給与は下がっても、仕事をしている喜びは何倍も!(空色・宮城・パートナー有・32歳)
私は以前、地方公務員(保育士)でした。しかし、知事の福祉に対する考え方や、時代の流れに沿って、保育士の働ける場所がどんどん減らされてしまっているのが現状となっています。事実、10年近く、新規採用の保育士は募集していません。
私が公務員になったのは、働きたいと思った児童施設が、たまたま県営だったためです。ですから、その施設が民営になってしまった以上、私が公務員でいる必要はなくなったわけです。
公務員の「安定した給与、充実した福利厚生」は、確かに魅力です。しかし、大好きな子供たちと接する事も出来ず、着慣れないスーツに身を包みパソコンの前に座る毎日は苦痛以外の何物でもなく、魅力は全くありませんでした。挙げ句の果て、「うつ病」に罹ってしまったほど。
現在、私は公務員を退職し、NPO法人運営の仕事に就いています。もちろん、大好きな子供たちが相手です。いただくお金は、普通のアルバイト以下かもしれません。公務員の時の給与とは比べ物にならないのも事実です。 しかし、仕事をしている喜びは、何倍でもあります。毎日、「楽しい」と感じています。充実した毎日です。
給料を優先した時期があったから、やりがいのある仕事に就けた(manhattan・東京・パートナー有・30歳)
現職を手に入れる為に数年間海外留学もしたので、時間もお金もかなりの投資をして20代はひたすら突っ走り、大学を出てからずっとお給料を優先していました。自分の時間とエネルギーを売る代わりに、対価を常に求めていたので、当時はお給料8:やりがい2……。ようやく自分に納得がいくようになった30代に入ってからは、仕事がダイスキ!と胸を張って言えます。お給料も前と比べて若干下がったけれど、20代の頃では考えられないほどの充足感に包まれて、日々眠りにつく生活に幸せを感じます。現在は仕事以外に無償のボランティアも2つやっています。こうなるまでには8年という歳月がかかりましたが、お給料を優先した時期があったからこそ、やりがいのある仕事に就けたのかなーって思います。でも、悲しいかな、現実、生きていくにはお金もかかるわけで、キレイ事ばかりは言ってられない……。今は、そのバランスが取れてきて、やりがい6:お給料4ですね。