
本人の仕事能力による(雑賀・50歳)
私自身としては、長く働いて来たのでそろそろ柔軟な働き方をしたいとは思いますが、いざ弊社でそのような希望の人を雇えるかは疑問です。入社試験の面接時に、休みは取りやすいかどうか質問される方が多くいらっしゃいます。こちら側としては、仕事ができるようになってから言ってほしいところですが。もちろん両者にメリットがある働き方がいいのですが、中小企業では難しい面が多く少人数で多くの仕事をこなさなくてはいけない場合、自由はやはり規制されてしまいます。職種や企業の体制、本人の仕事能力で決まってくるのではないでしょうか。特に、仕事能力によると思います。
長い「種まき期間」を経て(Crystal・海外・パートナー有・41歳)
定期的に夫の赴任国を訪問するため、仕事に柔軟性を持たせるのは必須。仕事の内容、時間帯、時間などを、その時の状況に応じて調整しています。ただ、こういう形態をとれるまでには、長い長い「種まき期間」がありました。実績と責任感の強さを武器にしないと、ただのわがまま勝手ととられてしまいかねません。
日本の勤務形態は柔軟に思えます……(plastic・海外)
私は現在海外で働いていますが、私の職場には柔軟性のかけらもありません。ボランティアなので、ここから給料など一切もらっていませんが、お休みをとることさえ渋られます。休みは日曜日と祝日のみです。在宅(集中できる環境)でできる部分があるので、せめて土曜在宅勤務を願い出ましたがダメでした。途上国なので仕方がないかもしれませんが、今の私には日本の勤務形態さえも柔軟に思えます……。
きちんと自己管理できる人なら(kazenoko・千葉・パートナー無・30歳)
柔軟に働ける環境は必要です。私の職場はフレックス制度はありませんが、有給も取りやすく、半休制度もあり、比較的柔軟な職場です。でも、柔軟性はあくまできちんと自己管理できる人だけに利用する効用があると思います。あらかじめ社内にいる必要があると分かっている時に休みをとっているなど、業務の状況を考えない利用をするような人には柔軟性は不必要です。私自身もルーズなので時間が決まっている方が効率的に仕事を進められます。
制度ができる前も、思いやってカバーし合っていた(maeko・群馬・パートナー有・37歳)
2人の子どもを持ちながら、フルタイムの共働きの公務員です。子どもを育てるという生活とうまく合うかたちでの勤務ができたら良いのに、とずっと考えています。産休、育休の制度も利用しました。私が子どもを産む頃は、少子化などが少しずつ問題になりかけていた頃だったので、育休の期間が増えるとか、育休後、職場に復帰してからも育児のための休暇が取れるようになる……とかいった変化がありました。私はそれらの制度はとても有り難いことで、ラッキーだとばかり思っていましたが、職場の先輩には、「そんなのいちいち届けなんか出さなくたって、昔だって早く帰れたのよ」といわれて目からウロコでした。制度で守られることは、ものすごい強みのような気がしますが、逆に「大変そうな人はカバーしてあげよう」というまわりの人の気持ちが失われてしまったような気がして複雑です。効率重視の社会になり、どこもかしこも余裕をもてなくなったから「制度」でも設けなければいけなかった、ということなのでしょうか。自分らしい、というか、人間らしい暮らしをするために「働き方」はとても大切な問題だと思います。
子育てのしやすい社会に(topyaya・神奈川・パートナー有・31歳)
柔軟な働き方ができる社会=子育てのしやすい社会になれば、という意見に賛成です。去年結婚したのですが、子どもを作ろうかなと思っても、社会復帰できるのかな、自分らしく働けるかな、と、現実的に迷います。転職したいと思っても、これから出産があるとしたら? と考えてしまったり。今の会社はそれなりに安定しているので、このままここにいれば問題なさそうだけど、それでいいのかなあとか。今は、めいっぱい自分だけの時間をうまく使える時期と割り切って、仕事の後ビジネススクールで勉強していますが、勉強もとても面白くていつまでもやりたくなってしまいそう! 新しいキャリアにも興味がムクムク。女性で子育てをしつつ活躍されている方のお話をたくさん聞きながら、自分もキャリアプラン&ライフプランをしっかり考えていきたいです。
環境と給料(KUDOS・千葉・パートナー有・35歳)
妻、母親、社会人として、一人何役もこなさなければならない女性。柔軟な働き方ができれば、仕事も子育てもしやすくなると思います。現在、私は、週2回出社し、週3日は在宅で働いていますが、在宅の日にはたまっていた家事をこなし、小学生の子どもの帰宅を出迎え、ゆっくり夕飯を作ることもできます。自分の仕事のために、子どもにあまり寂しい思いをさせたくありません。ただ、パートという身分なので、責任ある、やりがいのある仕事をしていても、お給料はフルタイムとは比べものになりません。女性が子育てと仕事を両立するためには、やはり柔軟な仕事環境と、仕事に見合ったお給料を受け取ることができる、そんな社会が必要だと思います。