
相手をわかろうとすることにつながると気付いた(mu-tan・東京・パートナー無・35歳)
この年齢になってようやく「売り込む」大切さに気づきました(私の言う「売り込む」は「評価を得る」という意味合いです)。自分ひとりで仕事をしているうちは「わかる人にはわかってもらえる」と、偉そうな気でいました。が、部下やチームを持ったとたん、それでは破綻することを実感。「私の評価が低いということはチーム全体が負を受ける。ひとりよがりではいけない」と気持ちを切り替えると、いままでわからなかった、相手の言葉が見えるようになりました。自分を売り込む=自分をわかってもらう=相手をわかろうとする。この関係にようやく気づいたところです。
気取らず自然な自分をプラスする(Sae・東京・パートナー有・38歳)
スピーチや人前で話すタイミングがあったら、ほんの少しでも、何か「自分はこんな人間です」と印象を持ってもらいたい言葉を使います。肩肘を張って売り込もうとするとかえって鼻につくことになりがちですが、直接ビジネスに関係しなくても、興味を持っているもの、関心のある話題など自然な「自分」をプラスすると、何人かはその話題に反応して面白いお話をいただくことができます。その際、ほんのちょっと間の抜けたところがあると親しく声を掛けていただけるので、あまり気取らない方がいいようです。
外見を整え、新聞と各地の名産品をチェック(リールー・北海道・パートナー有・32歳)
だれでもやっているようなことですが、まずは第一印象となる自分の外見に気を配ること。バレンタインのチョコレートと同じで、中身が最も肝心ですが、やはりラッピングや箱のデザインも重要だと思うのです。
そのほかには、自分の勤める業界だけではなく、異業種の業界の情報も得られるよう、最低新聞だけは、毎日地元新聞と日経をチェックしています。そのうち気になる記事や、情報は情報別にクリアファイルにとじて保存。これが意外と後で自分を売り込む際の道具になったりしています。
あとは、都道府県の名産品チェック! いつ、どこの出身の人と出会っても会話ができるよう、身近な話題である食の情報を集めています。後になって、その話題に出た名産品をいただいたこともあり、またそのお礼を送っているうちにつなががりができました。
社内でのコミュニケーションも大切です(有依・埼玉・パートナー有・26歳)
会社の中でよく話す努力をしています。外回りの営業でこんな人に会った、こんな話をしてきた、こんな情報があったetc。デスクとのコミュニケーションを大切にしています。信頼を得る意味もあるし、デスクワークとの連携のためにもいい方法なんです。何を考えているのか分からない人、にはならないように気をつけています。
名刺をいろいろなところに忍ばせています(Kylin・大阪・パートナー有・45歳)
建築という業界は、IT化など進んできていますが、基本的には「人縁・対面産業」です。それは社内的にも「紹介」という形で現れますが、背景でも書かれているように「売り込み」と「押付け」の区別をうまく使わないといけない難しい技術だと思います。そのための第一歩として、名刺をいろんなところに忍ばせています。名刺入はもちろん、手帳、財布、クルマのダッシュボードなどなど……。

やはり伝える努力は必要だと実感しています(harukawhite・東京)
いまはしていないので、努力しなければならないという気持ちは切に持っている。仕事に限らず、生きていく以上、常に人と接していかなければならないので、その中で家族や友人、恋人、上司などに自分を理解してもらうためには、必要不可欠な努力だと思っている。(いままでは、わりと、自分のことを何も言わなくても理解してくれるだろうと思って日々の生活を送ってきてしまっていたが、先日、大切なものを失って、改めて上記のように思いました。失ったものは大きかったけれど、自分を思い返すよい機会になったので、前向きに努力していきたいと思う。)
あえて売り込まず相手の審判にゆだねる(靖・東京・パートナー無・33歳)
あえて努力はしていません。その人が自分を見てくれればよいと考えています。審判は彼にゆだねます。しかし、新人のころは、軽い飲み会にはほとんど参加していました。私も浮かれていたと思いますが、売り込むというより「スリスリ」というような意識があり、いまはそのときを思うと恥ずかしく感じます。
自分を売り込むわけではありませんが、会議、会合、研修などの中で質疑時間のあるとき、疑義があれば質問をします。周囲はほとんどやらないので、これは売り込みかどうか判断し難いものですが。自分が必要だからやっている行為だと解釈しています。