資格へのプロセスが自信につながる

実はわたしは「一般旅行業取扱主任者」という資格を会社員時代に取得しています。旅行代理店を開設するには、必ず「一般旅行業取扱主任者」の有資格者が必要です。たまたま勤務先の会社に旅行部門があり、業務拡張にあたり有資格者が必要だったため、旅行業務未経験の社員にも資格取得を奨励していました。受験費用は自己負担でしたが、有資格者には数千円の資格手当が給与に毎月上乗せされることになってました。軽い気持ちで受験勉強を始めたのですが、かなり大変でした。

約6カ月の受験勉強期間中、通勤時間や細切れの待ち時間も参考書を離さず、用語暗記と問題集の回答に明け暮れていた気がします。自分の時間とお金（通信教育代、参考書代）を投資した分合格してやるぞ、という気持ちだったと思います。難関の資格を目指される方は、自己管理を含め数段大変な思いをされていると思います。

現在、まったく違う業種で独立しているので、直接資格が役に立っているとは言えません。ただ、資格を持っている人は、身銭を切って自分に投資をして、タイムマネジメントしながら目標に向かっていくことができる人、という証明には充分なりえます。苦労して手に入れた資格だからこそ、ビジネスで活躍していこうという自信と意欲につながっていくのではないかと思います。