが楽しくなりました。また教える・任せることで自分自信が成長していることにも気が付いたのです。現在は「人をどう動かすか」を考えています。このように考えられるようになったのも、かつて上司に「自分が責任をもつからやってみなさい」と仕事を任された経験からです。貴重な体験をできたのだと思っています。

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