
「会社を辞めても引き続き頼みたい」という取引先の言葉(みっひ・大分・パートナー無・30歳)
SEなのですが、以前勤めていた会社を辞めるとき、お世話になっていたお取引様へご挨拶に伺った際に「会社を辞めてもうちの面倒を見てくれないかな?」と聞かれたところが何件もあります。その方々がおっしゃるには、会社の一員としてではなく私個人を信頼して仕事を下さっていたから会社が変わっても私に仕事を頼みたい、とのことでした。いまは別の会社にいますが、そのときにそうおっしゃってくださったお客様のうち何件かはいまでもお仕事をさせていただいています。(前の会社の顧客をいまの会社に持ってきてしまった形になってしまいましたので、前の会社には申しわけありませんが……。)
会社の一員としてではなく一個人として信頼していただけるというのは、とても嬉しいことであり、同時にとても責任を感じることでもあります。そして、その信頼を裏切らないよう、期待に応えられるように頑張ろうという気持ちになります。
自信がつくけれど、その分責任も重くて大変(うっこ・福岡・パートナー有・42歳)
ここ7年ほど、すべての仕事が指名によるものです。これにより、よい意味で随分自分に自信がつき、生き生きとした毎日が送れるようになりました。ただし、責任も重い。体調を崩してもほかに代わりはいないので、40度近い熱があっても出張に出たこともありました。いまは体調管理も少しうまくなりましたが、何歳くらいまで続けられるだろうと思い、知人が、ちょっとした不調でも気軽に仕事を休むのを見ると、うらやましくなることもあります。
「悪い指名」もあります(おしゃまなうさぎ・東京・パートナー無・28歳)
よい場合と悪い場合があります。もちろんよい場合は、以前にそういう仕事をしたから今回もお願いという場合です。悪い場合ですが、ほかのベテランさんに頼めない、あまりに急な仕事を頼まれたりしたとき、ほかの人が嫌がるとわかっていて私なら断わらなそうだからと回ってくる場合があります。ほかの人は手伝わない仕事を、性格上、適度に適当にができないため、つい引き受けてしまい、次も頼まれてしまうパターンです。こういう場合は指名されるのはちょっとと思うのですが。
ご指名を自分の能力アップのチャンスとする(キャメ・静岡・パートナー無・36歳)
「君に任せたい」と上司に言われ、後先考えずに引き受けてしまったことがあります。期待にこたえようと頑張っていましたが、途中から自分の能力アップのチャンスなのだと気持ちを切り替えたら、思った以上の力を発揮することができました。
社外でのよい評判が必ず連れてくるものとは……(I have a dream)
指名で仕事を受けることは、働く人間特に女性にとっては大変嬉しいことですね。ただ、社外のよい評判は、必ず社内のおやじの激しい嫉妬にあうこととカップリングでやってくるのです。一生懸命努力を重ね、犠牲にしたものも多いのに、「女が」の一言で壊されてしまうこともしばしば。男社会で生きていくことのむずかしさを感じますね。