
話をよく聞いてくれるのがよい売り込みでは(norieda)
自分が受けたよい売り込み、不快な売り込みについてですが、人ではなく物の話です。私は車を買うとき、いろいろなメーカーのディーラーに行きました。自社の車を売り込むとき、他社の車の悪いところを並べ、それにくらべ自社の車は優れているという営業マンがいましたが、この人からは、買うまいと思いました。どのメーカーの車にも長所と短所があると思います。他社の車の悪い点を挙げるより、自社の車の長所を売り込めばいいのにと思いました。これはネガティブなセールスだと思います。
私が車を買った営業マンは、まず私を車に乗せました。そして、私の話をよく聞いてくれました。私が車を選ぶときのポイントをおさえ、できるだけ私の予算に近づくよう努力してくれました。車を買ったとき、値段よりも、そのことに満足しました。
相手を知りたいという気持ちで話を聞くことから(あるす)
どこに所属しているかということは一つの判断材料にはなりますが、その人自身を知る手立てとしては十分ではありません。会社員である、部長である、どこの土地、学閥の出身であるということは話のきっかけにはなりますが、それだけのアピールというのはとてもつまらなく時に不快でもあります。私は売り込みは苦手ですが、相手のことをよく知りたいと思い話を伺うなかで、自分との接点を見つけ働きかけていくことで売り込みにかえているような気がします。
相手の喜ぶことを考える(どろまり・神奈川・パートナー無・51歳)
私の仕事は不動産業です。物件は広く公開することが義務付けられていますから、他社との差は人です。私はお客様だけではなく関りを持ったすべての方に「あの人を知っててよかった」と思われるように心がけています。もちろんどうしても我慢ならない人は避けるようにしていますが……。お客様や友人たちには、その人の喜ぶ、またはその人のためになるような情報や知識を仕入れ提供できる努力をしています。またそのための人脈も築いています。それは接待とか贈答とかいうものではなく、相手が何を望んでいるのかを見極めて示すことだと思っています。ですからお客さんが一生の友人になったり、友人がお客様や大家さんになったりしているのだと思います。仕事の上での専門的な知識はかなり勉強しているつもりですし、お金もつぎ込んでいます。私自身も周りに自分なりの知恵袋となる友人知人がいて、お互いに売り込んだり売り込まれたりしています。
売り込みで広がる仕事、人間関係(本の虫・千葉・パートナー有・33歳)
派遣社員ですが、職場で自分を売り込んでいる方だと思います。手付かずで滞っている仕事を自分から手を上げてやってみたり、忙しい人にお手伝いすることはないかと声をかけたりします。それらの仕事をきちんとこなせば、また、新しい仕事を教えてもらえます。自分を売り込むことが、仕事や人間関係の広がりにつながっていると感じます。